こんばんは。

お久しぶりです。hirocksです。

またまた更新をサボってまして、4ヶ月ぶりの更新でございますシラー


あいかわらず、音楽はたくさん聴いてるのですが、仕事が忙しかったり、

最近はジムに行き始めたりもして、ブログ以外のことに専念してる感じです。


4月に入り、新年度を迎えたということで、ブログタイトルも

これまでの「hirocksの日々☆音・学・感」から

「hirocksのやったり、やらんかったり。Music!!」に変えましたビックリマーク

まぁ、変えたことに特に意味はないんですが汗

内容も変わらず、音楽を中心に自分の身の周りで起こったことを中心に

書いていく予定です。

ただ、前の「日々☆~」ってタイトルだと毎日更新しなきゃ!って感じですが、

「やったり、やらんかったり。」なんで、適当なペースでやっていけばいいかなぁ、

などど考えてます。


ともあれ、今後ともよろしくお願いします。






えっと。皆さんお久しぶりです。

全然ブログを更新しないうちに、季節は巡り冬の足音が聞こえてきましたねー。


更新してなかったこの期間も、むちゃくちゃCDは買って音楽を聴いてまして、

今週も、中島みゆき、ゴスペラーズ、TAMIA、ビートルズ、THE ORDINARY BOYSの新作、

ケミストリーのベストと6枚も買ったし、あいかわらずの「買いすぎ病」は続いてます。

この6枚、とってもよかったです。お勧めです。


あと、ほかにもジョン・レジェンド、ポーラ・ディアンダ、リリー・アレン、エイミー・マン、デルタ・グッドレム、

絢香などなども聴いてて、この秋のアルバムたちはなかなかお気に入りの作品が多い感じです。

それから先月末には大阪で安室ちゃんのライブも初体験してきました☆。


「じゃー、ブログ書けよ!」という声が聞こえてきそうですが、

いまは、ほかの事に気持ちが向かっていて、正直なかなか更新する気にならなかったんです。


でもせっかくいろんな人と交流できたし、来月からはぼちぼちと始めていければなぁと

思ってます。


よろしくお願いします!


今回はデビュー曲が全米トップ3のヒットを記録し、日本でも注目を集めているCassie(キャシー)の1stアルバム

「CASSIE」をピックアップ。今年から来年にかけて一番注目が集まるといわれているRyan Leslie(ライアン・レズリー)を

プロデューサーに迎えて、クールでどこかおしゃれなR&Bサウンドを聴かせてくれてます。


アルバムはメロディーの抑揚を必要最小限に抑えられたサウンドと、そこに軽くつぶやくように歌いだすキャシーの

ボーカルが乗っかる展開ではじまるデビュー曲「Me&U」でスタート。


続く「Long way 2 go」は浮遊感のあるシンセサウンドをバックに、キャシーちゃんのクールな

ラップも聴くことが出来るナンバー。 自立した強い女を描いたリリックが印象的です。


「About time」はメロディーが好きですね。切ないメロディーに乗せて、ファルセット気味のボーカルを聴かせる

一曲。これはもろ、失恋を描いたナンバー。けれども女性のほうが強い意志で、一歩前に踏み出していこうとする

する姿を描いてます。


「Kiss Me」はキャシーが初めてレコーディングをしたという楽曲。なんでも、キャシーがライアン・レズリーと

出会った最初のころに、彼女の母親から「バースデイ・プレゼントとして曲を作ってほしい」と頼まれ、

キャシーとライアンで作ったのがこの曲だそう。その出来が認められ、それがきっかけで彼女はデビューの

きっかけをつかんだのだから、ほんとにシンデレラ・ガールですね。アレンジではデスチャの「T-Shirt」を引用してます。


「Call U Out」は浮気をする彼氏に対して、「ばれてない」と思ってる男を尻目に、「すべてお見通し」とばかりに

冷たい視線を投げかけるようなリリックがちょっと怖いクールなR&B。


「Just One Nite」はサウンドがむっちゃ好きですね。ハープの音色を使ってます。ハープってすごいすきなんですよ。

心が洗われるような気がしてコスモス。詞は終わってしまった恋に引きずられて、忘れられない思いを抱く

女性の姿を描いてます。後半ではライアンがラップで「じゃあ、どうなるかわからないけれども

寄りを戻そう」と男の立場で歌い、ストーリー的には「元サヤ」に戻ろうとするところで曲が終わる展開です。


「Not With You」はアコースティック・ギターと優しいパーカッションの音色が聴くものを穏やかな気分にさせる

ナンバー。好きな人といる時間の大切さを歌ったラブソングになってます。


「Ditto」も好きな一曲ですね。これはR&Bというよりは、ゆるやかなポップ・ソングという趣のナンバー。

ボーカルも軽く流すように歌っていて、アイドルっぽい感じ。


「What Do U Want」は一転して、ロックっぽいアプローチにチャレンジした楽曲。

キャシーの友達のガールズバンド、Pretty Boysを招いて作られます。雰囲気的には

以前流行った、シャンプーみたいなガールズグループのサウンドと、ヒップホップ的な

音の遊びを掛け合わせたような楽しい仕上がりになってます。


「Miss Your Touch」では彼女のボーカルは他とは違って若干歌のキーが高めな感じ。

リズム自体はわりと落ち着いたノリの、ギターサウンドを中心にすえた

心地よいフォーク・ロックサウンドといった感じです。


国内盤ボートラ1曲目の「When Your Body Is Talking」はけだるいボーカルで歌われる

セクシーなラブソング。もう一曲は「Me&U」のリミックスでP.didyとYung Jocを

フィーチャーしたバージョンです。


以上の全13曲で、通して聞いた感想はやっぱり非常にクールだなぁということ。

アメリカのR&Bアーティストって言うとなんとなく「熱い」印象を受けるんですが、

この人のボーカルはどっちかというと涼しい、というか冷たい感じすら受けるときもあるほど。

そういう意味では新鮮で面白かったです。サウンドもおしゃれにまとめてる感じだし。


各所でいろいろと評価もされてるものの、一部には「歌唱力不足」、ライアンのプロデュースの

勝利なんていう厳しい意見もあるみたいですね。

確かに歌唱力があるほうではないけど、こういうアンニュイな感じ?も味のひとつとして

これはこれでいいのじゃないかな?とは思います。結構ハマってます!

