WEBエンジニア社長のブログ -38ページ目

株式会社設立) 1. 類似商号調査

社会貢献を果たすために、カタチから入ることにした。MBAが終わってからにしようとも考えていたが、何かといい機会なので、会社を設立することにした。

資本金は1円でもいいが、全ての手続きを自分でやっても手数料や税金で25万円もかかることがわかった。その金額に怖気づいたがまずは教育費だと思って、投資することにした。


法務局に行って類似する商号が登録されていないか確認した。次は定款を作る。

娘の6ヶ月間

ピー、ピー、ピーという電子音が鳴る中、映し出された映像は上下左右に揺れ、あわただしく撮影を始めたであろう様子が伺える。保育器に入った生まれたばかりの赤ちゃん、「オギャー、オギャー」とないているところ、お母さんがそっと抱きながらトントントンと背中をたたいてあやしているところが映し出される。そしてBGMには杏子、山崎まさよし、スガ シカオ、元ちとせ、スキマスイッチらによるユニット、福耳の「惑星タイマー」が流れる。前奏が終わって歌詞が始まると同時にこれまでを回想するような、日常の写真がリズムよく表示される。・・・最後には花火のスターマインが打ちあがる。

手前味噌だが、なかなかうまくできた。娘の成長が家族の日常の中に見えるような作品に仕上がった。妻に見せたら感動して泣いた。


娘が生まれる直前にデジタルビデオカメラを買って、事あるごとに撮っていたが、いつか編集したいと思いながらもそのままになっていた。先月ようやくIEEE1394のPCIカードを買ってきて、これまで撮りためた娘の6ヶ月間のダイジェストを作成した。


PCIカードは約3000円にも関わらず、編集ソフトがついていた。その編集ソフトを使えば、テロップを入れたり、BGMの音量を自由に変更したりできる。とても3000円とは思えないほど機能が充実している。これまでは、そんな動画を編集するなどということは全くやるつもりはなかったので、持っていたパソコンではパワーが足りなくて時間がかかり大変だった。そこで、これを機にパソコンも買い換えてしまった!

商品に自分にとっての価値を決めらる能力 (中国旅行より)

1週間ですが、中国の大連へ出張してきました。大連は初めてでなかなか楽しかったです。

今回は仕事の話は横に置いておいて、買い物の話です。

(もちろん仕事はexcitingでした。)


さて、買い物をする際に重要な2点は、

1) 買う前に自分にとっての価値を決める。

2) 自分にとっての価値と、売値が大きく乖離していたら欲しくても買わない。

です。


デパートのような大きなお店は別ですが、だいたい値札がついていないのが普通のようです。値札がないということは価格交渉ができるということです。だから店員にいくらか聞く必要があります。

ここで前もって自分なりの価値を決めておきます。例えばある洋服を買うこととします。その洋服の質やデザインから判断して自分にとっていくらくらいが妥当が考えます。さらに、現地の物価も考慮します。このときに、商品を見ながら、絶対に欲しそうな顔をせずに難しい顔をします。

さあ、ここから価格交渉です。例えば店員が100元といったとしたら、自分にとっての価値より少し低めに言います、40元だと。そうすると店員は2度くらい下げられないと言いますが、3度目には値下げします。値下げ幅が大きければまだ下げられる余地がありますし、値下げ幅が小さければそれほど下げられる余地はないでしょう。60元と店員が言ったら、まだまだ下げられる余地がありそうなので、再度40元でがんばります。すると必ずといっていいほど中値の50元と店員は言います。では、ということで、45元を提示すればだいたいそこで交渉がまとまります。


ちなみに、自分にとっての価値と店員が提示した価値とがまったくあわない場合は、それで交渉を中止して帰ります。と、必ず店員に制止されます。待ってくれそれならばと値下げしてきます。さあ、ここからさきほどのように交渉を開始します。


