USB オーディオインターフェイス RME Babyface Proを買ってみました。個人所有のRMEオーディオI/Fはこれで3つめです。
参考リンク:
USB&FireWire オーディオI/F RME Fireface UCXを買ってみた
USB オーディオインターフェイス RME Digiface USBを買ってみた
RMEについては上のリンクで既に散々書きましたので割愛します。
本製品の特徴はUSB給電のみで駆動する、XLR入出力がついたオーディオI/Fと言う点です。
筆者が購入したポイントは、まずRME製品である事、USB給電で駆動する事、XLRでマイク入力がありファンタム電源が供給できる事、マイクプリ部の増幅率が60dB以上ある事、そしてデジタルボリューム制御の入力・ヘッドフォン出力がある事です。
※発売当初から機器の存在は知っていましたが、改めて音響計測用オーディオI/Fを探す、というテーマの元、本製品に決めました。(この話はいずれまとめて書きます)
RME Babyface pro
大変シンプルなデザインです。※RME ARC USBも同様のデザインです。
参考リンク:
RME ARC USBをMIDIコントローラとして扱いAbleton Live9でポン出しをする
XLR入出力は2in 2out。そしてロック機構はオスメス両方省かれています。
別途購入したUSBケーブルを使用。
XLR入出力のロック機構はオスメス両方省かれています。卓上で単体での使用を想定しており、万が一引っ張られた時にコネクタが抜ける様に設計されている様です。
付属のUSBケーブルは短いので、1.5mのL字USBケーブルを別途購入し、そちらを使う事にしました。
ヘッドフォンアウトをRCA出力として使用するにはどのレベルで送出を行えば良いかテストしている状態。
機器を購入したら、本当に仕様通りか?手持ちの計測器で測定できるだけの測定をします。
代表入出力の仕様をテプラで明記。
RME Babyface Proのデザインはシンプルすぎて、機器を前面から見た際にXLR端子がどこにあるのかが分かりづらいためにテプラで表記しました。また、入出力レベルも明記しました。
こうしたシンプルなサーフェスデザインも良いのですが、音響機器である以上、最低限の利便性は確保していただきたいですね。(たとえば別途にステッカを付ける等)
こちらが運用状態です。
50cm程度のXLRケーブル2本、Φ6.3mmステレオフォンプラグ→RCA×2、USB L字ケーブルと本体をSmaCaseに収め、これを運用状態としました。「機材とは、ケースがあって初めて運用が可能である」とはこれを書いている筆者が良く言う言葉です。
参考リンク:
デザインが共通しているRME Babyface ProとARC USB。
試しに、RME Babyface ProとUSB ARCを並べてみました。なじみますね・・・もちろん、Babyface Proの操作もARC USBから可能です。可能ですが、実際にやる人いるのでしょうか(笑)
TotalMix Fxの設定
運用を考えて、TotalMixFxの初期設定を決めました。
Smaart V.8でDAADの特性を取りました。
参考までに、Rational Acoustics Smaart V.8でXLR端子のDA・ADの特性を取りました。高域の位相が少しずれるだけで素晴らしい特性です。橙色と青のずれはASIOで計測するうちに出た値の2つの合成です。ASIOでもWDMの様な処理上での遅延が極微小ながら発生する様です。(Smaart上での設定範囲外の0.00x msecのずれが反映されている模様)
購入して、しばらく使ってみて、会社で買うならこれが一番合理性が高く、機能も十分だと感じました。