キャシー
キャシー(初回限定盤)


今日は平井堅の6枚目のアルバム「SENTIMENTALovers」をピックアップ。

なんだか無性に「思いがかさなるその前に…」が聴きたくなって久々に引っ張り出してきました。

僕はどっちかっていえば、女性ボーカルを聴いてるほうがやや多いんですけれども、

邦楽男性アーティストの中では、平井堅が一番好きですね。声を聴くと落ち着くというか。。ええ声です。


アルバムはその「思いがかさなる前に…」から静かにスタート。

この曲は「ねぇ~」っていうフレーズから始まるんですけど、この声の出し方が微妙に気持ち悪いなぁあせるって

聴くたびに思います(笑)。この曲がはやってた当時、今とは違う部署にいてそこは常に有線がかかってたんですけど、

深夜一人で残業してるとき、突然「ねぇ~音譜」というあの歌声が聴こえてきて背筋が寒くなった記憶が

2~3回ありますあせる。でもええ歌ですよね。いつか別れてしまうときが来るかもしれないけれども、

今はそんなことを考えずに毎日を大切に生きていこうという、小さな幸せを歌った歌。


続く「jealousy」は浮気をしてる彼女への激しい嫉妬を歌ったファンク・チューン。

最近は正統派ポップスのイメージが強くなってきてる彼だけど、こういうファンク調にも味がありますよね。


「言わない関係」も好きですね。ピアノの躍動的なイントロが印象的なソウル・ナンバー。

恋の初めのころのドキドキ感を描いた甘酸っぱくも瑞々しい表現が曲調とマッチしてます。


「君が僕に憑依した!!」も恋愛初期の気持ちを描いてますね。

好きな子にはまっていく心境を、「憑依」という変わった表現で描いてるとこがユニークな彼らしいところ。

曲調もシンセサウンドで非常にポップ。


そして大ヒット曲「瞳をとじて」。彼の歌声は、人の心の温かさを表現するのに長けてますよね。

優しいピアノサウンドも声に合ってるし。ただ、この曲に関しては数ある彼のヒット曲の中では、

僕はそれほど思い入れは少ないかも。


次は「青春デイズ」。わざとダサいタイトルつけてる感じがポイントですね。

ホーンセクションをうまくつかった、ファンキーなナンバーです。

恋にも仕事にも思いっきりぶつかる青春の青臭さを歌ってます。


「style」は早いBPMで畳み掛けるように歌うデジタル・チューン。

プロデュースはSOULHEADなどのお仕事でもおなじみのOCTOPUSSYですね。

「signal」はメロディーが好きな一曲。プロデュースとアレンジFILUR(フィルー)という、デンマークの

コペンハーゲン出身のDJ、トーマス・バーフォードとキャスパー・ビヨーケによる新鋭ダンス・デュオです。

平井堅による曲はなんとなく歌謡曲的なんだけど、アレンジによって、

ファンクとラテンとディスコサウンドをミックスしたようになってます。



「鍵穴」はちょっとエロティックなリリックのR&Bチューン。

この曲でもホーンセクションを効果的に使って、ちょっとセクシーな雰囲気の詞の世界を演出してます。

デュエット相手には2003年にデビューした日米ハーフのシンガーAngelinaを起用してます。

ただ、この人最近、リリースないみたいですねあせる


続く「nostalgia」はアコースティックの切ない音色から始まるフォークソング。

親や子供時代の思い出を描いた文字通りノスタルジックな内容。

MONDO GROSSOの大沢伸一が作曲とプロデュースをしてますがこの曲調というのが意外。


そして「キミはともだち」。作詞・作曲からドゥーワップのコーラス、楽器、ボーカルエフェクトまで

平井堅が担当したという、彼の実力を感じさせる力作。ほぼアカペラなのに

これだけの幅広い表現が出来るのはさすが。


ラストは「センチメンタル」。ブレイク後の彼の王道とも言うべき、ピアノ主体の優しいメロディーの

バラード。ゆっくりゆっくりと、迷いながらも進展していく恋の模様を、大切に歌い上げる

ボーカルが秀逸です。


彼に関しては、本当は初期から中期までのR&Bを基調としたブラックミュージック路線のほうが、

魅力あって好きではあるのですが、この作品で多く見られる王道のポップス路線も、

彼の安定感あるボーカルと、卓越したスキルによって、純粋に「歌のよさ」が伝わるとは

思うので、これはこれでいいとも思います。すごく温かいアルバムだと

思うしね。

Ken Hirai, Seiji Kameda, OCTOPUSSY, Yasuharu Nakanishi, AKIRA, Nao Tanaka, 平井堅
SENTIMENTALovers

