6月7日(木)10時~12時
大田区民プラザ三階和室にて 参加者12名

課題
(1)575の言葉遊び
(2)朝昼夕に太陽が見える場所

先生のお話より

575の言葉の遊びは、響きが子供でも作りやすく、新しい言葉を探して遊ぶ事が出来きます。

俳句・短歌などの「短詩」は
・みんなに分かりやすい。

・親子関係が分かりやすい。
・子供の心の育ち方を親が知る事ができる。
・発見量が多くなれば作りやすい。


みんさんも是非、会話記録から親子の文化を短詩化してみましょう。


まずチャレンジ記録を読み直し、会話からいくつか大事な言葉を選びます。

それらを参考に俳句や短歌などの「短詩」を作ってみてください。


親子の文化を伝えるのに会話記録だとひとつひとつが長いですが、短詩形化することで、読みやすく伝えやすくなります。


会話記録を短詩化するのに、

5・7・5の俳句では文字数が少なく、伝えきれない場合もあるので、

5・7・5・7・7の31音からなる短歌の方が伝えやすいのではないかと思います。

また、初めから上手には作れないと思うので、文字数にぴったり合わなくても挑戦する事が大事です。




※先生がチャレンジ記録を短詩にしてくださいました。

参考にしてください。



こわくない痛くないもう終わり

インフルエンザ注射

励ましあった三兄弟


子育てと介護疲れで

イラつく母に

オマジナイよと肩もむ娘


牛蒡の皮はしっかりむくと香りとぶ

包丁の背でこそぎとるのと

教えた筑前煮





<第54回ほほえみの会の報告>


課題①なぜだろう」の会話

② 野の花を見つけて描く

~先生のお話より~

母親が変わると親子の会話の質が変わり、その結果、子どもの観察する目が育ってきたことがわかる。

「写生」とは目で見る観察だが、それ以外にも心の写生が出てきた。

絵を描くとき以外にも丁寧に見つめることが大切。

今は、見つめなくてもよい映像がたくさんあるため、見つめるということをしなくなり、与えられた映像だけを楽しんでいる。

お母さんは赤ちゃんをあやすとき、心を込めて一生懸命見つめている。

しかし、子どもの周りにはこちらから働きかける必要のない映像がたくさんある。すると寄り添う感情が衰えてしまう。


今後ますます心の教育がおろそかになる時代がくるだろう。

そのとき子育て文化は、親達同士が磨きあわなくてはならないだろう。




<第55回ほほえみの会のお知らせ>


 6月7日木曜日  大田区民プラザ第1和室 10時~12時


課題
① 575の言葉遊び
② 朝昼夕方に太陽が見える場所



<課題について>
① 俳句 作文など
言葉のリズムを子どもと楽しむ機会をつくってみましょう。
例えば。。。
先生のご家族で作られた俳句
「春なのに首うなだれてハルジオン」
これは 野の花さがしをされている中で ヒメジオンとハルジオンの見分け方を
「首をうなだれている」というハルジオンの特徴を見つけ、俳句にしたものだそうです。


② 東西南北を子どもにどうやって教えるか。。
我が家から東西南北を探します

例えば。。。
* 洗濯物を干すのにお日様はどちらから差すか
* 日常的に窓の方向を子どもに話してみましょう
5歳以上なら 我が家のお日様はどの部屋から見られるか、それを東西南北をはっきりさせて話をする。
* 西日が出た時に西日の話をしてみるなど



記録の締め切り  5月28日月曜日深夜12時まで
絵の提出     5月26日土曜日夕方5時まで

4月24日(火) 9:30~12:00 大田区民プラザ和室にて 参加者10名


今日は、今年度の活動計画を立てました。


今年のほほえみの会は以下の日程で行います。

5月15日(火)

6月7日(木)ほほえみの会

7月2日(月)

9月20日(木)

10月16日(火)

11月12日(月)

12月3日(月)

1月21日(月)

2月8日(金)

3月5日(火)


なお1月と2月は講演会を予定しています。

詳しい内容は後日メールにてお知らせいたします。


午後は多摩川土手へお弁当を持って、野の花探しに出かけました。

幸運の七つ葉のクローバー発見!

