お礼のコミュニケーション
私は人にお礼言ったり褒めたりすることを心がけている。褒めるこことには賞賛、承認も含まれる。
例えば、仕事上で何かやってもらったら必ず具体的にお礼を言う。ただ「ありがとう」とだけは言わない。具体的に何がどうしてありがとうなのか表現する。例えばこうである、「急なお願いにも関わらず丁寧にしかも早急にやってくれてありがとう。」そしてさらに「大変だったでしょう。」とか「ここがよかったですね。」と。
これは、双方向のコミュニケーションだ。お互いに評価する/されるポイントを確認し合える。お礼を言う方は本当に評価すべき行動を取り上げる。お礼を言われる方はどのような行動が期待され、どうすれば評価されるのかを経験を通して知ることができる。
これは上司部下の関係になるともっと意味を持ってくる。もし結果や結果にいたる過程で評価できないことがあった場合は、まず褒める。そして、改善すべき点は明確に改善を要求することが必要だ。
英語ではごく普通に「Thank you for your help.」といったように何に対してありがとうなのか表現する。欧米では日本と比べて言葉で伝えることが非常に重要だからだ。言葉が全てといっても言い過ぎではないだろう。日本でも個人の考え方の多様化が進んでいる。考え方、価値観が異なれば「言わなくてもわかるだろう」というのは通じなくなってくる。
そもそもpoliteにrespectしてお礼を言われてうれしくない人はいないだろう。
久しぶりの学生生活
今年の4月から多摩大学の大学院 へMBAの勉強をしようと入学した。学生証をもらった。そう、もう34歳だが学割が使えるのだ。
思い起こせば15年前、「会社経営をしたい」と専修大学経営学部に入学した。その学部を卒業してから10年になろうとしていた頃、気づけば会社経営を始める見込みはまだなかった。そもそもその方向へは明らかに進んでいなかった。かといってそのときすぐに経営に携われるかというと自分に自信がなかった。また、社会人として非常に充実した10年間ではあったが、そのままの自分では将来に不安もあった。
それから10冊くらいの経営に関する書籍を読んだ。読めば読むほど楽しくなった。経営者でなくともすぐに使えるフレームワークがたくさんあったからだ。と同時に同じような志を持つ人達とdebateしたりしながら切磋琢磨することが必要だと感じた。本と自分の経験だけでは経営能力の開発に時間がかかるからだ。他の人の考えや経験を聞くことで、自分の器も広げられる。
ということで、働きながら通学でき、そこに通う人達が自分の肌に合い、魅力的な先生がいる多摩大学に決めたのだ。