今日は平井堅の6枚目のアルバム「SENTIMENTALovers」をピックアップ。
なんだか無性に「思いがかさなるその前に…」が聴きたくなって久々に引っ張り出してきました。
僕はどっちかっていえば、女性ボーカルを聴いてるほうがやや多いんですけれども、
邦楽男性アーティストの中では、平井堅が一番好きですね。声を聴くと落ち着くというか。。ええ声です。
アルバムはその「思いがかさなる前に…」から静かにスタート。
この曲は「ねぇ~」っていうフレーズから始まるんですけど、この声の出し方が微妙に気持ち悪いなぁ
って
聴くたびに思います(笑)。この曲がはやってた当時、今とは違う部署にいてそこは常に有線がかかってたんですけど、
深夜一人で残業してるとき、突然「ねぇ~
」というあの歌声が聴こえてきて背筋が寒くなった記憶が
2~3回あります
。でもええ歌ですよね。いつか別れてしまうときが来るかもしれないけれども、
今はそんなことを考えずに毎日を大切に生きていこうという、小さな幸せを歌った歌。
続く「jealousy」は浮気をしてる彼女への激しい嫉妬を歌ったファンク・チューン。
最近は正統派ポップスのイメージが強くなってきてる彼だけど、こういうファンク調にも味がありますよね。
「言わない関係」も好きですね。ピアノの躍動的なイントロが印象的なソウル・ナンバー。
恋の初めのころのドキドキ感を描いた甘酸っぱくも瑞々しい表現が曲調とマッチしてます。
「君が僕に憑依した!!」も恋愛初期の気持ちを描いてますね。
好きな子にはまっていく心境を、「憑依」という変わった表現で描いてるとこがユニークな彼らしいところ。
曲調もシンセサウンドで非常にポップ。
そして大ヒット曲「瞳をとじて」。彼の歌声は、人の心の温かさを表現するのに長けてますよね。
優しいピアノサウンドも声に合ってるし。ただ、この曲に関しては数ある彼のヒット曲の中では、
僕はそれほど思い入れは少ないかも。
次は「青春デイズ」。わざとダサいタイトルつけてる感じがポイントですね。
ホーンセクションをうまくつかった、ファンキーなナンバーです。
恋にも仕事にも思いっきりぶつかる青春の青臭さを歌ってます。
「style」は早いBPMで畳み掛けるように歌うデジタル・チューン。
プロデュースはSOULHEADなどのお仕事でもおなじみのOCTOPUSSYですね。
「signal」はメロディーが好きな一曲。プロデュースとアレンジFILUR(フィルー)という、デンマークの
コペンハーゲン出身のDJ、トーマス・バーフォードとキャスパー・ビヨーケによる新鋭ダンス・デュオです。
平井堅による曲はなんとなく歌謡曲的なんだけど、アレンジによって、
ファンクとラテンとディスコサウンドをミックスしたようになってます。
「鍵穴」はちょっとエロティックなリリックのR&Bチューン。
この曲でもホーンセクションを効果的に使って、ちょっとセクシーな雰囲気の詞の世界を演出してます。
デュエット相手には2003年にデビューした日米ハーフのシンガーAngelinaを起用してます。
ただ、この人最近、リリースないみたいですね
。
続く「nostalgia」はアコースティックの切ない音色から始まるフォークソング。
親や子供時代の思い出を描いた文字通りノスタルジックな内容。
MONDO GROSSOの大沢伸一が作曲とプロデュースをしてますがこの曲調というのが意外。
そして「キミはともだち」。作詞・作曲からドゥーワップのコーラス、楽器、ボーカルエフェクトまで
平井堅が担当したという、彼の実力を感じさせる力作。ほぼアカペラなのに
これだけの幅広い表現が出来るのはさすが。
ラストは「センチメンタル」。ブレイク後の彼の王道とも言うべき、ピアノ主体の優しいメロディーの
バラード。ゆっくりゆっくりと、迷いながらも進展していく恋の模様を、大切に歌い上げる
ボーカルが秀逸です。
彼に関しては、本当は初期から中期までのR&Bを基調としたブラックミュージック路線のほうが、
魅力あって好きではあるのですが、この作品で多く見られる王道のポップス路線も、
彼の安定感あるボーカルと、卓越したスキルによって、純粋に「歌のよさ」が伝わるとは
思うので、これはこれでいいとも思います。すごく温かいアルバムだと
思うしね。
- Ken Hirai, Seiji Kameda, OCTOPUSSY, Yasuharu Nakanishi, AKIRA, Nao Tanaka, 平井堅
- SENTIMENTALovers