ひろの日記 -4ページ目

ユニコーンの日(下)[★★★★☆]

引き続きUCガンダム第2巻
一度は権力・暴力に屈した少年が目の前で起きた事件をきっかけに再び立ち向かっていく。いつもどおりの展開ですね。しかも、なぞの組織の正体がついに判明。それとともにヒロインの招待もほぼ明らかに。いやー、まさかここであの人を持ってくるとは思いませんでした。やりたい放題ですねえ。それとともにバナージの正体も明らかになり、ガンダムも登場。ガンダムはシステム上、バナージしか動かすことができないという縛りも入ってここからの展開が楽しみです。
福井ガンダムではこれまでそんなにかかれていなかったところにスポットを当てています。まずは、U.C.0001。で、続いて、コロニーについて。遠心力での擬似重力の影響。コロニー内の大地にふれていない間は重力は働かないが、大地にふれた瞬間に重力にとらわれるとか、擬似太陽とか、コロニーの作り方とか。とても面白い。初期のガンダムが公開された時代だとそんなに科学的な考証はされていなかったわけで(それでも当時の作品の中では群を抜いて科学的だったけれども)その辺を当時の設定のまま説明をつけるというのは難しい上に楽しい作業ですね。いや、おもしろい。

ユニコーンの日(上)[★★★★☆]

久々のガンダム小説。小中学生のころひたすら読んだのが懐かしいです。F91以降は新世代ガンダムとかで、これまでのU.C.とは違う時間軸ということでぜんぜん興味がなかったのですが、やはりU.C.が舞台ということで興味がわいてきますねえ。作者は福井晴敏だし。
ということで、内容ですが、まさかのU.C.0001から始まるとは‥‥。そういえば、これまでこの時代にふれた作品って見たことなかったわけで、作者が自由にできる時代ということでしょうか。で、時代が飛んでU.C.0096。主人公の少年は平凡な工業高校の学生。ヒロインは高貴な血を引いたなぞのお嬢様。ヒロインの危機を偶然主人公が救う。Boy meets Girl 。王道ですね。これぞガンダムシリーズ。F91そっくり。ガンダム全盛期であれば、コピー作品ととられるところでしょうが、30周年を迎えた今としてはまさに正統派。今後が楽しみです。

お花見

今年もお花見の季節がやってきましたということで、昨日お花見に行ってきました。場所は昨年と同じ、品川にすんでいる会社の先輩のおうちの隣の公園。去年は桜の開花がいまいち遅くなってしまった(咲き始めてから満開になるまでが時間かかったような気が)ので、桜がほとんどなく、しかも寒いという厳しい条件でしたが、今年は桜もほぼ満開、気温も暖か、ということで非常に楽しかったです。昼は桜の下でお花見、夜は近所の居酒屋でそのまま飲んだくれ。贅沢でした。本当は桜の写真をアップしたかったのですが、思いっきりカメラを忘れてしまったので今回は写真なし。酒はもちろん、食べ物もすべてスーパーのお惣菜というのもちょっと寂しかったか。まあ、参加者の9割以上が男という状況(女性は先輩の奥さんのみ)ではしかたないか。
それにしても、昨今めっきりお酒に弱くなってしまっているのが気がかりですねえ。3月後半から飲み会が続いていてその疲れとか言うのであればよいのですが、やっぱり年のせいなのか。

時をかける少女[★★★★]