以前メキシコに行ったときの経験です。模様が描かれたレザーマットを購入しました。現地通貨で500を提示してきたので、ディスカウントしてもらい300で買いました。日本の物価で考え、こんなものだろうと納得して買いました。しかし、別の場所へいくと同じものが100で売っているではありませんか。さらに思い出すと、商品とお金を交換した後にその店員は小躍りしながら去っていきました。店員にとっては踊りたくなるほどの高値だったのでしょう。なんとしたたかな店員だったのかと悔しい思いをしました。


日本では必ずといっていいくらい全てに値札がついています。ですので、その商品の価値を考えるという習慣がなく、その能力が非常に低いことに気づかされました。ですので、自分なりの価値を決める事が最初は結構難しかったです。自分なりの価値なので、自分がどれほど欲しいのか、が重要です。決して日本ではいくらくらいだからなどと考えてはいけません。自分にとっての価値を見出して交渉することが一番納得できる方法です。


見ていると、店員は買い手を見て値段を決めているようです。日本人は、日本での物価が高く、金回りがいいので、かなりの高額を提示してきます。いわゆる定価の10倍くらいを提示してくる場合もあります。ですので、お店にとっては半額にしてもまだかなりの利益が得られるわけです。

思考停止状態

久しぶりに記事を書きます。

近頃私は思考停止状態に近いです。


家庭、仕事、MBA。この3つを成り立たせるべく約3ヶ月間がんばってきました。ここにきて困難に直面しています。

仕事で組織が変更になり、大きく環境が変わりました。コミュニケーションに70%以上を費やしています。コミュニケーションは英語が多いため、私は他のことを考える余裕はほとんどありません。

ですので、自分の目標について限られた時間で頭をフル回転させて思考しています。全速力で走っているため、仕事が終わってから学校に行きますが考える力がほとんどのこされていないという状況ですね。


7月中旬までにレポートが4つ、夏休み中の研究計画の提出がありますので、なんとかしなければ。。。

企業価値


PBR (株価純資産倍率)は何を示しているのだろうか。


東京証券取引所のページから引用すると、「price book-value ratioの略称。投資判断指標の1つ。株価を1株当たり株主資本(純資産)で除したもので、株価が1株当たり株主資本の何倍まで買われているのかを示すものです。」とある。


PBRが1以上の会社の場合、「株価×発行済み全株数」は、「総資産-負債総額」よりも多いことを意味する。その多い分は何を意味するのか。会社の将来の可能性ではあるが、ではその可能性とは何かというと働いている人々の可能性であるといえる。

人々の可能性を引き出すものは何か。偶然だろうか、いわゆる外部環境の変化だろうか。


ドラッカーは『チェンジ・リーダーの条件』で、『マネジメントとは、人間に関わることである。その機能は、人が共同して成果をあげることを可能とし、人の強みを発揮させ、弱みを無意味なものにすることである。これこそ組織の目的である。』といっている。


その会社で働く人達がマネジメント機能により、お互いに協力し、知恵を出し合い、事業に転換していく能力ということだ。


PBRはミドルマネージャを含むマネジメントの価値を表しているといえる。どんなに素晴らしい人々がその会社で働いていようとも、それを組織するマネジメントが不在であれば、価値を生み出すことはできないだろう。

私は改めて自らのミドルマネージャとして重責を認識する次第です。

アトピー

生後3ヶ月の娘がアトピーになってしまった。


生後2ヶ月くらいからほっぺたじゅうに赤いにきびのような湿疹がたくさんできた。妻が薬局で湿疹の薬を買ってきてはつけていたが治る気配はなかった。何人かの赤ちゃんをもつお母さんからは、「うちの子もそうだった。代謝が激しく分泌物が多いのが原因。よく洗えば治る」と聞かされていた。しかし、毎日お風呂に入れてきちんと洗っているにもかかわらずなかなか良くならない。それでも1~2週間に1度くらいは比較的きれいになることもあったので、それほど心配はしていなかった。


