真夏の猛暑の中でのウェイトトレーニング、そして健康管理 | Kunstmarkt von Heinrich Gustav  

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ドイツの首都Berlin、Brandenburg州及び比叡山延暦寺、徳島県鳴門市の公認の芸術家(画家) Heinrich Gustav(奥山実秋)の書き記した論文、随筆、格言集。

「地球温暖化現象」が深刻な環境問題として取り上げられて以来、毎年恒例の事だが今年も7月半ばの梅雨明け以来、凄まじき猛暑が日本列島に襲来している。
総務省消防庁報告データによると、全国で6月から9月の期間に熱中症で病院へ搬送された人数は、2010年以降大き く増加し、特に非常に暑い夏となった2018年には9万2710人、2019年に6万6869人、2020年に6万4869人と言う統計が出ている。
今年2023年の最近の同じ統計を見ると、6月27日~7月3日に4629人、7月4日~7月9日に3964人、7月10日~7月16日に8189人、7月17日~7月23日に9190人が「熱中症」で病院へ搬送されている。
詰まり4週間で計2万5972人が「熱中症」の被害を受けているのである!
毎年、消防庁や各自治体、そしてマスメディアでも「熱中症」への注意を促してはいるが、此の被害は一向に減少する様子は無い。
本日7月29日も、日本列島は高気圧に覆われて全国的に晴れ、午前中から強い日差しによって気温は上昇し、午前11時の時点で各地で36℃を超え、午後には更に上昇し、日中気温が40℃近くに迫る猛暑が続いている。
7月25日~29日までに全国の最高気温が5日連続で39℃以上となっている。
最早ここまで来ると、毎年恒例の「自然災害」と言っても過言ではない。
(同ブログの記事『熱中症予防とダイエットそして生活習慣病の予防の為に』参照)

 

個人的な事を書くと、余はウェイトトレーニング、格闘技等の練習を週5日のペースで続けて今年で通算38年になる。
いつもの如く「自画自賛」する様だが、「よくぞ斯(か)くも長きに渡ってウェイトトレーニングを続けて来たものだ!」と我ながら感心している。
ドイツでの芸術大学時代(1991~95年)には芸大と同市内にある医学大学でも「特別受講生」として「解剖学」と「心理学」を学んでいたので、自分と家族の健康に人一倍配慮している。
田舎にある我がボロ別荘では、実家のある街中よりは風通しが良く、気温が4℃ないし5℃低いものの、ウェイトトレーニングに服を着用してでは、大量の汗をかくのでとても耐えられない。
故に短い水着とリストバンドだけを着用して運動をしている次第である。
通常は上記の田舎にある別荘でウェイトトレーニングをしているのだが、今年は1月に老朽化しきった当別荘(1957年建造)を新築の為に解体している。

故に友人に軽四トラックで我が館(実家)にトレーニングマシーン(2台)其の他のトレーニング器具を移設してもらい、4月初め以来、大広間(14畳)にて行っている次第である。

通常なら実家から6km離れた別荘に自転車で行って、少し雑用をしてからウェイトトレーニングを始める。 

自転車で15分程走るのはトレーニング前の準備体操になっているので、直ちにトレーニングを始めるのでは、どうも拍子抜けした気持ちになるのである。 

 

其れ故に余は自転車で館(実家)から別荘の丁度中間点(3km)に位置する郵便局の前をUターン、即ち往復6km走って実家に帰ってからウェイトトレーニングを開始するのである。 

本来なら安全の為、高温の中で激しい運動は慎まなければならないのだが、余はトレーニングをする大広間ではエアコンで冷房をせずに行っている。 

何故なら今まで38年間、別荘では1度も冷房をせずに行って来たからである。 

と言うのも別荘の有る田舎では実家のある町のど真ん中よりも気温が4~5℃程低いし、風通しも良いので問題は無い。 

其れでも極端に暑い時にはトレーニングの合間に浴室で水を浴びる様にしている。 

とは言えトレーニングの時間帯(午後6:00~8:30)でも室内温度が近頃では30℃以上あるので、トレーニングの1セットの合間の度にエアコンで除湿をした隣の居間に移って小休止している。 

いつもなら調度品の殆ど無い別荘で集中してトレーニングをしているのだが、我が館(実家)には地方の美術館を凌ぐ程の大量の美術工芸品のコレクションがあるし、而もトレーニングの合間にテレビを見ているので集中出来ないのではないかと思えるのだが、何故か不思議な事にトレーニングには十分に集中出来ているし、其れどころか別荘でトレーニングをしている時以上に時間に正確に行えているのである。(正直此れには余自身でも感心している。)

 

5月~6月にかけてはついつい夜更かしをする日が多かった為、睡眠不足が原因でトレーニングをする時間になっても眠気が残っていたり、軽い神経痛や眩暈があったり、気分が優れない事もあった。
流石に此の年になると夜更かしは日常生活にも悪影響なのである。