本日は友人と先週公開された「時をかける少女」を見てきました。2年ほど前(だったかな)アニメ版の時かけが公開されて、予想外の大人気となったことを受けたのか受けていないのか、久しぶりの実写映画です。私的には、原田知世の映画版しか記憶にないのですが、過去に何度も映画化やドラマ化されているんですねえ。まあ、今回の映画は過去の映画版とは違って、続編的な感じらしいということまでしか知りませんでした。(アニメ版とはまったく関係ないとは聞いていたのですが、だったらなぜアニメ版の声優である仲里依紗を主役に使ったのだろう‥‥)まあ、そんな感じであまり事前には興味はなかったのですが、誘われていってきたという感じです。で、見てみると、結構面白かったです。まあ、そんなにトリッキーな話というわけではないのですが、素直な感じで、70年代の青春物語をくすぐったいような感じで見るというところですか。まあ、タイムリープ自体の必然性や、歴史操作的な部分についての考察非常に適当感あふれていましたが、まあ、気楽に見るにはいいかなと。役者さんもそんなに有名な役者が出ているわけではないのですが、自然な感じでよかったです。特に主役の仲里依紗よかったです。前にドラマで見たときにはちょっと表情がないうえ、スタイルもよくないなあと思っていたのですが、今回は、表情も明るく、スタイルも細すぎず、大きすぎず、なのに時々ドキッとするほどの重量感(いい意味で)があるという最近の若手俳優にはない個性が目立ってました。声もなんとなく舌足らずな感じが特徴的でいい感じでした。ちょっと今後も少し気にしてみようかなと思ってしまいました。ということで、総じていい感じだったのですが、結局はアイドル映画ですね。まだ数年後にリメイク(か、続編?)されるんでしょうね。

横浜マリノスvs川崎フロンターレ

ということで、本日見てきたJリーグについて。
いやいや、マリノス強し!フロンターレってもっと強かったはずなんだけどねえ。やはり中村とジュニーニョがいないとだめなのかなあ。ほとんどチャンスも作れなかった感じでした。稲本も前半の最初のほうでドリブルで突っかけてPA前でフリーキックを獲得したところだけかな。後は森が独りでつっかかって空回りって感じ。それに引き換えマリノスは強い。いきなり俊輔のゴールから始まり山瀬の2得点。どれも美しかったです。まあ、選手の顔ぶれを見るとそりゃあ強いはずという名前がそろっているわけですし。松田はいないし、坂田もサブ、それでもあの選手層。何で去年とかあんなに低い順位だったのかねえ。まあ、今年はこのまま行けば優勝争いできるんじゃないかと期待しちゃいたくなる感じでした。(一番の不安要素が監督かな)
実は今回はバックスタンドの2階で観戦(ホーム自由席)したのですが、座っていた場所で選手入場のときに巨大弾幕を広げるということになってしまっていました。選手がアップしている時間くらいから、サポーター軍団がやってきて大きな布を広げて準備を始めるんですが、まあ、一生懸命やっていますねえ。仕事でもないのに。中心メンバーが支持を出して、それをひたすら聞きながら作業をする人たち。若い人から結構な年配の人まで一緒になって作業をしていれば、久しぶりに会ったメンバー同士が仲よろしげに会話をしている。思いっきり、宗教的なものを感じてしまいました。まあ、そこそこかわいい女の子に、あんまりカッコよろしくない男性が指示をしながら一緒に作業している。うーん、なんだか。弾幕を広げるということはその場所に座っている人たちは選手入場を見れないわけなんですが、それは当然の義務であるとばかりに協力を押し付ける人たち。人当たりはものすごくよかったんですが、なんか怖かったです。

赤い指[★★★☆]

[簡単なあらすじ]
加賀恭一郎シリーズ。加賀恭一郎の家族について触れられている作品。(とはいえ、そこは本題ではないですが)
父親が家に帰ってみるとそこには見知らぬ少女の死体が。犯人は独り息子。父親はどのようにこの事実に向かい合っていくのか‥‥。

東野圭吾の新刊(文庫版のね)赤い指をやっと読みました。ファンだと公言しておきながら、読むのは文庫版だけ、しかも買ってからもしばらく積んでおくというだめファンです。で、まあ、やっと読んでみたのですが、いまいちでした。湯川シリーズのほうが有名になってしまいましたが、元祖シリーズである加賀恭一郎シリーズ。まあ、シリーズというほどの本数が出ているというわけでもないですし、テイストも結構違うのであんまりシリーズとして意識はしていなかったのですが。何がいまいちかというと、登場人物が薄っぺらい(感じがする)んですよね。加賀刑事関連の登場人物はいろいろと描かれており、今後の展開についても期待はできそうなのですが、肝心の事件側の登場人物が薄っぺらい。ただのおろかな家族の話ということでしかなく、いまいち感情移入できませんでした。最後の感動の場面についてもいまいち必然性がわからないため、いつもなら読み終わった後に来るずっしりとくるものが何もありませんでした。
まあ、こんなこともあるかなあという感じでした。次の作品に期待です。

