舩井幸雄氏の心に響く言葉より…
私たちの運やツキを即座に向上させ、
たとえば、そのうちの一つが、「長所伸展法」です。
ツキを呼び込むためには、伸びているもの、すぐれたもの、
その際、自分が不得手なこと、
そのようにすると、
私は少年のころから文章を書くのが好きで、作文や詩、和歌、
そのうちに出版の依頼をいただき、本を書くことになりました。
著書が増えてくると、今度は講演の依頼が舞い込むようになった。
ところが、話すことは元来得意ではありませんでした。
最初のうちは理由をつけて逃げ回っていたのですが、
すると、話すことは書くこととさほど違わないことに気がついた。
書くことは得意ですから、そのうちに話すことも苦ではなくなり、
年間300回の講演をこなすようになりましたが、
長所であった「書くこと」を伸ばしていくうちに、不得手だった「
「長所伸展法」の反対が、その人の短所や不得手なこと、
人材育成法においても、
なぜなら先ほども述べたように、
短所を克服しても、それはマイナスをゼロにしただけで、
さらに、短所を直すのは、
それは、自分の嫌いな面、
その結果、失敗する可能性が増大し、失敗すれば、
人材育成や人間教育としては、
しかし、これが「よいところをもっとよくする」
そもそも、短所を是正することに莫大なエネルギーをかけて、
それよりは、その人がいまもっている長所を伸ばし、
そのほうがはるかに効率的で、
法則』サンマーク出版
舩井幸雄氏は、「長所伸展法」について、さらにこう語っている。
『「長所伸展法」がうまくいくのは、それが「ツキの法則」
ツキをもたらすもっとも初歩的な方法とは、「
長所伸展法とは、自分のなかの「ツイているもの」…
「君子は人の美を成し、人の悪は成さず。小人は是(こ)れに反す。」(論語)
君子は、人の美点や長所があれば、それを見つけて、一緒になってそれを伸ばそうと努める。
しかし、小人はその反対のことをする。
これは、商売でも同じことがいえる。
ABC分析という商品分析の手法があるが、売れている上位のもの(Aランク商品)をもっと伸ばすのはよい。
しかし、日に1つしか売れないもの(Cランク商品)を倍にしたところで、2つにしかならない。
長所伸展法と同じだ。
それを、ホンダの創業者、本田宗一郎は「得手(えて)に帆をあげる」と言った。
得手という得意な分野や技を発揮できるチャンスがきたとき、ここぞとばかり張り切るということ。
個人においても、会社でも…
長所伸展法の実践を重ねたい。