さてさて、今週は日曜が仕事で、その代休で休みだったので

一日ごろごろしてました。久しぶりに音楽をたっぷり音楽を聴いてたんですが、

2ヶ月も前に買いながら最近になってよく聴いてるのが、このTami Chiynn(タミー・チン)の1stアルバム

「out of many...ONE」です。ジャマイカ出身のレゲエ・ポップアーティストですね。


毎年音楽シーンでは夏場にレゲトンだのディワリだのカリビアンと、その年々のヒット要素の強いリディム(リズム、

レゲエのバックトラックのことね)が発信され、そこから次々と人気アーティストが輩出されるわけですが、今年のリディムはレゲエの貴公子ショーン・ポールが広めた「STEPZ(ステップス)」でした~。タミー・チンもSTEPZを使用して、ここ日本でも

大々的に売り出そうとされたアーティストでした。


アルバムはアラビアンな雰囲気の音色から始まるインスト「Intro」ではじまり、それに続いて登場するのが

デビュー・シングルともなった「Hyperventilating」。件の「Stepz」のリディムを使ったナンバー。マーチング・バンド風のトラックで歌われるのは、「好きな人のことを思うとメロメロになってしまうドキドキ」という

恋に夢中な女の子の歌。吐息交じりのボーカルもとってもセクシー。邦題の副題には「恋はハイアップハイアップハイアップ

というテンション高めながら若干恥ずかしいタイトルがついてます。


続く「Looky Looky」は、パトワ語ではじまるクールで攻撃的なトラックが印象的なナンバー。終始挿入されているアコーディオンっぽい音色が好きですね。詞も、彼女がいる男性を魅了してしまう、セクシーな女性(タミー自身)のことを歌ったナンバー。

好きな曲です。


次の「Hot!!」も好きですね。パーカッションの躍動的なサウンドが展開する情熱的なカリブ・サウンドの曲。

全般的に攻撃的な曲調なんだけど、ふっとテンポが下がったときに聴かせるファルセットボーカルも

つやがあっていい感じ。


「Be Mine」も詞はなんだかとってもセクシーで挑発的なおねーさんっぽい内容になってます。

サウンドもウィスパー気味のボーカル、官能的ななコーラス、シンセドラム音など、セクシーな雰囲気をかもし出してます。


「1,2,3,4」は結構好きですね。ノリもよいフロアー対応のナンバー。ドラム音の小気味いいリズム、クラップ

歯切れいいボーカルなど思わず体が動きそうな感じです。


「Tell Mi Seh」はちょっと中近東っぽいメロディーラインとピコピコしたデジタル音で構成されるナンバー。

軽い恋愛を繰り返す、いい加減な男たちに対する批判の気持ちを込めた痛烈な詞。


「All Night」はレゲエDJ、ASSASSINをフィーチャリングしたナンバー。特に「熱い」メロディーではないんだけど、

人肌のぬくもりを感じさせるようなミドルテンポのラテンナンバー。


「Bliss is」はギターの涼しげなメロディーがロマンティックな雰囲気を漂わす、バラード・ナンバー。

この曲はレゲエではないですね。R&B風です。また、ほかの曲では詞も曲もかなり攻撃的、挑発的なものが多いんだけど、

これは、「彼女がいる男性のことを好きになってしまった女性」のどうすることも出来ない感情を

せつないウィスパーボーカルで歌ったナンバー。こういう曲調も合いますね。


「LOVE」は一番わかりやすい正統派レゲエ。ゆったりとしたテンポ感のなかで、一番大切な存在の恋人に出会えた

喜びをかみしめるように歌う内容。


「Don't Tell Daddy」は変わったサウンドですね。大人っぽいサックスやピアノの音色を取り入れて、

雰囲気的にはジャズとR&Bを足して割ったような感じ。詞も異色で、自分の父親には内緒で、

好きな人との間で子供を作ったことを告白している内容。


「Till U Come」はピアノの音色を中心に構成される短い曲で、つぶやくように歌うボーカルが

印象的なナンバー。失恋から立ち直りきっていない、夢の中にいるような状況を歌ってます。


「Can U Feel Me」はカーディガンズみたいな、おしゃれなスウェディッシュ・ポップっぽい雰囲気も

漂わせるナンバー。ただ、バイオリンの音色なんかも入ってて、全体的に上品な雰囲気を

感じますね。


インタールード「Afraid Interlude」とそれに続く、「Still Afraid」はけだるい雰囲気のボーカルがきける、

女性アーティストらしい典型的なオーガニック・ソウル風

メロディーにレゲエのテイストを加えたナンバー。


国内盤にはボートラとして「Hyperventilating」のT.O.Kによるリミックス、オリジナルより軽いオケで

テンポアップしてる「Looky Looky」のリミックスを含む全17曲です。


自分自身、暑い夏にはそれほど聴かなかったのに、最近になって秋晴れのやや暑い日が続いたこともあって

急にレゲエを聴きたくなって聴いたんだけど、まぁ悪くはないけれども…ものすごく印象に残る作品

というわけではない気もします。同じくレゲエシーンから大人気者になったリアーナちゃんみたいに

なれるかどうかは微妙…かも。まぁデビュー作ですからね。これからだとは思いますが。どうなることやら。

タミー・チン
アウト・オブ・メニー...ワン(期間限定特別価格)