(言い訳をする様だが)絵を描いているとどうしても就寝時間が遅くなってしまい(午前2時)、其の分だけ起床時間も遅くなってしまう(午前9時)のである。

7月になって以来夜更かしを辞めた御蔭で、猛暑の日々が続いても健康状態は良好である。
医学的理論では所謂REM(Rapid eye movement)Phase と呼ばれる午後10時から午前2時までの4時間が最も熟睡できる時間帯なのである。
故に此の時間帯に睡眠を取れば、6時間以内の睡眠でも十分なのである。
俗に「早寝早起き」が良いと言われるのは其の為である。
余は医学知識を元に健康管理をほぼ完璧にしているつもりではあるが、「遅寝遅起き」が唯一の欠点なのである。

 

余にとっては芸術制作、研究及び活動は信念と生き甲斐を持って行っている事なので、其れに関して嫌気もストレスも感じる事は無いのである。
制作途中で厳しいと感じる事はあっても、其の分だけ作品を完成した時の満足感と充実感は大変な物である!(作品の完成度には成程今でも満足しているが、最近は以前より集中力が幾らか落ちている。)
ウェイトトレーニングに於いても同様で、激しい運動をしたからと言って報酬がある訳でもないし、ただ好きでしょうがないからこそ続けられるのである。
又、スポーツの継続によって栄養を正しく摂取する事や規則正しい生活も常に意識して続けられるし、其の上此れだけ厳格な鍛錬を積んでおけば、自分の肉体、精神共に絶対的な自信が持てるのである。
正にラテン語の諺”ANIMA SANA IN CORPVS SANVS”(健全な精神は健全な肉体に宿る)の如くである。
長年に渡るレーニング及び大学等で学んでいた医学知識の御陰で、脳年齢は4種類のチェックテストを受けた結果は平均25歳であるし、視力も両眼1.5あるし、毛髪も同世代の女性よりも本数が多いし、今だに身長173cmでスリーサイズはB:105、W:68、H:93(cm)、上腕周り:37cmを維持している。

(同ブログの記事『久方振りにウェイトトレーニングに復帰した事、及び我が容姿について』並びに『100m走への我が思い出、そして我が心の2つの大きな支え』参照)

 

高温の時に仕事ないしはスポーツ等の運動をしていると筋肉(特に下半身)の痙攣が起きる人がいると言う報告を聞く事がある。

其の原因は、大量の汗をかく事によって体内の塩分(NaCl2)が放出されて、筋肉内の塩分が不足する為である。 

其の上、水分を大量に摂取すると体内の塩分が薄くなるので、運動中の水分摂取は過度にならない様に気を付けなければならない。 

故に余はトレーニング中には水分を補給せず、其れを終了させた直後にする様にしている。 

テレビのニュース、特別番組等でも熱中症対策として「水分補給を十分にして下さい。」と呼びかけているが、飲み物なら何でも飲めば良いと云うのではない。 

「民間療法」で夏バテ予防に効果のある食物として、卵、豆腐、葡萄、枝豆、トマト、西瓜、南瓜、柑橘類、鶏肉、豚肉、牛肉、鰻、等が言い伝えられているし、飲み物としては麦茶も良いと言われているが、実際の処、牛乳は更に効果的なのである。 

牛乳はアミノ酸の形成に優れた良質のタンパク質、乳化脂肪、乳糖、炭水化物、ビタミンA、B2、カリウム、カルシウム、リンを豊富に含む、栄養のバランスの取れた飲料である。 

故に余は毎回トレーニングを終えた後、黒豆ココア牛乳蜂蜜を入れて飲んでいる。
因みに蜂蜜は、ビタミンB1、B2、B6、C、K、アミノ酸、酵素、葉酸、ニコチン酸、パントテン酸、ビオチン、ミネラル類のカリウムを多く含む他、ナトリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・亜鉛・鉄・銅・マンガン等の多種多様の栄養素を豊富に含む、非常に栄養価の高い健康食品である。
又、蜂蜜のカロリーを砂糖と同じ量100gで比較すると、上白糖が384kcalであるのに対し、蜂蜜は294kcalとより少ない。
蜂蜜の主成分はブドウ糖と果糖で、これ等は構造が単純な糖類なので、体内に入れば短時間で腸壁から吸収されて血管に伝わり、胃腸に負担を掛けずに栄養分となる。
此の様な特徴から、スポーツ、肉体労働後、又は病気による肉体疲労に対し、即効的に栄養を吸収出来るので、急速で効果的な疲労回復が可能なのである。
又、スポーツドリンクの中でもプロスポーツマンにとって最も重要な栄養素タンパク質の構成要素であるアミノ酸、及び塩分を補給出来る物が理想的である。

 

