WEBエンジニア社長のブログ -40ページ目

目次をつくってみました。

タイトルが一覧表示される目次のページがあったら便利だと思ったことはありませんか?

私は、それぞれのブログはテーマごとに分類されているのだから、タイトルが一覧表示できたらいいのにと思いました。

そこで、目次のページ を作ってみました。

目次のページ は、テーマごとに分類したタイトルを1ページで見られるようにしています。


よく他の方のページを拝見させていただいております。

興味のある方のページにいくと、さらに興味のあるブログテーマがあります。

そこで、その興味のあるブログテーマのリンクをクリックします。

すると、ブログが本文といっしょに表示されます。件数が何十件、何百件とあると5ページとか、10ページ以上にも及びます。スクロールさせながら、ページを移動しながらタイトルを見て、見たいブログを探すのは時間がかかります。


そこで、1ページにタイトルだけが表示されたら便利なのにな。と思いましたので、目次のページ を作ってみました。


お客様の本当の満足 (下)

(前回 の続きです。)


そうこうしている内に「Webおもちゃクリニック」を見つけた。
そこの「診療日誌」をみると同じ症状のものがある。しかもボランティアでなさっている。
早速メールを送ってコンタクトをとった。それから3日後には修理されたオルゴールメリーが返って来た。とても丁寧なカルテ付きで。


5つの意味で素晴らしい。
1つめは、ほとんどのおもちゃを直せる。診療日誌を見るとゲーム機、動く犬のぬいぐるみ、木馬などいろいろ修理している。
2つめは、10年以上ボランティアでやっている。すぐに私は商売にならないかとお金の報酬を考えてしまう。ボランティアの報酬はお客の喜びだけだ。それを得る方法を知っているからこそ10年以上も続けていられるのだろう。
3つめは、対応が早く品質がよい。到着したその日のうちに取り掛かっている。写真付でどこがどう悪くて、どのようにして直したかがわかるカルテを作成している。
4つめは、捨てられそうだったおもちゃが捨てられずに済み、ゴミが出ない。メーカーに修理を依頼するよりも新しいものを購入した方が早く安く済む場合がある。どこか矛盾している。
最後に、修理された物は、さらに大切に扱われるきっかけになる(だろう)。使えるものなら修理した方がよい。モノを大事にすることは愛着を育む、と思う。


湯沸しポットが壊れたときに、製造メーカーに修理を依頼したが、そのときは2週間くらいかかった。
どうして、個人の方がこんなにもフットワークがよく、気持ちのよい対応ができるのに、多くのリソースがあるはずの企業ができないのだろうか。


私はつくづく、特にサービスやサポートについて顧客は、友人、知人、ご近所さんがするような対応、フレンドリーな心がこもったボーダーレスな対応、がもっとも心地よく感じるのではないか思う。しかし、企業が提供するそれはほとんどが程遠い。企業で働く人達はそれぞれ家に帰ればそれができるはずなのに。。。。。


お客様の本当の満足 (上)

世の中にはなんて素敵な人がいるものだ。
本当に心から素晴らしいと思った。関心した。


musicbox1 子どものオルゴールメリーのぜんまいが壊れてしまった。いくらまわしても空回りしてぜんまいが巻けなくなってしまった。オルゴールメリーとは、ベビーベッドにつける、赤ちゃんの上でぬいぐるみなどが回るものだ。
これをボランティアで直してくれる方がいらっしゃった。


私は可能な限り何でも自分で直す。リバース・エンジニアリングで(分解しながら仕組みを調べて)直す。
過去に、電熱線が切れた電気ストーブ、水が止まらなくなってしまったトイレのタンク、CDが回せなくなったCDプレイヤー、なぜか風呂場の明かりをつけないと使えない給湯設備、回らなくなった友達の洗濯機など修理してきた。
我が家で使う洋服箪笥、ベビーベッド、棚なども作った。
また、国家資格である電気工事士を持っていることもあって、大学時代に電気工のバイトを2年間していた。
そんなことをするのが大好きだ。だから道具は一揃い持っている。


ということで、オルゴールメリーを自分で直そうと空けてみたが、ぜんまいが収納されているケースが空けられない。
私はネジを回すのは得意だが、ネジがないものはどうやって空けたらいいのかわからない。
そこで修理することを諦め、捨てるのももったいないから、交換できるオルゴールがないか探したり、中古のものでもいいから同じようなものがないかインターネットで探してみた。がない。


続く。。。(今日はもう眠いので続きは明日書きます。)

システムトラブル

トラブル発生!


