2019年2月に痙攣重積型急性脳症を患った息子。
先日、高次脳機能障害の状態であると主治医の口から聞くことができ、長年のモヤモヤが少し晴れた私です。
何が変わるわけではないけれど、ほんの少しだけでも前進できた感じ。
しあわせは歩いてこない だから歩いてゆくんだねー(水前寺清子♪)
さて、その息子。来春に小学生になります
娘のときは年長になってすぐ保育園で面談
(希望者のみ。特に希望しなかった)
↓
10月に就学前検診(旧居住地)
↓
2月に入学説明会(今の小学校)
でした。
入学のタイミングで転居したので、新旧それぞれの教育委員会に連絡したり、手続きをしたりはありましたが、基本受け身の体制で終わりました。
が!息子の場合そうもいきません。
息子にとって適切な教育、息子が楽しく学べる場を考えてあげなければなりません。
療育の先生から教えてもらった情報によると、こちらな自治体では
●3月、教育委員会主催の説明会
↓
●4月、保育園を通して教育委員会に就学相談を申し込む
↓
●担当が決まると6月〜12月に就学相談
(場合によって発達検査)
↓
●夏〜秋に学校見学(特別支援学校・特別支援学級)
↓
●秋に就学前検診
↓
●年明けまでに就学先決定
↓
●学校説明会
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●入学
が大まかな流れ。
年長に進級してすぐ担任の先生に就学相談をしたい旨を知らせ、その直後に保育園から軽いアンケートを受けました。
日常生活の困りごとや現時点での進学先の希望、などを聞かれました。
5月になると療育の先生から教育委員会主催の説明会のお知らせを渡されたので、即日申し込みました。
そして少し前のことになりますが、教育委員会主催の説明会に参加してきました。
午前の部、午後の部の二部構成。
私が参加した午前の部には25人くらいの親御さんがいました。
聞けた内容は正直「基礎の基礎」で、地域の差はあるもののネットで調べたら知ることができる内容でした。
●支援を必要とする子には、
①特別支援学校
②特別支援学級
③通級
がある
●特別支援学校の説明
→視覚、聴覚、肢体不自由、知的、病弱ごとに設置がある。
市内(学区内)には知的の特別支援学校が1ヶ所。
●特別支援学級の説明
→市内全ての小学校に知的クラス、自閉症・情緒クラスの設置がある。
個々により異なるが「算国のみ支援級で抜き出し、給食も含めその他の科目は普通級」が基本。
●通級の説明
→言語障害や自閉症、情緒障害、難聴、弱視、LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)の通級指導が拠点校で行われている。
…と説明を受けた上で、入学までの流れについて案内がありました。
●就学相談を希望する人は幼稚園、保育園を通して申し込む
●就学相談の結果を参考に “親が” 進学先を決める
質疑応答のときにプラスで聞けた内容がこちら。
●(市内の小学校は全て特別支援学級が設置されているそうだが)知的級・情緒級が必ず1クラスずつ設置されているのか。
人数によって知的・情緒合同クラスになることはあるのか。
→合同にはならない。どんなに人数が少なくても必ず知的・情緒クラスに分かれている。
●通級と特別支援学級の違いがよく分からない
→通級の児童はすべての科目を普通級で学習。苦手な部分を補うために通級で学ぶ。
通級で学んでいる間の普通級の授業は抜けることになるので、その分は家庭でフォローすることになる。他校からの通級する場合は送迎が必要になる。
特別支援学級は算国の抜き出し+生活支援の指導がある。この生活支援の部分が通級でやることに近い。
なので支援級の児童は通級には通えない。(同じ内容を支援級で十分学習できるため)
質問していたのは私ともう一人のお母さんだけでした…余裕あるなぁ…。
〈説明会に参加してみて〉
息子が支援を必要としているのは間違いないので、小学校で周りのお友達に刺激をもらいながら楽しく勉強できたらいいなと思っています。
なので今のところ娘と同じ学区の小学校の特別支援学級(知的クラス)を考えています。
ただ、特別支援学校は少人数で手厚い指導が受けられ、学習よりも個々に合わせた生活指導に重点が置かれているそうです。
先生もより専門的な知識を持っているところも魅力的。
ということで将来のことも踏まえ、特別支援学校の説明会にも申し込みました。
百聞は一見に如かず!まずは見学だ。