(右写真。わかるかな?)
他にも花ダイコン、カラスノエンドウ、ヘラオオバコ、オオイヌノフグリ、

アオツゲ、などなどたくさん見つけました。

楽しいひとときでした。



テーマ(1)「手近な廃材でおもちゃを作る」(2)新芽を見つけて春を想像する(3)子どもの絵を聴く

~先生のお話しより~

(1)廃材でおもちゃを作るという工程には、いろいろな要素が含まれている。子どもは、模倣から新しいモノを作り出していくので、土台に「発見」がなければ、創造するイメージが広がっていかないものだ。また、創造したとおりに表現する技、道具を使いこなす力が身についていなければ、作りたかったものを作り上げたという達成感を得ることは難しい。その子どもの年齢や発達にあわせて、意欲を支える言葉がけや教えが必要であるが、支えすぎても親に対して依存心が強くなるので、見極めが重要。例えば3歳児と遊ぶ折り紙は、鶴などの折り方を教えずに、頂点をあわせること、辺をあわせることの2つだけを教えてあげるだけでよい。

(2)今年は例年に比べて、木々の新芽の発育が遅れている。会話のなかで子どもの気づきを誘えるとよいだろう。Wさんの息子さんとの会話のなかでは、「(去年も行った梅園の梅の花について)ママの誕生日が見頃なんて、今年は遅いよね。」

(3)子どもが絵を描いた感情がふくらむような言葉がけを意識しよう。
Nさんの娘さん(1歳10ヵ月)が描いたミカンの絵。

母「ミカン?」
子「うん」

ここで、お母さんがそのミカンを「もぐもぐ」食べる仕草をするだけで、子どもは一気にのってくる。
「あまーい」と言うか、「すっぱい」と言うかは、その親子の関係により楽しさが変わってくるだろう。

また、そのお姉ちゃんが描いた「妹が柿を食べている」絵で、子どもにかける言葉には、「おいしそう」や「色がいい」など、描かれているものだけでなく、妹への愛しい感情の表れについてをお母さんが触れてあげることが大切。

~次回の課題~

(1)「なぜだろう」の会話
年齢によって疑問の範囲は違ってくるが、「なぜだろう」の疑問を支える会話を心がける。
父親は知識を伝え、母親は生活のなかでの経験など伝えることが出来るだろう。

(2)野の花を見つけて描く
幼児は散歩時等、覚えて描く。大きい子は機会を作ることができたら写生。
花を知っていることで、小学校に入ってからの学びも支えることになるだろう。
名前がわからない野の花には、子どもと一緒に、子どもが興味を持つような名前をつけてしまおう。
よく見て花を覚えれば、あとで図鑑から調べることができる。
今まで知らなかった野の花の名を10種類くらい覚えられるといいだろう。

3月5日(月)10:00~12:00 大田区民プラザ・3階和室にて


課題

①手近な廃材でおもちゃを作る

②新芽を見つけて春を創造する

③子どもの絵を聴く



<課題について>


①手近な廃材でおもちゃを作る


ものを作る時、手と知恵を使います。


過程より出来上がった姿だけを見て評価(喜ぶ)する親が増えたのと、

短い時間で完成させなければならないために、

学校や園の工作ではセット教材を使うことが多くなりました。

そうすると皆がある程度のレベルになります。


しかし、本来は作るプロセスが大切です。


手を動かし、創意工夫するという活動を幼児期に大切にしましょう。

学校で短時間で作ったおもちゃでは長くは遊ばないでしょう。

幼児期に自分で作ったおもちゃで遊んだ経験がないと生活力は育ちません。



②新芽を見つけて春を想像する


新芽は、小さいからこそ子どもが寄っていきます。

新芽を見つけてどんな話ができるでしょうか。




記録の締め切り : 2月26日(日)深夜12時まで

絵の提出     : 2月24日(金)夕方5時まで

 





2月14日(火)10:00~12:00 

プライムハイツ千鳥第1集会場にて 参加者11名


課題

①おかしな遊び おかしな発想

②しっかり家族評価

③子どもの絵を聴く



~先生のお話より~


学校で学べないことを家族から学んでいますか?


学校では人間評価が知的評価に偏りすぎているので、家族ではそうでないものを評価することが大切です。


今の子育て支援には、子育て文化支援という側面が欠けています。


多くの親が、絵本やおもちゃなどの文化財に信頼を置いて、そういったものを渡すことには熱心です。

一方、自分の生活文化には確信が持てないでいます。

しかし、既成のものをいくら渡しても、それは人様の文化であって、自分の文化ではありません。


生活文化とは洗練されていないからこそ価値があるのです。


「我が家では、お金で買えないどんなものを渡すのか?」


生活文化を子どもに伝えれば、その子がまた孫に伝えるでしょう。


生活文化を伝えるということがとても大切なのです。



2月14日(火)10:00~12:00

会場未定


課題

①おかしな遊び おかしな発想

②しっかり家族評価

③子どもの絵を聴く


~課題について~

①おかしな遊び おかしな発想


遊びとは、(家族に)迷惑をかけない範囲の中で、ルールからはずれ、自由にやることです。

なぜ子どもはおかしな遊びをするのでしょうか?


それは規制が多い現実の生活では満足できなくなって、

そこから抜け出るため、今よりもっと良いものをつくりだそうとするからです。

だから、遊びには、現実に対する批判があります。

おかしな遊びは、創意力です。

本来遊びは、おかしなもの、勝手気ままなものだったのです。


今、抽象的なおもちゃが減って、具体的なおもちゃが増えています。

具体的なおもちゃに囲まれていると自由な発送ができにくくなります。

例えば、ままごとをする時、パンならパンのおもちゃがないと遊べず、

別のもの(例えば積み木)をパンに見立てることができません。

そこにあるおもちゃを生かした遊びしかできなくなるのです。

こうして、おかしな遊びをする力がなくなってきているのです。


イスをひっくり返して遊んでいる子に対して、どう言いますか?