最近平和だったのに。。

そういえば、経験的に夏に向かってハードウェアが起因するシステムトラブルが多くなる。

そしてなぜか約1年半に1回くらいのペースで大物がやってくる。


いかなる原因であろうとも、私が責任を持っている。だから影響が大きければ大きいほど、システムの回復作業をやっているときにプレッシャーに押しつぶされそうになる。最悪の場合復旧できないかも。という思いが一瞬頭をよぎりぞっとする。


幸か不幸かそういったトラブルは毎回見え方や原因が異なる。その度に仮説を立てて検証をする。

毎回シナリオが違うからこの能力は経験を積むことが必要だ。どれだけ修羅場をくぐってきたかが影響する。だからとにかく逃げないことだ。

それと周囲の助けは重要だ。まず事実を確認し、関係者に全ての情報を公開する。そうすると思いがけないところからヒントがもらえる。


今日はそのヒントに助けられた。ありがとう。

組織文化は変えられない

今日のMBAは松浦先生の組織文化論。


シャイン 『組織文化とリーダーシップ』を材料にしてやっている。

私にとってもっとも有益であったことは、
(1) (短期間で)組織文化は変えられない。
(2) 組織文化のクローンは作れない。
ということだ。コッター/ヘスケット 『企業文化が高業績を生む』も読んだが同じ結論だ。


組織文化の形成の1要素として、外部環境に適応があげられる。
当初外部環境にうまく適応し高い業績を上げていたのに、いわゆる大企業病にかかって業績が低迷している企業がある。一方では好業績をあげている同じ業界のベンチャー企業がある。これはよく見られる風景だ。
大企業にとってみればその業界にはビジネスチャンスは十分にあり、多くの資本も人も所有している。ベンチャー企業がやっているやり方、組織文化をまねしたら、簡単に業績を回復できそうなものだ。
しかし、それができない。
文化はスポンジのように変形させても戻ろうとする力が働くという、前の文化の方が居心地がいいからだ。
事例として、文化を変えることは難しく、できたとしても10年はかかるという。だから組織文化はそのままで制度やプロセスを変えて外部環境に対応するしかない。


以前私が勤めていた会社で組織文化の違いから、たくさんの齟齬を経験したことがある。
50人以上の規模の仕事を受注したが、人がいなかった。だから短期間に、たくさんの人を、複数のルート(新卒、中途、3箇所くらいの別の事業所)から集め、同じ職場で働かせた。
皆それぞれ異なる文化を持ち込んでくる。顧客満足のためにどうしたらいいか、この1点でさえ、意見が真っ向から対立してまとまらないのだ。各人は自分の考えが正しいと主張する。
そう、皆正しいのだ。各人の経験的原則は異なるからそこから導き出される答えも異なる。
しかし、決めるべきことを決めなければ次に進めない。それでどうしたか。
それぞれまるでローテーションのように妥協をしていった。前回Aさんは妥協したから今回はAさんの意見を取り入れよう、と。一見すれば大人の解決方法だ。
結果、全体として見たらまとまりのない、矛盾だらけの行動になった。文化に必須の価値観の共有もされなかった。
あの時、皆が組織文化についての理解があればもっと違った結果が出せたかもしれない。


MBAで得る知識は特別なことではない。誰もが真剣に悩み取り組めば必ず辿り着く知識である。けれども知っていればその分短時間で解決に導けるアドバンテージはある。
もちろん、「知っている」と「出来る」は違うから、MBAと会社の往復で「出来る」を増やしていきたい。


プレゼンは戦略をもって

今日はMBAでプレゼンをやりました。
できはまあまあ、65点くらいかな。

テーマは「イノベーション」。


ジョー・ティッド/ジョン・ベサント/キース・パビット (後藤晃/鈴木潤 訳) 『イノベーションの経営学』 NTT出版を読み、自分のコンテクストで理解した内容を発表しました。

