テーマ(1)「手近な廃材でおもちゃを作る」(2)新芽を見つけて春を想像する(3)子どもの絵を聴く
~先生のお話しより~
(1)廃材でおもちゃを作るという工程には、いろいろな要素が含まれている。子どもは、模倣から新しいモノを作り出していくので、土台に「発見」がなければ、創造するイメージが広がっていかないものだ。また、創造したとおりに表現する技、道具を使いこなす力が身についていなければ、作りたかったものを作り上げたという達成感を得ることは難しい。その子どもの年齢や発達にあわせて、意欲を支える言葉がけや教えが必要であるが、支えすぎても親に対して依存心が強くなるので、見極めが重要。例えば3歳児と遊ぶ折り紙は、鶴などの折り方を教えずに、頂点をあわせること、辺をあわせることの2つだけを教えてあげるだけでよい。
(2)今年は例年に比べて、木々の新芽の発育が遅れている。会話のなかで子どもの気づきを誘えるとよいだろう。Wさんの息子さんとの会話のなかでは、「(去年も行った梅園の梅の花について)ママの誕生日が見頃なんて、今年は遅いよね。」
(3)子どもが絵を描いた感情がふくらむような言葉がけを意識しよう。
Nさんの娘さん(1歳10ヵ月)が描いたミカンの絵。
母「ミカン?」
子「うん」
ここで、お母さんがそのミカンを「もぐもぐ」食べる仕草をするだけで、子どもは一気にのってくる。
「あまーい」と言うか、「すっぱい」と言うかは、その親子の関係により楽しさが変わってくるだろう。
また、そのお姉ちゃんが描いた「妹が柿を食べている」絵で、子どもにかける言葉には、「おいしそう」や「色がいい」など、描かれているものだけでなく、妹への愛しい感情の表れについてをお母さんが触れてあげることが大切。
~次回の課題~
(1)「なぜだろう」の会話
年齢によって疑問の範囲は違ってくるが、「なぜだろう」の疑問を支える会話を心がける。
父親は知識を伝え、母親は生活のなかでの経験など伝えることが出来るだろう。
(2)野の花を見つけて描く
幼児は散歩時等、覚えて描く。大きい子は機会を作ることができたら写生。
花を知っていることで、小学校に入ってからの学びも支えることになるだろう。
名前がわからない野の花には、子どもと一緒に、子どもが興味を持つような名前をつけてしまおう。
よく見て花を覚えれば、あとで図鑑から調べることができる。
今まで知らなかった野の花の名を10種類くらい覚えられるといいだろう。
~先生のお話しより~
(1)廃材でおもちゃを作るという工程には、いろいろな要素が含まれている。子どもは、模倣から新しいモノを作り出していくので、土台に「発見」がなければ、創造するイメージが広がっていかないものだ。また、創造したとおりに表現する技、道具を使いこなす力が身についていなければ、作りたかったものを作り上げたという達成感を得ることは難しい。その子どもの年齢や発達にあわせて、意欲を支える言葉がけや教えが必要であるが、支えすぎても親に対して依存心が強くなるので、見極めが重要。例えば3歳児と遊ぶ折り紙は、鶴などの折り方を教えずに、頂点をあわせること、辺をあわせることの2つだけを教えてあげるだけでよい。
(2)今年は例年に比べて、木々の新芽の発育が遅れている。会話のなかで子どもの気づきを誘えるとよいだろう。Wさんの息子さんとの会話のなかでは、「(去年も行った梅園の梅の花について)ママの誕生日が見頃なんて、今年は遅いよね。」
(3)子どもが絵を描いた感情がふくらむような言葉がけを意識しよう。
Nさんの娘さん(1歳10ヵ月)が描いたミカンの絵。
母「ミカン?」
子「うん」
ここで、お母さんがそのミカンを「もぐもぐ」食べる仕草をするだけで、子どもは一気にのってくる。
「あまーい」と言うか、「すっぱい」と言うかは、その親子の関係により楽しさが変わってくるだろう。
また、そのお姉ちゃんが描いた「妹が柿を食べている」絵で、子どもにかける言葉には、「おいしそう」や「色がいい」など、描かれているものだけでなく、妹への愛しい感情の表れについてをお母さんが触れてあげることが大切。
~次回の課題~
(1)「なぜだろう」の会話
年齢によって疑問の範囲は違ってくるが、「なぜだろう」の疑問を支える会話を心がける。
父親は知識を伝え、母親は生活のなかでの経験など伝えることが出来るだろう。
(2)野の花を見つけて描く
幼児は散歩時等、覚えて描く。大きい子は機会を作ることができたら写生。
花を知っていることで、小学校に入ってからの学びも支えることになるだろう。
名前がわからない野の花には、子どもと一緒に、子どもが興味を持つような名前をつけてしまおう。
よく見て花を覚えれば、あとで図鑑から調べることができる。
今まで知らなかった野の花の名を10種類くらい覚えられるといいだろう。