今回はデビュー曲が全米トップ3のヒットを記録し、日本でも注目を集めているCassie(キャシー)の1stアルバム

「CASSIE」をピックアップ。今年から来年にかけて一番注目が集まるといわれているRyan Leslie(ライアン・レズリー)を

プロデューサーに迎えて、クールでどこかおしゃれなR&Bサウンドを聴かせてくれてます。


アルバムはメロディーの抑揚を必要最小限に抑えられたサウンドと、そこに軽くつぶやくように歌いだすキャシーの

ボーカルが乗っかる展開ではじまるデビュー曲「Me&U」でスタート。


続く「Long way 2 go」は浮遊感のあるシンセサウンドをバックに、キャシーちゃんのクールな

ラップも聴くことが出来るナンバー。 自立した強い女を描いたリリックが印象的です。


「About time」はメロディーが好きですね。切ないメロディーに乗せて、ファルセット気味のボーカルを聴かせる

一曲。これはもろ、失恋を描いたナンバー。けれども女性のほうが強い意志で、一歩前に踏み出していこうとする

する姿を描いてます。


「Kiss Me」はキャシーが初めてレコーディングをしたという楽曲。なんでも、キャシーがライアン・レズリーと

出会った最初のころに、彼女の母親から「バースデイ・プレゼントとして曲を作ってほしい」と頼まれ、

キャシーとライアンで作ったのがこの曲だそう。その出来が認められ、それがきっかけで彼女はデビューの

きっかけをつかんだのだから、ほんとにシンデレラ・ガールですね。アレンジではデスチャの「T-Shirt」を引用してます。


「Call U Out」は浮気をする彼氏に対して、「ばれてない」と思ってる男を尻目に、「すべてお見通し」とばかりに

冷たい視線を投げかけるようなリリックがちょっと怖いクールなR&B。


「Just One Nite」はサウンドがむっちゃ好きですね。ハープの音色を使ってます。ハープってすごいすきなんですよ。

心が洗われるような気がしてコスモス。詞は終わってしまった恋に引きずられて、忘れられない思いを抱く

女性の姿を描いてます。後半ではライアンがラップで「じゃあ、どうなるかわからないけれども

寄りを戻そう」と男の立場で歌い、ストーリー的には「元サヤ」に戻ろうとするところで曲が終わる展開です。


「Not With You」はアコースティック・ギターと優しいパーカッションの音色が聴くものを穏やかな気分にさせる

ナンバー。好きな人といる時間の大切さを歌ったラブソングになってます。


「Ditto」も好きな一曲ですね。これはR&Bというよりは、ゆるやかなポップ・ソングという趣のナンバー。

ボーカルも軽く流すように歌っていて、アイドルっぽい感じ。


「What Do U Want」は一転して、ロックっぽいアプローチにチャレンジした楽曲。

キャシーの友達のガールズバンド、Pretty Boysを招いて作られます。雰囲気的には

以前流行った、シャンプーみたいなガールズグループのサウンドと、ヒップホップ的な

音の遊びを掛け合わせたような楽しい仕上がりになってます。


「Miss Your Touch」では彼女のボーカルは他とは違って若干歌のキーが高めな感じ。

リズム自体はわりと落ち着いたノリの、ギターサウンドを中心にすえた

心地よいフォーク・ロックサウンドといった感じです。


国内盤ボートラ1曲目の「When Your Body Is Talking」はけだるいボーカルで歌われる

セクシーなラブソング。もう一曲は「Me&U」のリミックスでP.didyとYung Jocを

フィーチャーしたバージョンです。


以上の全13曲で、通して聞いた感想はやっぱり非常にクールだなぁということ。

アメリカのR&Bアーティストって言うとなんとなく「熱い」印象を受けるんですが、

この人のボーカルはどっちかというと涼しい、というか冷たい感じすら受けるときもあるほど。

そういう意味では新鮮で面白かったです。サウンドもおしゃれにまとめてる感じだし。


各所でいろいろと評価もされてるものの、一部には「歌唱力不足」、ライアンのプロデュースの

勝利なんていう厳しい意見もあるみたいですね。

確かに歌唱力があるほうではないけど、こういうアンニュイな感じ?も味のひとつとして

これはこれでいいのじゃないかな?とは思います。結構ハマってます!

キャシー
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