今、絶望の中にいる君へ。

 

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●どんな時も人生には意味がある!

despair」(絶望)の果てに見つけた光

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「despair(絶望)」とは

des(離れる)」+「pair(希望)

 

つまり、絶望とは「希望から離れる」ことです。

 

つまり、希望を失わない限り、

そこに絶望はないのです。

 

 

第二次世界大戦下で人類史上最悪とも言われるナチスドイツの強制収容所。

ここには究極の絶望がありました。

ここに入ったら最後、まず、皆、殺される……。

 

「ナチスのユダヤ人狩り」では、

何百万人というユダヤ人が殺されました。

毎日誰かがガス室へ送り込まれます。

次は、誰が選ばれるのか……。

 

さらに飢餓、拷問、人体実験、伝染病……

この世の果てとも思えるような強制所のなかで、囚人たちは、あまりの恐怖に、自ら高圧電流が流れる鉄条網に飛び込んで命を絶ちたいと思う者もでるほどでした。

 

その収容所の中に、ヴィクトール・フランクルという名の男がいました。

当時36歳。

彼も「ユダヤ人である」というただそれだけの理由でナチスに捉えられていました。

 

しかし、フランクルは、絶望の中で、希望の光を見失わなかったのです。

それは、愛する妻への想いからでした。

隔離されて、妻が生きているかどうかさえわからなくても、

心の中で愛おしく見つめ、心で会話をすることで満たされた気持ちになったといいます。

 

フランクルは心の中で妻と語り合ったことをこのように語っています。

 

「私は、彼女が答えるのを聞いて、彼女が微笑むのを見る。私は、彼女の励まし、勇気づける眼差しを見る。そして、たとえそこにいなくても、彼女の眼差しは、今や昇りつつある太陽よりも、もっと私を照らすのであった」

 

実際は、フランクルの愛する妻はこのときすでに他の収容所で処刑されていました……。

さらにフランクルの両親も亡くなっていました。

(ガス室で殺されたのか、餓死したのかは不明です)

 

まさに絶望の底といえる収容所で、

フランクルの精神をギリギリのところで、保ってくれたのは愛の思いでした。

「愛する人間が生きているかどうか、そのとき私は全く知らなかったけれども、私の愛の思い、精神的な像を愛し、見つめることが大事だった」

 

「愛する人への思いをしっかりと抱くことができれば、

それが人間を極限のところで救うのだ」

フランクルはこのように言っています。

 

そして、ここから、

フランクルは、視点を未来へ飛ばすのです。

自分のミッション(使命)に想いをはせて

絶望を生き抜いたのです。

 

自分は、

いま、すべて終わった未来にいる……。

そう想像して、

自分がウィーン市民大学の講壇に立って

「強制収容所の心理学」という題で講演しているところを想像しながら、

強制収容所で暮らしたのです。

 

ここを出たら、絶対に、ここで体験したことを世界中の人に知ってもらう。

それだけが亡くなった家族に対して、仲間たちに対して自分ができる使命だと。

 

 

そして、戦争はついに終焉を向かえ、

フランクルは奇跡的に生きて収容所を出ることができたのです。

 

その一年後……

何度も何度も収容所で想像していた、

まさにその場面、講演するステージに立ちました。

フランクルは講演の最後にこう結びます。

 

 

「人間はあらゆることにもかかわらず、

困窮と死にも関わらず、

身体的心理的な病気の苦悩にもかかわらず、

また強制収容所の運命の下にあったとしても

人生にイエスと言うことができる」と。

 

 

 

I still say yes to life.