でもある日、アトピーの可能性があるお子さんの話を聞いた。「耳の付け根が切れているのが特徴らしい」と。そういえば家の娘も2週間くらい前から耳の付け根が切れている。それに、手で耳のあたりをよくごしごしと掻いていた。頭に500円玉くらいの範囲でかさぶたができていた。手足の関節の曲がるほうにもブツブツと湿疹ができていた。早速翌日皮膚科の病院に行った。
その病院は、家から1時間弱かかる。私の実家の近くにある病院だ。評判が良く私も何度かお世話になっている。きちんと診察、説明をしてくれるし、処方が適切なので信用している。少々遠いが、まったく知らない病院にかかるリスクを考えれば許容できる範囲内だ。


病院ではすぐにアトピーだと診断された。先生の話を聞きながら思い当たることが他にもあった。私と対面するようにして抱っこすると、顔を私の胸にくっつけて左右に振りながらごしごしとしていた。あれは顔がかゆいからやっていたそうだ。多分かゆくてかゆくてどうしようもなかった事もあっただろうと、少しかわいそうに思った。


薬をつけてもらったらその日の内にすっかりよくなった。薬はアズノールという非ステロイドとステロイドの入った薬をもらった。
毎日2回顔につけるのは非ステロイドの軟膏。これが嘘のように効いている。とりあえず油断せずに薬がなくなるまで続けるつもりだ。ステロイドの入った薬は症状がひどい時用と、四肢用。四肢には2日に1回塗って様子を見る。ステロイドはよく副作用が問題に挙げられる。今回もらったミドベードでは、発育障害や白内障などの可能性があるとのこと、うまく使わないと。


さて、アトピーの原因は遺伝要因と環境要因だということ。私も妻も親戚にアトピーの人はいないので、環境要因による影響が一番大きいだろうという結論。1つはミルク、2つ目は部屋の埃など。ということで、今週末は部屋の大掃除をした。

長い目で様子を見ていこうと思う。

今井・金子 『ネットワーク組織論』 岩波書店

今井賢一・金子郁容 『ネットワーク組織論』 岩波書店

約20年前に書かれた本だが、今でも十分通用する非常にいい内容だと薦められたので買って読んでみた。


プレゼンは戦略をもって 」で紹介した、ジョー・ティッド/ジョン・ベサント/キース・パビット (後藤晃/鈴木潤 訳) 『イノベーションの経営学』 NTT出版とも通じる内容で興味深かった。


networkorg ネットワークというコンテンツの上にコンテクストを見出せるというもの。

組織は必要に応じて伸縮性のあるネットワークでもってコンテクストをつくりだす。誰もが予期しなかったネットワークにより、市場の均衡を破壊し、生産活動が行われ、古いシステムが駆逐される。

組織は取引コストを節約するために情報を内包したり、情報を持つ別の組織とネットワークを結ぼうとするが、市場にある情報は動的に変化してしまう。しかし、そのネットワークの上にメッセージが乗ることで、シナジー効果が発生する。

これは、『イノベーションの経営学』 に出てくる「外部とのリンケージ」と同じだと思った。


また、ネットワークの中心に発生したパワーがリーダーの源泉。パワーが適切に使用され、メンバーが承認したときに、それまでの水平的な関係が垂直的な関係に転化したことを意味するというところも、「あーなるほど」と思った。

新人のOJT

今年の4月に入社した新人に、まずは小さな成功を重ねて仕事のやり方を覚えてもらうのと同時に、自信をつけてもらおうと計画した。


そこで、私にとっては簡単なプロジェクトの一部を任せた。それは、Oracleの9iから10gへのアップグレード。私なら半日あればOracleのセットアップからデータ移行まで出来る内容だったので、多めに見積もって5日間与えた。もちろん、必要な情報は全て提供して。しかしながら結局10日間かかってしまった。