今回はKelis(ケリス)の4thアルバム「Kelis Was Here」をピックアップ。

僕は彼女のアルバムを買うのは初めて。ニューヨーク出身の27歳のR&Bシンガーです。


さばさばとした歌いっぷり、若干かすれ気味っぽい中低音ボーカル、かっこいいジャケットに惹かれました。


アルバムはプロローグ的な役割を果たすソウルナンバー、「INTRO」から渋く始まります。


そして「Blindfold Me」は今年結婚したばかりのパートナーNASをフィーチャーしたイケイケでかつ

セクシーなナンバーに仕上がってます。


「Bossy」は先行シングルでとてもバウンシーなナンバー。これは好きですね。音の遊びが凝ってて

ピコピコサウンドや、三味線かシタールといった弦楽器風の音色のトラックが印象的。

ボーカルもコケティッシュです。


「Fire」はレゲエDJ Spragga Benzをフィーチャーした情熱的なダンスホールナンバー。

「I' Don't Think So」はブリちゃんやバックストリート・ボーイズの楽曲でもおなじみの

マックス・マーティンによるプロデュースの楽曲。マックス・マーティンといったら

クールでかつキャッチーなR&B風ダンスポップが思い浮かぶけれども、ここでは

ノリのいい軽快なポップ・ロックを彼女に提供。ほかの曲とは一味違う魅力を付与してます。


「Weekend」はBlack Eyed Peasのウィル・アイ・アムによるプロデュース作品。文字通り週末のウキウキ気分を

歌った、エレクトリカルなナンバー。けれどもこの曲中の歌詞の一部が「鼻デカ、ボン!鼻デカ ボン!ボン!」って

聴こえる部分があって(歌詞はまったく違うんだけどね)、なんだか笑えますあせる


「Trilogy」はスコット・ストーチのプロデュースによるミディアムナンバー。シンセサウンドの

ゆるやかで幻想的な響きと、シックな彼女の歌声がマッチした1曲になってます。


「Appreciate Me」は壮大なコーラスが印象的なゴスペルナンバー。好きな人に対して、表でギャングスタを

気取るのはいいけど、家に帰ってきたら、自分だけに心を開いて、そして愛してほしいという

とてもスイートな内容のラブソング。


「Till The Wheels Fall Off」は。恋に落ちた人とどこまでも突っ走っていくときの心境を歌ってます。

怖いもの知らずの強さみたいなものが描かれてます。サウンドは詞に合わせるごとく、要所要所で

ハードロック的ながらも、基本のメロディーラインは落ち着いたテンポで進行する感じ。

また、爽やかなブラスアレンジが突然テンポダウンして終了する構成も意外性があって面白いです。


「Handful」はゆるやかでのーんびりしたメロと、ラップの繰り返しが続く不思議な展開の曲。

「Aww S***!」は終始、ウニョウニョした不快な電子音が鳴り続けるトラックの上を

Kelisがけだるいボーカルで「ヘキヘキヘキ アァァシッ!」とつぶやくヘンテコな楽曲。

あまりにも変なサウンドなんですけど、アルバムでは一番好きかも。


「What's That Right There」はFUNKADELICの「(Not Just)Knee Deep」をサンプリングした、

ビートが力強いクラブ・チューン。


「Circus」は一転して70年代風のソウル・ミュージック風。けれどもずっとなり続けてる変なベルの音色とか

このスウィートな雰囲気の中でラップを聴かせるなど、単純なソウルミュージックにしないところに

こだわりを感じさせる仕上がりに。


「Lil Star」はナールズ・バークレイのメンバーでもある、Cee-loをフィーチャリングした落ち着いたソウルナンバー。

この曲はほかの曲に比べると遊びの要素はそれほど多くないけれども、逆に楽曲のよさをシンプルに伝える役割を

果たしてます。大人のソウルミュージックって感じ。


「Like You」は落ち着いたトラックに、小鳥のさえずりのようなハイトーンのオペラのボーカルをサンプリングして、

なんだか楽曲のイメージがとてもキュートでのんびりした雰囲気に仕上がっているナンバー。

Kelisのボーカルはこの曲では主張を控えめに歌ってます。けれども、そんな雰囲気とは裏腹に

詞の内容はエッチなものでしたあせる


「Loving Proof」はシンプルかつ優しいメロディーラインを持つポップな楽曲。バックサウンドのオルゴール風の

かわいい音色や、浮遊感あるシンセサウンドなどもなんとなくかわいらしい感じです。


「Goodbyes」は最近はクリスティーナ・ミリアンちゃん仕事でもおなじみのCool&Dreプロデュース。

もっとアゲアゲなナンバーでくるかと思いきや、ピアノの音色が美しい女性らしいバラードになってます。

好きな人になかなか伝わらない気持ちを切なく歌ってます。でも、終始そんな曲なのに終始、ハンドクラップ音が

入ってたりと変わった構成ではあるけどね。


「Have A Nice Day」は聴く者をキュンとさせるもの悲しい正統派アコースティックバラード…とおもいきや

急に途中で陽気なタンゴ調の楽しい楽曲に展開する構成が楽しい一曲。後半はギターやパーカッション、

そして手拍子まで打ち鳴らしてパーティーでも始めそうな勢いのサウンドです。


ラストの隠しトラック扱いの「Fuck Them Bitches」は自分のことを、あれこれと言う周りに対して

きつーい言葉のお見舞いをする豪快で痛快なポップチューンです。


この人、デビュー期からネプチューンズによるプロデュースでやってきたものの、前作を最後に

彼らと袂を分かって、これが初のアルバムとなる心機一転の作品になったようだけど、

彼女自身の、自分自身のキャラクターを理解した上の、自信に満ちた落ち着いた歌いっぷりは

見事だし、今回の様々なサウンド・メイカーとのコラボレーションも、様々な歌の表情を見せてくれたという

意味で成功してるし、なかなか良作だと思いました。

ケリス, ナズ, トゥー・ショート, スプラガ
ケリス・ワズ・ヒア(CCCD)




