痙攣重積型(ニ相性)急性脳症により高次脳機能障害を負った息子。
現在5歳、年長さんです。
現在就活中(就学相談活動中)
息子の就学準備② 特別支援学校の説明会
放デイ見学[1]が消えてしまいました…
就学相談の判定が出たので来庁してください。
そう教育委員会から電話があって以来、まるで合格発表を待つ受験生の母のような気持ちでいました。
こちらの自治体の判定結果は「親が就学先を決めるための材料」であり、強制力はありません。
それでも胃がキリキリ痛むような気持ちで当日を迎えました。
判定は
希望の特別支援級(知的)
ではなく
特別支援学校
でした。
就学相談協議会のメンバーは
・教育委員会関係者
・学校関係者
・療育関係者
・医師
などの15人ほどで構成されていて
・就学相談の際の “近所のおばさま”(④に登場)が作成した書類
・保育園からの聞き取り
・発達検査の結果
(こちらから提出した病院実施の過去3年分の新型K式、療育手帳取得の際の田中ビネーの結果)
などをもとに判定するそうです。
支援学校を勧める理由としては…
①理解して覚えることが苦手
②周りの状況やお友達の気持ちを理解する力が弱い
③長い目で見て卒業後に自立するための支援が必要
④小学校の早いペースの中で自分のやりたいことが区切られてしまったり、ダメだよ・違う・そうじゃない、などを言われたりすることで失敗体験が増え、自信をなくしてしまうだろう
⑤発達がゆっくりでも確実に伸びていくのにそれが阻止されるのが心配
⑥ 本人の気持ちの安定や安心を考えてあげることが大切
と説明されました。
不慮の病気からの発達度合いを理解し、早くから療育を始めたことが現在の発達を促した、との意見もありました
と伺い、少しだけ自分の苦労が報われたようで涙が出そうになりました。
普通級で大丈夫!なんて判定は絶対出ないだろうし、私も普通級は望んでいなかったのですが、
ないだろうと思っていた支援学校判定に
正直
大きなショックを受けました
説明会に参加して支援学校がとても手厚い優しい世界であることを知りました。
個々の発達にそった自立を促していく仕組みが整っていて、先生たちの専門知識も豊富。
その素晴らしさを知った反面で、
まるで保育園や療育の延長のような授業風景に大きな衝撃を受けました。
(本当に失礼すぎる発言、どうかお許しください)
その場に息子がいることが想像できず、むしろ違和感さえ感じて
同じ世代の子どもとの触れ合いが息子には大切
息子には支援級があっている
そう思い、想いを就学相談の場でも伝えたのに…
なのに
支援学校か。。。
思いもよらない、いや恐れていた支援校判定に動揺しまくりで、
泣かないように空を見ながら会社に戻りました。
どんより曇っていて、寒くて今にも雨が降りそうな空。
自分の心と同じ空でした。
息子がなりたくもない難病になってしまった、あの冬の空と似ていて心が痛みました。
近いからって、時間がないからって、仕事の休憩中に行っちゃダメだった。
戻ってから食べたお弁当は喉を通らないし、気づくとキーボードを打つ手が止まっていたり、ぼんやりしてしまったり、仕事に集中できなかった。
とにかく泣かないように泣かないようにと歯を食いしばった。
コロナ禍でマスクしててよかった。
でなかったら、誰かに「どうしたの?何かあった?」って聞かれたりしたら
プツっと切れて号泣しそうだった。
マスクさん、ありがとう。
泣きたくなると聞きたくなる名曲