余は一昨年以来、ミツカンが製造販売している「黒酢の清涼飲料水」をも飲む様にしている。 

此れは国産玄米100%で生成した黒酢にりんご、ブルーベリー

、又は柘榴果汁、其の他を混合した機能性表示食品の一種である。 

の歴史を調べて見ると、人類が作った調味料の中でも最古の物であると伝えられている。 

蓄えていた果物が自然にアルコール発酵し、そこに菌が働いて酢が誕生したと推されれている。  

の起源は非常に古く、「旧約聖書」にも飲み物として登場している。  

文献では、紀元前5000年頃のバビロニアに記録が残っており、紀元前4000年頃にはワインやビールから酢を造ってPickles(胡瓜の漬物)を作っていた。 

古代ローマでは”Posca”と言う酢を水で割った清涼飲料水が飲まれていた。

古代ギリシャでは高名な医者 Hippocrates が病後の患者に健康回復の為に酢を飲ませていた。

古代中国でも周の時代には漢方薬の一種として重宝されていた。 

中世のフランスではPestが蔓延して大勢の人々が病死していた頃、1部の人が酢にハーブやスパイスを混ぜた飲み物を飲んで感染を防いでいたと言う伝説がある。 

15世紀~17世紀前半頃の「大航海時代」では、ビタミンCの欠乏によって起こる壊血病の予防の為、野菜を酢やスパイスで漬ける事が盛んであったと伝えられている。

ドイツでも伝統料理の代表としてSauerkraut(酢漬けキャベツ)に Saure Gurken( 酢漬け胡瓜)がある。

日本では4~5世紀の応神天皇の頃に中国より伝来し、此れを元に和泉の国(現在の大阪府南部)で造られる様になったのが始まりとされている。 

又、酢の健康効果・効能としては、食欲の増進、疲労回復、内臓及び血中脂肪の抑制、高血圧の抑制、癌の抑制、ダイエット(食餌療法)、腸内環境の改善、便秘の改善、美肌効果、等が挙げられる。 


健康管理に於いて余が大切にしているElement(要素)として上記のPhysikalisches Element(物理的要因) だけでなく、更にGeistiges od, mentales Element(精神的要因)も同様に重視している。
過去の歴史の中で多くの哲学者、思想家、文学作家、心理学者の方々が共通して述べられている事だが、「人間の幸福とは本人の考え方や心得、ないしは気持ち次第でどうにでもなる。」と言う事である。

(同ブログの記事『世界の幸福に関する格言、名言集』参照)

 

此の格言はあたかも心理学で言う"Selbstkontrolle"(自己制御)又は「自己暗示」の様だが、要するに人間は自分が成りたい様な人間に成って行く者なのである。
余自身を実例に挙げると、どうしようもない”Narzisst”(自惚れ屋)で、自分の彫の深い端正な美人顔や長年ウェイトトレーニングで鍛え上げた超筋肉質の裸体に毎日見惚ているのである。
そして本業である芸術家(画家)として自分がやりたい事を思う存分成し遂げて、自分の理想以上のErfolg「成功」、Lobpreisung「賞賛」、Gloria「栄光」そしてEwigkeit「永久」と言う美徳を獲得出来たのである。

(本ブログの『プロフィール』参照)

 

これ等を獲得出来た最たる理由は余が自分なりのIdee「理想」、Selbstvertrauen「自信」、  Entschloßenheit 「断固たる意志」を持ち、そして優れた良き御仁達のUnterschtützung「支持」を得られたからである。
これ等の事から余は此れまでの我が人生を振り返って見て余りにも幸せで恵まれていたと言わざるを得ない。
詰まりGeistige od, mentale Gesundheit"(精神的な健康)とは他人からの指示や影響によって形成されるのではなく、あくまで「自らの意志」で形成するのである!
(同ブログの記事『新時代「令和」の到来と「平成」時代を振り返って』及び『自分思考型人間と他人思考型人間』参照)

 

参考に世界の国民意識を比較しても「自分に満足している」更に「自分の意志や決断力に自信を持っている」と言う人の割合は欧米諸国ではゆうに80%を超えているのに対し、日本では約40%代と突出して低い。
これ等の統計からも日本人は欧米人に比べて「自己肯定感」の低い国民である事も判然としている。
又、今日の日本人は先進国の中で「幸福感」や「自己満足度」が最も低いとの統計も出ている。
其れとは対照的に余は家の十分な財産と5種類の不労所得の御蔭で何不自由無く生活出来る上、骨の髄までNarzisst(自惚れ屋)なので、とても此の様な精神構造は理解出来ないが、彼等には誠に気の毒な状況であると思えてならない。

其れでも”Selfdiscount”と言う言葉の如く、自分を否定したり卑下したりする者は永遠に「成功」も「幸福」も手に入れられない。 故にこんな事は決してしてはならないのである!
如何なる場合にも、自分に目覚める事(Selbstbesinnung)、

自分を認める事(Selbsterkennung)、自分を信じる事(Selbstvertreuen)は必要なのである!

7月31日の追伸:
7月24日~7月30日に全国で「熱中症」で病院へ搬送された人数は遂に1万1765人にまで登った! 一週間の搬送患者数が1万人を超えるのは今年初めてとなった。
此の数は去年の同時期と比べても1.8倍にもなっている。
6月27日から数えると計3万7737人となっている!
願わくは今後の猛暑による被害が最小限に抑えられる事を祈りたい。
10月の追伸:
最終的に今年5月から9月までに「熱中症」で病院へ搬送された人数は何と9万1467人にまでに達した!
此の驚異的な統計が如何に今年の猛暑日が苛烈且つ多かったかを象徴している。

 

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