今日はUK出身のR&Bシンガー、Jamelia(ジャメリア)の3rdアルバムをピックアップ。

前作「Thank You」のヒットで名前は知ってたんですが、彼女のアルバムを買うのは今作が初めてでした。


アルバムは明るく爽やかなロックナンバー「Something About You」からスタート。

アルバムジャケットや、イメージから普通のR&Bをイメージしていたのですが、

今作はR&Bというよりはポップ、ロックフィールドに近い曲が多いです。


続く「Do Me Right」ではアラビアンな民族楽器っぽい音色にデジタルビートが絡みついた

アゲアゲナンバー。Afrika Bambaataaというエレクトロ・ヒップホップのベテランアーティストの楽曲を

サンプリングしたサウンドだそう。…というかこの人のことよく知らないんですけどねあせる

ジェイムス・ブラウンなんかとの仕事もあるかなりのキャリアの持ち主。ヒップホップ・カルチャーに大きく

貢献してきた最重要人物のひとりみたいです。


「Window Shopping」はサウンドが好きですね。雰囲気はクールなラテンのダンスポップなんだけど、

要所要所でスクラッチが入ってたり、コーラスが凝っていたりとバックのサウンドに聴き入ってしまう感じのつくり。


「Know My Name」も好きなサウンド。こちらは幻想的なシンセサウンドが印象的。

アレンジとプロデュース、そしてすべての演奏をSoulshock&bikerが担当しているんだけど、

アルバム中一番おしゃれなサウンドかな。そして一番ヒップホップ的な作品。


「No More」はなんとオルタナ・バンド、The Stranglersの名曲「Golden Brown」をサンプリングしたナンバー。

ワルツ調のメロディーに乗せてパワフルに歌ってます。この曲はなんとなくAlicia Keysも歌いそうな雰囲気な

深いソウルナンバーに仕上がってます。これも好き。


「Ain’t A Love」はKool&The Gangの「Jungle Jazz」使いのラテンダンスナンバー。情熱的な

ギターのサウンドや、バリエーション豊かなパーカッションの音色など、彼女の楽曲は打ち込みだけでなく

バックのサウンドの「生音のよさ」も際立ってる気がします。


「La La Love」はマイナーメロディーの切ないメロディーが印象的なポップチューン。

歌謡曲っぽいキュンとくる系?の感じで、日本人はこういうの好きそう。これまたギターサウンドがいいですね。


「Go」は前の曲から、がらっと雰囲気が変わって、大人っぽく力強い、ピアノソウルナンバーを歌い上げてます。

ゴスペルっぽいコーラスも挿入されてます。


「Get Up,Get Out」も面白い1曲。サウンドは冒頭からバイオリンの落ち着いた音色と

ポップなメロディーラインが共存する不思議な展開で始まり、リリックやボーカルやコーラスは

完全なヒップホップ調という、楽しい仕上がりになってます。


「Beware Of The Dog」はUKのDepeche Modeの「Personal Jusus」をそのままサンプリングしたもの。

原曲はクールなシンセサウンドとバンドサウンドの融合という感じだったけれども、Jameliaの「Beware~」は

もっと挑発的な感じのバンドサウンド+ダンスビートという感じ。


「Got It So Good」は古きよきソウル・ミュージック風のナンバー。躍動的なリズムのナンバーが

続いていたので、ここら辺は落ち着きますね。こういう落ち着いた曲を歌うと25歳という彼女の実年齢よりも

さらに大人っぽい深みを感じます。


「Hustle」は「ロッキー」を元ネタに使ってるナンバー。ブラスアレンジがかっこいい仕上がりです。


ボートラは「Something About You」のリミックス2曲と「Tripping Of You」。

「Tripping Of You」は展開が面白いです。神秘的なシンセサウンドでウィスパーボーカルを

駆使したひら歌の部分と、いきなりロックお姉ちゃんに変貌するサビの部分の対比が

気に入ってます。


…というわけで冒頭でも書いたとおりR&Bというよりは、ほんとにポップアルバムとして楽しめる一枚。

ただ、随所にヒップなメロディーがはめ込まれてたり、なによりサウンドの遊びが豊富です。

残念なこととしては、歌詞が入ってないこと。国内盤にも解説しかないし…あせる。歌の世界を

もうちょっと知りたかったな。それをのぞけば結構楽しめたアルバムです。

ジャメリア
ウォーク・ウィズ・ミー










今日はJesse McCartney(ジェシー・マッカートニー)の2ndアルバム「RIGHT WHERE YOU WANT ME」を紹介します。

彼は2年前に「Beautiful Soul」でデビューした19歳のアメリカ出身のポップ・シンガー。

どちらかといえばアイドル的な人気のある歌手です。


だだ、アイドルといっても歌はうまいし、センスもいいしで、僕は彼の1stアルバム「Beautiful Soul」はすごく好きでした。

だいたいアイドルとかアーティストとか、聴く側にとっては、はっきり言ってどうでもいいことで、

それよりもいい歌か、あるいはいいシンガーということが大事だと思うんですけどね。


そんな彼ですが、1stアルバムではポップス寄りのR&B路線で攻めてきていたのですが、その路線は後退して、

今作では若さあふれるロック路線を中心としたサウンドにシフトしてきてます。


アルバムは、ちょっぴりエリック・クラプトンあたりを彷彿とさせるサウンドの「Right Where You Want Me」から