それでも人生にYesと言う。

 

 

 

この言葉は、フランクルの本のタイトルもなりました。

 

フランクルは言います。

 

「困難に対して、どのような態度をとるかという選択の『自由』は、すべてを奪われてもなお最後まで奪われなかった。心の自由は、誰からもどんな時も奪われなかった」と。

 

絶望の中でも心の自由は残される。

絶望の中だって、人生に「Yes」と言えるんだ。

 

フランクルは、そのことを世界中に伝えるんだという最後の希望を胸にたくし、

押し寄せる絶望の日々に打ち勝ち、生き延びたのです。

フランクルの希望への意志は、ついに今日、時空を越えて、あなたに届きました。

 

フランクルは、悩んで、悩んで、悩み抜き、

苦しんで、苦しんで、苦しみぬいた。

そして、

何度も、何度も、何度も問い続けた。

 

 

この絶望的な状況を

生きる意味はあるのか?と。

 

でも、フランクルはついに悟るのです。

私たち人間がすべきことは、

生きる意味はあるのかと人生を問うことではなく、

人生のさまざまな状況に直面しながら、

その都度、

「人生から問われていること」

ただただ全力で応えていく、

それだけだと。

 

人生は毎日、毎瞬、あなたに新しい意味を差し出してくる。

いま、ここで、その意味を実現せよ。

そこに無心で向きあい、その状況に潜んでいる真の「意味」をひとつひとつ発見していく。それこそがミッション(使命)だと。

 

あなたは自分でその心臓の鼓動を鳴らしているわけではない。つまり、

 

あなたは生きている前に

生かされている存在です。

だから、意味があるのかと問うのではなく、

「この人生から、自分は、いま、

何をすることを求められているのか?」と問うのです。

 

人間は生きる意味を求めて人生に問いを発するのではなく、

人生からの問いに答えなくてはならない。

人間は、人生から問われている者であると。

 

何かがあなたを待っているのです。

誰かがあなたを待っているのです。

そのためにあなたがいまできることは何か?

人生からのこの呼びかけに、あなたは

ひとつひとつ全力で答えていく必要がある。

そのときあなたはミッションを生きています。

 

「yes」とは、

人生から出されている質問への

私たちが選択できる答えです。

 

「yes」の語源は、

諸説ありますが、「yea」と「es」が合わさったという説があります。

「yea」は「いい」

「es」は、スペルの変化がありますが

be動詞の「be」(ある、存在する)の元になる語です。

 

つまり、「yes」とは、存在するものすべてを肯定することです。

 

もし、あなたが、いま、希望から離れていたとしたら、

フランクルの「それでも人生にYesと言う」という言葉をどうぞ思い出してください。

 

 

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●3秒セラピー

「あなたがどれほど人生に絶望しても、

人生のほうがあなたに絶望することはない」

フランクル

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出典

「3秒でハッピーになる名言セラピー 英語で幸せ編」

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起きることが起きる。

起きないことは決して起きない。

それが人生です。

だから、起きてしまったことを嘆くのではなく、

自分の運命を「YES」と受け止めて、

人生が問いかけてくれものと真っ向勝負するのです。

 

いまに「YES」。

そこから始めるのです。

 

時間の流れは、下図のように過去から未来へ、

左から右へ、横軸で流れていくわけではないんです。

 

 

× 過去→--------------現在---------------→未来

 

 

時間は下記のように

垂直に縦軸で流れているのです。

 

 

 

          未来

           ↑

           |

           |

           |

         「現在(YES)」

           |

           |

           |

           |

           ↑

          過去

 

つまり、現在、この瞬間に

「YES」と自分の運命を自分自身のものとして引き受けたら、

過去も未来もすべて「YES」という軸上に存在することになるのです。

 

いまを「YES」と受け入れた瞬間に

一瞬で、過去も未来も

オセロが反転するように、

「NO」から「YES」に変換され、

突如として

人生は光を放ち始めます。

 

「YES」こそ、希望です。

 

そして、そのとき、

これまでの苦しみは、すべて

あなたの精神の「深み」へと反転していきます。


 

 

いま

絶望の中にいるという君へ。

あなたが人生に絶望しても

人生の方があなたに絶望することはない。

 

それは光と出逢う場所

 

それは新しい自分と出会う扉

 

 

今日も世界があなたに呼びかけています。

 

Say Yes!

Yes is Love!

Yesから始めるんだ。

 

 

ひすいこたろうでした。

Universe Thank you

▲▲▲アリガ島▲▲▲  

 

 

 

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