私なりに考え、どうせやるなら戦略をもってやろうと考えました。

目標は「クラス内での暗黙知の表出化」、そのための戦略は「具体例の提示をして発想のきっかけを作る」としました。
そして、プレゼンにはエトス・パトス・ロゴス(信用・情熱・論理)を心がけるようにしようと思いました。しかしエトスは用意に得られるものではありません。でも初めてのプレゼンなので、最初の一発でエトスを獲得しなければなりません。そこで、本を読んだ感想をみんなに聞き、「私は本を読んで涙がでました」と真の自分を表現して、丸腰であることを伝えてみることにしました。


inovation 原田先生からいただいた評価は、
・新規性がない。場の重要性がもう少し伝わるとよかった。
・知の編集はできている。
私は本の内容を1枚の絵にすることが得意です。左の図は今回読んだ本のDigest。
・とつとつとした話し方が、リーダーシップを感じる。ぐいぐい引っ張るタイプではなく、新しいタイプだ。

私は立て板に水のように話すことが非常に苦手です。頭の中では流暢に流れても実際に話すとなるとできません。しかし、それがこのような評価を受けたんですね。
ということで、今後はリーダーシップに磨きをかけることがひとつの課題です。


私の反省点は、
・右脳が足りない。もっと自由な発想で何かを出せるといい。
・問題提起を最初にして、課題を与えてからプレゼンするとよかった、かな。


次回はその辺のことに気をつけて少しでも進歩するように心がけよう、そう思いました。

これからMBA取得を考えている方へ

これからMBA取得を考えている方、特にフレックス(夜間や休日の授業)で通う方へちょっとしたアドバイスです。


「グロービスのMBAシリーズはMBA入門にちょうど良い。」


フレックスでは時間が限られているために、MBAの基本はほとんどやりません。多摩大学の先生方はそうです。基本的なことを理解していることを前提に話が進みます。

また、授業で扱う本もそれらを前提として書かれています。

ですので、まず基本的なところを抑えて置くことが肝心と思います。


グロービスのMBAシリーズはその基本的なところを広く浅く網羅しております。より深く知りたい場合は、本の最後に参考文献のリストがありますからそこにある本を読むとよいでしょう。

ファイナンス、アカウンティング、マーケティング、経営戦略、人材マネジメント、マネジメントブックくらいを読んで理解してから講義に参加すると、さらに奥の世界が垣間見えます。


私は当初グロービスの本の内容がMBAで学ぶほとんどだと思っておりましたが、まったく違いまして、知ってて当たり前というレベルでした。恥ずかしい。。。

しかしながら、実際には、このレベルを知らない方も学校にはいらっしゃいます。そういった方は私がそのシリーズを読みながら考えたことを、正に今考えているわけです。


どうせ高額な学費を払うなら、ROIを可能な限り高めるためにお勧めいたします。


こう書いている私よりも上のレベルの方は、もっとこうした方がよい、と思われることでしょう。

そう、上には上がおります。これは下から2番目くらいのアドバイスです。


気を緩めてはいけません。 to: me

バーニー 『企業戦略論(上)基本編』 ダイヤモンド社

Barney01 VRIO Frameworkを使って企業のResourceを評価すると言う内容です。


非常に簡単ですが、要約すると次のようになります。
企業のResourceは次の4種類に分類できる。Financial capital、Physical capital、Human capital、Organizational capital。
それぞれのResourceをVRIO(Value、Rarity、Inimitability、Organization)に基づいて評価する。これにより、StrengthとWeaknessを見つけられる。
ポーターのSCPロジックに基づいたOpportunityとThreatは補完的に利用する。
以上より、Strengthを利用した戦略、Weaknessを補う戦略を立案する。


ポーターとバーニーの違いは、ポーターは外部環境からのアプローチであり、バーニーは企業内部からのアプローチ(RBV: Resource Based View)で戦略を立案するという点だろう。
バーニーは、現在のような変化の激しい環境において、ポーターのSWOTや5つの力による特定の業界内における分析だけでは限界があるといっている。