スタート。落ち着いた雰囲気のロック・ソウル風のサウンドになってます。コーラスワークも非常にしっかりしてるし、

またフェイクやファルセットも自在に使い、だいぶボーカルのスキルが上がった印象です。


「Just So You Know」もミディアムテンポの切ないバラード。友達の彼女を好きになってしまった男の気持ちを

歌ってます。ギターの音色が好きです。


「Blow Your Mind」はどっしりとした低音を基調としたバンドサウンドと、彼のハイトーンボーカルの対比が

おもしろい曲。好きな女の子にどんどん惹かれていく様子を歌ってます。途中のゴスペル風コーラスもいい感じです。


「Right Back In The Water」は美しいアコースティック・ギターとピアノの音色が印象的な曲。

先の見えない不安な恋模様を歌ってます。


「Anybody」は彼女にとても尽くしているのに、彼女にはいいようにあしらわれて、それを自分でも感じ取っているという

男の心情を歌ったロック・チューン。「誰か僕と同じような空回りの思いをしてる人はいるのかなぁ?」という

問いかけを誰にともなくしているという、詞の視点が結構好きですね。


「Tell Her」は静かで美しいピアノの独奏から始まるものの中盤から、だんだんと楽器が増えて盛り上がっていく

展開がドラマチックなナンバー。この曲でもどちらかといえば、男の思い>女の気持ち的な設定で詞が書かれてますね。

片思いではないんだけど、男の熱い気持ちに対して、彼女のほうはそれほど、彼のことを思っているわけではなさそうな、

そんなシチュエーションです。


「Just Go」はサウンドもボーカルもかっこいいですね。

これは、前の曲の詞とは逆で、過去の恋に見切りをつけて、新しい恋を見つけた男のなんとなくさばさばした気持ちを

歌ったブルースナンバー。


「Can't Let You Go」はハードな印象のロックナンバー。歌い方も若干ワイルドな感じで攻めてきてます。

これは彼女のとりこになってしまっている男の気持ちを歌ってますね。


「Feelin' You」は好きな一曲。これはファルセットとウィスパーボーカルを駆使した歌唱技法がいい味出してますね。

ほかの曲はロックサウンドで勢いに乗って歌う部分もあるのですが、この曲に関しては感情を最低限に抑えたような

歌い方をしていて、逆にシンプルに伝わってくる感じがします。曲調はフォークとR&Bが混ざったような感じ。


「Invincible」はストリングスの音色が綺麗な落ち着いたバラード。

何の歌なんだろう?と思って詞を読むと飲酒運転によって亡くなってしまった恋人に向けて歌った内容あせる

「4杯か5杯でいってしまった」とか「35マイルのところを85で走って」とか「2003年9月1日」とかリアルな表現が

出てくるところを見ると、実話なんでしょうかね。


「Daddy's Little Girl」は一番好きなナンバー。サウンドとボーカルがむっちゃかっこいいんですよ。

ちょっとサイケデリックな雰囲気のする古い感じのロックサウンドなんですが、これが彼に合ってる。

また曲中に挿入されてる「Hey!」とか「Come On!」とかいうシャウトもいいし、途中の変な音(ピョーンってなる)の

効果音かおも面白いし、後半のテケテケテケテケテケテケ~♪となるギターとか、音楽の楽しさが倍増。

この曲を聴くだけでもアルバムを買う価値アリです。


日本盤ボートラ「Running Away」はイントロだけ聴くと、初期~中期のミスチルみたいな爽やかなポップロックのナンバー。

詞は「ある場所でうまくいかなかった者が、次に自分が輝ける場所を探していく」という内容ながら、前向きさよりも

どちらかというとタイトルどおり「苦しいことから逃げていく主人公」雰囲気も感じさせてしまうリリックあせる

リアルっちゃリアルですが、そんなにいい詞ではない気も(笑)。


もう1曲のボートラは「Feels Like Sunday」はちょっとカントリー・ロックっぽい感じで、こちらも雰囲気は爽やか。

詞も純粋な恋愛模様を歌ったほほえましい内容になってます。


全部で14曲あって、シンプルで非常に聴きやすいアルバムです。

若干優等生過ぎるきらいもありますが、それでも「Just Go」、「Daddy's Little Girl」あたりは

サウンド的にも凝ってて聴き応えありました。

歌も進歩してると思うので、次のアルバムではヴァリエーション豊かなサウンドにチャレンジすると

さらに化けるかもしれません。

また、日本では国内盤には3種の顔写真ステッカーが封入されるなど、完全なアイドル扱いですけど

アイドルだと思って手を出さない、というのはちょっともったいない存在のアーティストです。

ジェシー・マッカートニー
ライト・ホウェア・ユー・ウォント・ミー(初回生産限定盤)


さてさて、今回はmihimaru GTの3rdアルバム「mihimagic」を紹介。

このアルバムは今回の沖縄旅行で暇な時間に、那覇のHMVに立ち寄った際に試聴してみてものすごく

キャッチーで、惹かれてしまい即購入しました。

なんか、僕がこれまで紹介してきたアーティストとはちょっと毛色が違うような気もしますが、

キャッチーで良い出来だったので紹介します。


彼らについては「名前は最近よく聞くけど曲は知らない…」っていうレベルで、

かつ、avex系のぽっと出のグループかと思ってたんだけど(超偏見ガーン)、実はレコ社はユニバーサルミュージック

で(所属事務所がエイベックスの制作チームと提携しているため、サウンドプロダクションはエイベックスっぽい

雰囲気満点なんだけどね)、メジャーデビューして3年ちょい…と意外とキャリアも積んでたのね。

誤解してましたショック!


