先月ファインテールのグラスモデル購入し、何度か実戦投入しました。
私が最後にグラスロッド(バス用)を購入したのは20年以上前のこと。まだ中学生でした。
渓流ロッドでは無論初めてのことです。
ここ数年で色んなメーカーが渓流グラスロッドをラインナップしています。
個人的にはあんまり良いイメージの無いグラスロッドですが、一体どんなものなのか、気になったので購入してみました!
いつもお馴染みファインテールシリーズをチョイス。
結論から言うと、買ってみて良かったと思います!
ファインテールはカーボンのものを何本か持っているので、そちらと比較します。
今季の私の渓流釣りは、多分前回の川上村が最後ですが、こちらのロッドも含めて、終了直前にも関わらず、色々と用品を購入してしまいました…
それでは本題です!
ファインテールFSG-462UL
スペック↓
価格: 20,600円(税込)
全長: 4.6フィート
継数: 2
ルアー: 1-8g
ライン: 2-6lbs(ナイロン) PE0.3-0.8
アクション: レギュラーファースト
重さは約80g
メーカーHPより
FSG-462UL | 取り回しの良さから定番レングスになりつつあるモデルです。ショート~ミドルレンジでのキャスタビリティに優れ、更にUDグラスの採用により繊細なルアーアクションとアプローチが可能に。スムーズなベントカーブは大型魚の引きをしっかりと吸収。暴れさせずに寄せることが出来ます。 |
カーボンのファインテールとのスペック上の違いは3点
マテリアル:
カーボン→UDグラス
アクション:
ファースト→レギュラーファースト
そして、少し重くなった。
(502ULのカーボンは65g)
まずは外観から!
左:カーボン 右:グラス
(比較対象はファインテール502UL)
バットもティップも、カーボンより明らかに太くなりました。
ブランクスのカラーはグリーン→グレーに。
グリップは殆ど同じですが、若干違います。
ウッド素材が少し明るなった。
そして金属部はガンメタ→ブラックに。
少し色味が違うだけで、素材は全く同じだと思います。
トラウティーノ502UL の時に書きましたが、こうやってコストを削減しているんでしょうね。
UDグラスのロッドは高価なイメージですが、お陰で我々ユーザーは安く買うことができます!
それぞれの外観はこちらで詳しく書いたので、良ければ併せてご覧下さい↓
外観についてはこんなもんです。
特筆するような違いはありませんが、個人的にグレーに色が変わったのは好みです。
カッコいいと思います!
続いてはベントカーブ…
20後半を釣り抜くと想定して、250ccの水を入れた500mlのペットボトルをぶら下げています。
綺麗によく曲がります!
私はまだ24cm程までしか釣っていませんが、大型が釣れてもフックを伸ばされたりはしにくいでしょう。
実戦投入して感じたこと
私もそうですが、昔のイメージでグラスロッドを敬遠されている方もおられると思います。
しかし、このUDグラスは昔のものとは全く別物です。
グラスロッドでよく言われる"重さやダルさ"というのは全くといって良い程感じられません。
昔はグラスはカーボンに淘汰されましたが、今ではトラウト・バスの世界で再び各社からライナップされています。
素材が良くなり、グラスの良い特性を活かせる時代が来たんだと思います。
よく曲がるので、軽いルアーでも乗せやすく、特に近距離では非常に精度良くキャストできます。
(タメがよく効く)
反面、遠距離では少し精度が落ちます。(ベテランは気にならない程度だと思います。)
ティップのブレの収束が遅い為です。
これが1番のデメリット。
(とはいえ4.6fが活躍する上流部では近距離が大半)
↑カーボンより揺り戻しが大きいティップ
渓流でよく使う4-5g程度のミノーのトゥイッチでは特に問題ありません。
また、スピナーはとても扱い易いです。
ただし、重めの(8g)のミノーや、7gのジグは少し扱い難かったです。細かいアクションが難しくなります。
(私は時々深場で渓流ジギングをやる)
まだグラスのベントカーブを活かせるような大物は釣っていませんが、よく曲がるので、バラしにくい特性だと思います。
25cm弱でもよく曲がって面白かった!
面白い!という言葉に尽きます。
今までずっとカーボンを使っていて、グラスに変わったので、特性の違いが楽しいです!
ベテランの方で、久々の最新グラスロッドが気になる方は是非使ってみて下さい。
大型が釣れるエリアでは楽しむことができるでしょう。
そして、是非ともオススメしたいのは初心者の方です!
特に今、カーボンのシャキッとしたロッドを使い、キャストに悩んでいる方には是非使ってみて欲しいです。
グラスロッドの特性が、慣れない渓流でのキャストに悩む方にとって、ひとつの選択肢になるかもしれません。
また、初めてのロッドにも大丈夫です。
長年ファンテールシリーズを使い続けていますが、ファインテール542ULと同じぐらい誰にでもキャストし易いロッドだと思います!
余談ですが、ベイトフィネスの方はバックラッシュが起こりにくく、よりイージーなキャストになると思います。
ベテランには面白く、初心者には非常にキャストし易い、懐の深いロッドです。
昔のグラスのイメージは完全に捨てて、一度使ってみましょう。
新たな面白い選択肢になりますよ!