ここからは私見です。
資本の調達が容易になってきているポスト産業資本主義では、Financial capital、Physical capitalは強みにはしにくいでしょう。そうすると、Human capital、Organizational capitalに強みを見出していかなければなりません。
一方、人材の流動化がますます進み、ナレッジワーカーがより高度になっていくことを考慮すれば、Human capitalをいかに自企業に固定するかが課題となるでしょう。
Organizational capitalはまねできない最強の強みになると思います。
組織文化のクローンは絶対に作れません(by Schein)から、好業績につながる協力な組織文化を形成していくことが今後の最大のテーマになりませんでしょうか。


ポスト産業資本主義、ナレッジワーカー 、組織文化については後日補足したいと思います。

102 - 本の数

102。これはMBAの勉強のために今年読む予定の本の数です。


大学院に行く前は本屋でいちいち自分が必要とする本を探しておりましたが、あふれるほどありながら限られた選択肢から選択することは至難の業です。
本屋には非常にたくさんの本がありますが、私が必要とする本が在庫しているとは限りません。
また、先生方は私よりも本に対する知識を多く持っています。
ですので、自分に必要な本を自分で探すことはせずに、先生方の薦めるものをまずは全て購入することにしました。


4月になってから、先生方の薦める本を70冊くらいは購入しました。
先生方の薦める本を全て買うと決めてはいたものの、当初は少し迷いました。普通に買ったら30万円以上はかかるからです。
ですので、はじめの数冊はいかに安く買うか努力してみましたが、時間ばかりがかかってしまう結果になりました。
本を安く買うよりも時間の方が貴重ですから、いかに短時間で買うかがテーマとなりました。


やはり、Amazonですね。本屋で本を探していたら何日あっても足りないでしょう。
Amazonなら検索できます。しかもusedも売っているので本代もそれなりに抑えられます。
それでもAmazonで検索するのは少し大変でした。70冊買うだけでも10時間くらいはかかったんじゃないでしょうか。
本のタイトルをそのまま入れて検索しても出てこない場合があります。タイトルの一部分だけではあまりにもたくさんの本が出てくる場合もあります。
また、先生からもらったリストのタイトルに多少の違いがあったりして、探すのに苦労しました。


だいたい30冊くらい読みましたが、やはり先生方の薦める本はすごくいいですね。
私が時間をかけて本屋の棚にある中から選んだ本よりも役立ちますね。

私自身のイノベーション・プロセス

今度の火曜日にMBAのクラスでプレゼンをします。
ただいまその資料作成がほぼ終わりました。


5連休ももうほとんど終わりです。休日中にガーと進められると甘く考えておりましたが、かわいい妻と子にせがまれ結局毎日外出しております。
1日の内に10分、20分とちょこちょこと本を読む時間はありますが、集中してできる時間は、子どもを風呂に入れ終わり夜12時過ぎから3時くらいまでです。
それが毎日私のゴールデンタイムです。


ちなみに、プレゼンの素材は、ジョー・ティッド/ジョン・ベサント/キース・パビット (後藤晃/鈴木潤 訳) 『イノベーションの経営学』 NTT出版 です。
イノベーションは複雑、不確実でほとんどマネージ不可能だが、それでもいかにしてマネージするか、がテーマ。
1週間くらいかけてようやく読んだところで、関連する次の書籍をあさり、ようやくまとめたところです。
野中郁次郎/紺野登 『知識経営のすすめ』 ちくま新書
原田保 『場と関係の経営学』 白桃書房
伊丹敬之 『場のダイナミズムと企業』 東洋経済新報社


『イノベーションの経営学』は結構おもしろかったですね。私は本当にビジネス書といいますか、経営に関する本を読むことが大好きです。
読んでいるとワクワクしてきます。時々涙が出そうになることもあります。(変ですか?)
経営は、人に深く関わるものです。そしてこういった本は人に関する多くの気付きを与えてくれるからです。。
そしてさらに会社に行って実戦をします。私の理解が深ければ、他の人にうまく理解してもらえますし、うわべだけの理解では他の人にまったく理解してもらえないですね。

MBA取得後は経営ができるようになっていることが目標です。だから机上で学ぶだけでなく、会社の場で実地して、フィードバックをもらいながら実力を身につけていこうと思ってます。また、多摩大学でのクラスや人のつながりも重要なリソースですから、それらを上手に活用していきたいと思っています。これらは家族の理解と支えがあって成り立つものですから、家族は一番にしています。
それが私自身のイノベーション・プロセスですね。