アドレス110とJAXA筑波宇宙センターのスペースドーム。バイク置き場は駐車場の一番奥にあります。
ワークマンのイージス愛用者が平日に“ノーワークマン”になって遊んできました
行き先とルートはこちら
目的地は1月30日(木)に訪れたばかりの茨城県つくば市です
しかし、目的地はほぼ同じですが、ルートは往路も復路も5日前とは異なります。
7時40分に出発し、まずは前回スルーしたJAXA筑波宇宙センター、その見学施設であるスペースドームにお邪魔しました。
スペースドームの外観と内部
茨城の観光情報誌にはまず載る場所なので土日は混雑しますが、さすがは平日の朝、超快適でした
10時ちょっと前に到着したときの他の来場者は10人に満たないくらい。
バスで団体さんが来るとどっと増えますけどね。それもなかったのはラッキーでした
国産ロケットの模型提示
人工衛星や探査機などが並ぶなかで、歴代のロケットの模型もずらり
最新のイプシロンロケットに加えて2020年に打ち上げが予定されているH3ロケットも
LE-7Aエンジン
模型から通路を挟んだ反対側にはH-IIA、H-IIBロケットの1段目エンジン。でっけえ!
LE-9エンジン
そのお隣はH3ロケットに搭載される新型エンジンの10分の1スケールモデルが展示されていました。
たしかに、解説文のとおりLE-7Aよりもシンプルな外観になっていますね。打ち上げが成功することを祈ります。
はやぶさ2の1/1模型
施設の内外で『恋する小惑星』の聖地巡礼をしつつ、気になる展示を適当に見ていたら1時間が過ぎました。
しかし、退散にはまだ早い。もうちょっと見ていこうと思っていたところに無料の解説ツアー“11時の回”開始のお知らせが入りました。
こりゃナイスタイミングと始まったばかりのツアーに途中参加しました。
はやぶさ2のミッション
ところが、11時20分になると他の参加者たちが一斉に離脱してしまいました。どうやら彼らは有料見学ツアー(500円)の参加者だったようで、集合時間の11時30分に合わせて移動された模様。
ひとり残される私、そこに解説員さん「よろしければ続けますが?」とご提案。
お、おう……「マンツーマンか」と思いながらもお願いすることにしました。
結果的には大正解 ためになるかはさておき、興味深い話をたくさん聞くことができました。
いぶきの1/1模型
そのうちの一つをご紹介しますと、人工衛星や探査機に貼られている金ピカの耐熱シート、実は光沢を放っているのが表面のシートではなく上から2枚目のアルミシートだってことご存知でしたか?
また、このシートは2枚目以降も幾重にもにアルミシートなどが重なる多重構造で、厚さは5mmほどになるそうです。
人工衛星に用いられる断熱シート
極めつけはその貼り付け方。機材への接着はロケットへの搭載前のチェックやメンテナンスがしやすいようにマジックテープ(面ファスナー)で留まっているのです!
宇宙に出てしまえば空気がないのため、そんな感じでいいんですって(笑)ちなみに、しわくちゃに貼ってあるのは破れを防ぐためだそう。
こんな感じのお話を小惑星探索機や人工衛星、有人宇宙開発、ロケットなどスペースドーム内の展示物をひととおり見学しながら聞くことができます。
総合ニュースくらいでしか宇宙開発について知らない私でも楽しめたので(ましてやマンツーマンで)おすすめですよ
産業技術総合研究所 地質標本館
そんなこんなでスペースドームには約2時間滞在していました。時刻は正午ちょっと過ぎ続いて、お隣の産業技術総合研究所に向かいます。
やって来ました地質標本館! 5日ぶり2度目の訪問です(笑)
『恋アス』のポスターが貼られた地質標本館の入口
さっそく入ろうとしたところ、入口で変化を確認。
BDとDVDの販促ポスター……産総研もアピールし始めましたね
地質標本館でもらった標本カード
今回、受付でもらった標本カードはアンモナイトでした。※前回はリチウムペグマタイト
これもコンプリートを目指している人が日本のどこかにはいるのでしょうかね。
化石標本 地質標本館にて
アンモナイトが生息していた時期と同じ年代の化石が3種類あります。これらが何の化石かお分かりでしょうか?
真ん中はなんとなく巻き貝らしさがあるためアンモナイトっぽいと思った方、正解です。では両脇はというと……
彼らもアンモナイトなんですって!
最初の発見者はさぞ驚かれたでしょうね。それとも落胆が大きかったかな?
世界最古の岩石
39億歳の岩石先輩。地球さんが46億歳ですからペーペーのころから知っている大古参ですね。
地質標本館の天井
こちらの写真は1回ロビーの吹き抜け上部を写したもの。
恋アスの作中にも出てくるモニュメントで「何だろう?」と思っていたのですが、その正体、分かります??
ヒントになるのは銀色の部分の形です。
正解はこれ。日本列島付近の震源地を先程の吊り下げた玉で表したものでした。
やっぱり東北の太平洋側が多いですねえ。それと西日本は震源が深い地震が東より多いみたい。
14時ちょっと過ぎに地質標本館を後にしました。
お、裏側にも販促ポスターが!
ふたたび訪れた国土地理院
最後はここです。国土地理院の地図と測量の科学館。
地質標本館と同じく5日ぶり、2回目
世界最古の地球儀。まだアメリカ大陸が描かれていません。
今回もお客さんはまばらでした。
地質標本館もそうですが平日とはいえ、もうちょい聖地巡礼者がいてもおかしくないと思うんですけどね。お勉強しながら無料で聖地を巡れる最高の施設なのに……もったいない。
行基図の複製
奈良時代の日本地図です。
大まかではあるものの1200年以上も前に、ここまで列島の形を把握できていたなんて驚きですよね!
地図と測量の科学館と『恋する小惑星』のコラボ展示
最後はまたコラボパネル!
あ、こっちにも5日前にはなかったポスターが追加されている(笑) さては営業さんが各施設を回りましたね? JAXAにはなかったですけど(宇宙兄弟とのコラボはやってました)、そのうちしれっと貼られていたりして。
メモ
走行距離:120km(Odo 8231→8351km)
給油量:4.26L *
燃費:54.9km/L *
*つくば往復2回分
<天候&服装>
晴れのち曇り 弱風 6~9度(2/4の最低気温は3度)
【上】発熱インナー、長袖ハイネック、電熱ベスト、プロテクター、イージス 【下】ヒートテックタイツ、レーサーパンツ、防風ジーンズ、ウォームイージーパンツ 【その他】マフラー&ネックウォーマー
<行程>
0740出発→ 0950JAXA筑波宇宙センター1220→ 1230地質標本館1400→ 1420地図と測量の科学館1550→ 1750帰宅
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