今年初のJ

今日は今年初めてのサッカー観戦に行ってきます。マリノスvsフロンターレ。なんといっても注目は中村と稲本。ヨーロッパ帰りのプレーとやらを見せてもらおうじゃないですか。残念なのが、いつも一緒に行く友人にふられたこと。一人で観戦です。サッカーは同じスタジアムで同じカードというのは年に一回しかないから、予定をあわせるのが難しいですねえ。ま、天気もよいし、気温もいい感じなのでのんびりと視てきます。

夜想[★★★★☆]

[簡単なあらすじ]
主人公:雪藤は事故で家族を失い絶望の中で日々を暮らしていた。そんな中である少女とである。その少女は特別な能力を持っており、その能力で雪藤の悲しみに共感し涙をながす。雪藤はその少女によって立ち直ることができた。そして少女のすばらしさを他の人に伝えることこそ自分の使命として行動を始める。

貫井徳郎の新刊(文庫だけど)です。この人の初期作品である慟哭と同じ宗教を扱った物語ということが帯に謳われており、どらっとばかりに手にとって見ました。慟哭については、宗教は絡んではいましたが、どちらかというとミステリーらしいトリック(叙述的)が中心であり、宗教は闇の部分を強調する形で使われていました。しかし、本書では正面から宗教を扱っています。一般的に新興宗教が話題になるときはいろいろと騒動が起きたときであり、何であんな怪しい宗教にはまり込んでしまうんだろうと思うものですが、本書を読んでみると、なるほど、(すべての宗教がそうではないでしょうが)そんな感じで出来上がっていくのなら、熱心に活動してしまうのもわかるかなあなんて思ってしまいました。宗教といっても小規模であれば、お金やら権力やらは何もなく、ただ、救いを求めることが目的なんでしょうが、それが組織となったときにいろいろと壊れていくのだなあと。普通の会社にしても、ベンチャー企業が大きくなっていくことでおかしくなっていくことがよくありますが、おんなじ感じなのかなと。人が増え、組織ができることにより誰も求めていないにもかかわらず変わってしまうことがあるのかと。特に本書は登場人物に明確な悪意(犯人)というものが存在しない。にもかかわらず誰も望まない結果になってしまう。まあ、所詮フィクションですから、すべてがおんなじなわけではないですが、なんとなく組織論について考えてしまいました。爽快感というものはないですが、いろいろ考えさせられるよい本かと思います。ただ、ミステリーというくくりじゃないよなあ。

すっかり春ですねえ

この間の土曜日は月1回のフットサルの練習日でした。3月ということでだいぶあったかくなったなあと思ってはいたのですが、いやいや、春どころではなかったですね。完全に真夏仕様の格好でちょうどでした。もうすっかり春ですね。そろそろお花見の準備をしないと。ということで、あったたかったせいもあり、非常に張り切って走り回ったおかげですっかり筋肉痛です。しかも、フットサル後の飲み会は思いっきり酔っ払ってしまってぐてんぐてん。失態でした。

2年連続雨の一日

去年に引き続き今年も三浦国際マラソンに参加してきました。今年は応募が遅かったせいで10Kmではなく5Kmのクラスになってしまいました。まあ、結果的には5Kmで幸いでした。なぜか今年も雨のマラソンになってしまったので。もう3月になったというのに雨は降るは、風は強いは、気温は低いはで散々でした。まあ、ある程度覚悟はしていたのですが、そうは行っては寒いものは寒い。一緒に参加するはずだった友人の独りは棄権しました。まあ、正しい判断です。日曜日に自分から雨にうたれに行くというのはお勧めはできないですからね。とはいえ、申し込み代金が帰ってくるわけでもないので、しょうがなく一生懸命走って着ました。タイム自体は27分ということで、まあぎりぎり許容範囲というところで、このところの不摂生がもろに出てしまいました。まあ、これで10Kmクラスだった日には完走できていたかも怪しい感じでした。
で、走り終わったら友人たちとそのまま去年とおんなじ飲み屋に入って鍋をつついてきました。あめに打たれた後の鍋は最高でした。走って消費した分以上のカロリーを摂取してしまい不摂生の解消にはなりませんでした。困ったもんです。