「イスで遊んじゃだめ!」と言うか、

「おもしろいことを考えたね。でも遊び終わったら、片付けてね。」と言うか。


親がどう声かけするのかで、子どもの遊び力が違ってきます。




②しっかり家族評価


年度末の通信簿をもらう時期が近づきました。

親は学校の評価が最も大切であるかのように考えがちで、子どももとても気にします。

しかし、通信簿は人間評価のごく一部でしかありません。

学校の評価は学校の評価、社会の評価は社会の評価、家族の評価は家族の評価です。

学校には通信簿がありますが、我が家はどういう形で家族評価をするのか。

絵を額縁に入れ大切に扱うように、言葉(家族評価)をどう伝えるか、考えてみてください。





※記録の締め切りと会場については、メールでお知らせします。




1月23日(月)10:00~12:00 

大田区民プラザ・和室にて  参加者12名


課題 

①落ち葉の音 落ち葉が舞う姿 押し葉作り

②言葉のリボン

③子どもの絵を聴く


~参加者の記録と先生のお話より~

①落ち葉の音 落ち葉が舞う姿 押し葉作り

●犬との散歩の時、落ち葉を踏んでみると、踏む人の重さによって音が違うことを発見したHちゃん。

「(自分と犬とお母さんでは、)重さが違うから、葉っぱの音が違うよ。おもしろいね。」

「本当だ。音が違うね。」とお母さんも一緒になって楽しみました。


このような遊びができるのは、五感が磨かれている証拠です。



●また、お父さんの言葉がけから、楽しい発想が広がった家族の記録もありました。

「ほら、こんなふうに葉っぱを3枚くっつけると、丸くなるよ。」

この一言で、子どものファンタジーが広がり、落ち葉を目で見て、音を聞いて、触って楽しむ温かい時間が持てたようです。



●落ち葉で見立て遊びをしてみましょう。

落ち葉は単純な形です。

その単純な形からそれ以外のものをイメージしてほしいものです。

2つか3つの落ち葉で何か考え付くでしょうか。

それが思考力です。




②言葉のリボン

●クリスマスより、お正月に特別な言葉を贈った人が多かったようです。


1年の中で、一度や二度は親だからこそ渡せる言葉を渡しましょう。

家族だからこそ言ってくれたんだなぁという言葉を渡すことが大切です。

抽象的な言葉だけでなく、具体的な言葉を使ってみましょう。

また、いい言葉に出会ったら、心で反復する、メモするなどして蓄積し、

チャンスがあればそれを子どもに手渡す(伝える)とよいですね。

目で見えること、文字で読んだこと(例えば通信簿など)だけで、子どもを評価しないことが大切です。

これは次回の課題「しっかり家族評価」につながります。










1月23日(月)10:00~12:00 大田区民プラザ・和室(3階)にて


課題 


①落ち葉の音 落ち葉が舞う姿 押し葉作り

②言葉のリボン

③子どもの絵を聴く


<課題について>

①風の強いは、大きめの落ち葉なら音がするので、その音も聞いてみてください。


②クリスマスの季節です。

 品物を贈っても、気持ちが通じないこともあります。

 贈り物にリボンをつけるように、言葉にもリボンをつけて贈りましょう。

 紙に書いてみるのも良いかもしれません。

 紙に書く場合は、少し厚紙の方が良いでしょう。



※課題の締め切りについては、メールでご連絡します。

12月6日(火)10:00~12:00 プライムハイツ千鳥・第1集会場にて 参加者14名


課題

①からだや心を労わる

②生活道具のことを考える … 形・機能・使い方・修理など

③子どもの絵を聴く



<先生のお話より>

80年代から子どもたちが「見立て遊び」ができなくなりました。

つまり、抽象的な形を見て何かをイメージすることができなくなっているのです。


それは、リアルなおもちゃが増えたことが大きく影響しています。

おもちゃは、目立って刺激が強い方が売れるからです。

例えば積み木に関していえば、子どものことを考えると、なるべく少ない数で、いろいろな形にできるものが理想なのですが、そういったものは商売になりません。

昔は積み木で見立て遊びをしていましたが、今は積み木は造形遊びのおもちゃとなりました。


たくさん並べたどんぐりを見て、「これはゾウさん、これはウサギさん」などと言って遊べるような自由な発想ができる子どもが今、どれくらいいるでしょうか?


そこで、今回6、7種類の形に切ったの折り紙を使って見立て遊びをしてみました。

是非お子さんともやってみてください。


ほほえみの会