さてアルバムは最新シングル「いつまで響くこのmelody」からスタート。この曲はジャズの名曲「IN THE MODE」を大胆に

サンプリングしたナンバー。誰でも一度は聴いたころがあるであろう、このメロディーは聴いてるだけで

うきうきと楽しくなってくる雰囲気を持った楽曲ですね。人の出会いと別れの大切さを歌ってます。


「気分上々アップアップ」は彼らの出世作となった9thシングル。なんといってもサビの「Hey DJ」の気持ちのいい

歌いっぷりがいいですね。何度も聴いてしまいます。普通にダンスビートなんだけど、程よくスクラッチやラップなど

がブレンドされて、Hip-hopの風味になってるのがポイントですね。彼らも安室奈美恵おねーさんと同様に

Hip-Pop」を標榜してるようでニコニコ。初めて知りました。


「Drum-Line」はマーチングバンド風のイントロから始まるポップチューン。淡い夏の恋を描いた

青春っぽい詞の内容が、「若い~」って感じ。爽やかです。hirokoとmitsuyukiの掛け合いラップも

なかなかいい雰囲気。


「マジカルスピーカー」はフュージョン風のナンバー。ピアノの音色がとてもかっこいいです。


「Squall」は失恋ナンバー。切ないメロディーながらも、重たい雰囲気ではないです。

雨を情景にした失恋ナンバーってもう定番中の定番なんだけど、

そこにラップが乗る展開ってのが彼らならではだし、この詞にしてはさらっと聴ける曲調も珍しいし、これはこれでいいのではない

でしょうか。


「WAVES~Intrelude~」を挟んで、続く「楽園」も好き。これは沖縄の三線を使った(たぶん打ち込みだけど)、

リゾート感あふれるナンバー。沖縄大好きな自分としては三線の音色の入ったものは無条件に気に入ります。

全般に流れるゆるーい空気もいい感じ。


「Hello,Pansy!!」は一転して、hiroの歌いっぷりも勢いにあふれたロッキンなナンバー。

クラップ音なんかもふんだんに使用していて、ライブ向きの一曲になるんでしょうね。


「ツヨクツヨク」もポップロックナンバー。うまくいかない日常を乗り越えて、明日に向かおうという

メッセージの込められた非常に前向きな歌。けれどもこういう歌って、わりとありふれているし、

なんとなくサビの一部が浜崎あゆみ嬢の「independent」に似てて、かつ、楽曲全体のイメージが

初期愛内里菜をほうふつとさせるテイストになってます。そこにラップが加わることでかろうじて

オリジナリティを保ってる感じあせる


「Over Drive」は175RのSHOGOをフィーチャリングしたパーティーチューン。

わいわい騒ぐという詞の楽しい雰囲気と、SHOGOのほどよく軽めのボーカルと

mihimaruの2人の息が合ってます。


「さよならのうた」は彼ら流の卒業ソングともいえそうな別れの歌。

切ない別れを描きつつも、未来への希望のほうが大きいという

瑞々しい描写が印象的です。壮大なベルの音色も挿入されて、広がりのある詞の世界を

演出してます。ここで聴けるhirokoのボーカルは大人っぽくていいですね。曲の雰囲気は

若干大塚愛っぽいかも。


「どーなのよ?最近」は「気分上々↑↑」のアウトテイクと、古坂大魔王氏と、彼らふたりによる

トークを中心とした内容。トークはラジオっぽい雰囲気で収録してて、内容は楽屋オチっぽい

内容ながら、hirokoの大ボケっぷり(ex. ・「車掌」を「社長」と聞き間違う。 ・「自分がTV向きではない」と

語るトホホショック!な理由、など)が彼女のパーソナリティを知るにはなかなか面白い内容。

おそらくファン以外では、このアルバムで初めて彼らの作品を買う人が多いでしょうから、

自己紹介っていう意味でも、楽しいかな。


ただこういうのって、収録することによって作品のテンションが下がる危険性を多分にはらんでいるんだけど、

これに関してはまぁ成功といえるかも。


そして次が大江千里とのコラボによる「部屋とYシャツと私」。平松愛理の14年前の大ヒットシングルのカヴァー。

千里さんのピアノはすごくうまいし、hirokoのボーカルも微妙にくせがあるものの、何度も聴くとこれはこれで

いいのかな、とも思います。ただ、何故、普段の彼らの音楽性とかけ離れた、平松愛理のこの曲を

今カヴァーすることになったのか、しかもそれを作曲者でもない大江千里とコラボしてるのか

(FMでの共演がきっかけとのことらしいけど、でもなぜこの選曲?)など小さな疑問はあるものの、

仕上がりはまずまずかなぁ。おしゃれなジャズ風のアレンジになってます。


それにしても、この曲リズムは「ワルツ」なんですけど、J-ポップのヒット曲で「ワルツ」調の曲って、

意外なほど少ないですよねー。そういう意味でも、貴重なこの楽曲に再びスポットを当ててくれたことは

純粋にうれしい感じです。


そして波音のSE「WAVES Ⅱ~Postlude~」にて静かにアルバムは幕を閉じるのですが、

冒頭でも書いたとおり、非常にキャッチーだし、聴いてて元気をもらえる一枚になってましたね。

深すぎるヒップホップは苦手だけど、普通のポップスも食傷気味で物足りないという人には

お勧めかも。批判や否定があることを承知の上で言えば、自分が聴いて感じたイメージとしては

浜崎あゆみや大塚愛、BoA的なサウンドの上に、ラップを振り掛けましたって印象。


僕は別にそれがいけないってことを言いたいんじゃなくて、ものすごくキャッチーなメロディーの上に

「今風」なヒップなラインが乗ることで、新しい個性が生まれている気がします。こういうのって

今まであったようでなかった世界だから、ここに目をつけた彼らおよびスタッフはなかなか賢いのかも。

意外に名盤だと思います。

hiroko, mitsuyuki miyake, Joseph Garland, HIROTO SUZUKI, Takashi Morio, Genki Hibino, DJ MINORU, mihimaru GT
mihimagic