一番の原因は予期せぬ障害が発生したことだ。それはかなり経験ある人でも気づかないようなOSレベルの障害だった。その判断を下したときには既に8日間が過ぎていた。まだリカバリできる時期だったのでしばらく悩んでもらおうと放っておいたが、結局私が確認して、OSから入れなおすことにした。ポイントはこの判断をいかに早く行うかだが、やれることの全てを知っていないとそれができないことに気づいた。


でも何10回もOracleのセットアップをできたし、データベースの作成なども何度もやれたし、関係者に説明して謝っていたし、非常にいい経験になったと思う。


私が一番恐ろしいと思う経験は、最初から全てがスムーズに終わってしまうことだ。案外記憶に残らないし、学ぶことも少ない。にもかかわらず、変な自信がついてしまい、甘く見てしまい、絶対に失敗してはならないときに失敗してしまうことだ。


疲れてます

最近、非常に疲れてます。


4月からMBAを勉強するために大学院に通い始め、すぐに先生方に薦められた本、80冊くらい買った。

1年以内に全部読むためには通勤、昼食の時間を利用する。

週3日仕事の後、10時くらいまで授業を行い、11時に家に着いたらご飯を食べて娘を風呂に入れる。

その後毎晩3時くらいまで本を読んだり宿題をやる。


生後3ヶ月の娘が2時くらいまでグズグズする。妻は先に寝て私は3時くらいまで起きているから、娘の相手をする。気づくと1時間かけて数ページも本を読んでいないこともある。


仕事ではプランニングに時間をもっと割きたいが、新人を入れたので、チームメンバーのトレーニングやケアに1日の半分以上の時間を使う。その上、突発的な資料作成やレポート作成が求められる。なぜかちょっと入り組んだ仕事が毎日1つくらいは飛び込んでくる。社内研修があるとそれらの仕事ができない。重なるときは重なるものだ。

大学院に行くためには定時後30分以内にオフィスを出なければならないから、時間までに全て終わらそうと時々血眼になってやる。


んー、今週もあと一日。少し手を抜いてもいいですか?

MBA取得をめざすのに良い時期

MBAの取得をするなら独身のときにしておけば良かったかな、と思ったこともありますが、総合的に考えれば私にとって今が一番よい時期ではないかと思います。


20代はただがむしゃらに仕事上必要なITスキルを身につけることに専念しました。その時点で経営についての経験はほとんどありませんでしたから、勉強をしてもそれほど多くのコンテクストは得られなかったでしょう。


30代に入ってからまじめに英会話を学ぶことに多くの時間を使いました。最低でも毎日2時間くらいはやったと思います。そして英語でコミュニケーションがとれるようになってくると、海外での仕事にチャレンジしたい、アメリカのビジネスを見てみたいという気持ちが沸いてきました。

しかし、いきなり例えばアメリカへ行ってもすぐに就職できるわけではないし、私はマネジメントに興味がありますから、それじゃMBAを取りにアメリカかイギリスへ行こうかとも考えました。MBAと英語の勉強を両方同時にできるのではないかと思ったからです。
また、実際に経営関連の本を読むたびに、実務上のマネジメントと非常に強くリンクする経験が多くありましたので、これはもっと勉強がしたいな、と思いました。
でも私にとって家族と仕事は最優先ですから、仕事をやめて学校へ行くという選択肢はありません。学校へ行くなら働きながら、です。


今は子どもはまだ0歳ですが、今後は年を増すごとに、いっしょに遊んだり、話を聞いてあげたりする時間もより重要になってくると思います。今ならまだそんなに一緒に遊べないですから、本を読む時間が比較的たくさん取れます。


そこで、日本にも英語でMBAの講義を行うところがありますからそこも検討しました。しかし、いくつかMBAの学校を見学したり、自分でも勉強をすすめるうちに、日本語の学校の方が、自分にとってメリットがあると判断しました。
理由は2つです。
1つめは、日本語による講義、討論の方が理解が深い。
2つめは、日本の経営環境には優れたところがあるから、日本の経営についても学びたい。
ということです。


人それぞれ適した時期があると思いますが、私にとってはこの今が良い時期だと思いました。