今回はBlack Eyed Peasの紅一点、Fergie(ファーギー)の1stソロアルバム「The Dutchess」を紹介します。

僕は、Black Eyed Peas自体は03年の3rdアルバム「Elephunk」から好きになったんですが、その「Elephunk」から

グループに加入し、グループの爆発的人気の原動力にもなったと言われるFergieのこのソロアルバムは、

グループの要のwill.i.amをプロデューサーに据えながらも、グループ時よりも音楽性的に幅広い

ポップなアルバムに仕上がってました。


アルバムはそんなwill.i.amをフィーチャリングした「Fergalicious」からスタート。AFRO RICANの「GIVE IT ALL YOU

GOT」とJJ・ファッドの「Supersonic」をサンプリングしたエレクトロ・ナンバー。男を惑わすほどの自分の魅力を

''Fergalicious''と定義した小悪魔的なリリックが印象的な内容になってます。


「Clumsy」はオールディーズ風のバンドサウンドとピコピコしたデジタルサウンドが融合したナンバー。

途中コーラス隊風のアレンジになるところや、彼女自身のせりふが入る構成もいいアクセント。


「All That I got(The Make Up Song)」もwill.i.amをフィーチャー。しかし、こちらはとても

美しいメロディーに彼女のメリハリのあるボーカルが冴える、純粋なラブソングになってます。


そして見事ビルボードで№1を獲得した「London Bridge」。Polow Da Donプロデュースによるクラブチューンですが、冒頭のPolowの「Oh Shit!」のMCやサイレン音から、聴く者の耳をグイッと引っ張るパワーのある曲ですね。

どうでもいいポイントなんですが、途中のグラスにドリンクを注ぐ音のSEとか好きですあせる


次の「Pedestal」は前曲の「London Bridge」のラストから展開を引き継ぐ形でスタート。

冒頭の詞も俗謡「ロンドン橋落ちた」(London Bridge is Falling Down)の詞の影響を受けたものになってます。

曲調は不穏な感じで、詞も匿名性の高いネットの世界への非難も含まれた、有名人ならではの

辛さも感じさせる内容になってて、割と好きです。


「Glamarous」はLudacrisをフィーチャーした、夢の中にいるようなトラックが印象的な

ナンバー。ここでの彼女のボーカルはウィスパー気味で、全般的にゆるーい雰囲気に包まれてます。

詞はとてつもなく大きな成功を手に入れた今の自分の姿と、それでも、素に戻ったら一人の

普通の女の子なんだということを歌った内容になってます。


「Here I Come」はTEMPTATIONSの「Get Ready」のサンプリングを含み、かつ同曲のリメイク的な

内容になってます。


「Velvet」はセクシーな雰囲気の漂うボッサ・ナンバー。レコードを思わせるアナログな音処理もGood!。

「Big Girls Don't Cry」はそれまでの展開から、がらっと変わってオーソドックスな女性フォーク・ロック

ボーカルのナンバーをなぞらえたような仕上がりに。失恋から立ち直って一人で生きていこうとする前向きな詞も

含めてわりとありきたりな内容の歌ではあるんですが、彼女のボーカルがせつなさと、決意という、詞の内容を

うまく表現できてることもあって味わい深いです。


「Mary Jane Shoes」は結構好きですね。Rita Marley とThe I-Threesをフィーチャーしてます。

 前半はゆるやかなレゲエ調でピースフルに展開して、

このまま終わるのかと思いきや、途中からいきなり急速にテンポアップしてパンクナンバーに発展!

さらに曲終わり直前には軽くジャズ風になって終了と、ジェットコースターみたいな展開がスリリングです。


「Losing My Ground」は切なげなギターサウンドとストリングス、そしてコーラス、内省的な詞が印象的。

結構攻撃的な内容のアルバムになっているのかと思いきや、こういう「自分はいったい何者なの?

どこへ向かえばいい?」という自分探し的な内容を歌っているのは意外でした。


「Finally」も好きですね。John Legendが制作に関与してます。キラキラしたシンプルなピアノメロディーが

聴く者を優しい気持ちにさせます。好きな人との出会いによって自分の人生がドラマチックに変わっていく様子を

かみ締めるように歌うボーカルが秀逸ですね。セリーヌとかマライアの歌い上げバラード系に近い雰囲気です。


他にもスカポップ風のナンバー「Voodoo Doll」、

本体、Black Eyed Peasをフィーチャリングしたファンクチューン「Get Your Hands Up」

ハードロック+ヒップホップという趣で、Fergieのボーカルも一番ハードでちょっとエヴァネッセンスみたいな「Wake Up」、スティールドラムやピアノ、サックスを使った涼しげなサウンドがリゾート感感じさせるポップス「Paradise」(けれども爽やかに終わると

思いきや段々と暗くブルージーになり、尻切れにぷつっと終わる展開もなかなか◎)と、サウンドの幅が広く楽しめるアルバムとなってます。


本体Black Eyed Peasはヒップホップをベースに、音楽性を広げていってる感じですが、逆にFergieのこのアルバムは

ポップスというフィールドから、Hip-Hopやブラックミュージックに足を伸ばしているという雰囲気になってるので、

ブラックミュージックは苦手という人でも、気軽に楽しめるのではないかと思いますよ!

ファーギー FROM ブラック・アイド・ピーズ, ウィル・アイ・アム
プリンセス・ファーギー:THE DUTCHESS(初回限定特別価格)