商品に自分にとっての価値を決めらる能力 (中国旅行より) | WEBエンジニア社長のブログ

商品に自分にとっての価値を決めらる能力 (中国旅行より)

1週間ですが、中国の大連へ出張してきました。大連は初めてでなかなか楽しかったです。

今回は仕事の話は横に置いておいて、買い物の話です。

(もちろん仕事はexcitingでした。)


さて、買い物をする際に重要な2点は、

1) 買う前に自分にとっての価値を決める。

2) 自分にとっての価値と、売値が大きく乖離していたら欲しくても買わない。

です。


デパートのような大きなお店は別ですが、だいたい値札がついていないのが普通のようです。値札がないということは価格交渉ができるということです。だから店員にいくらか聞く必要があります。

ここで前もって自分なりの価値を決めておきます。例えばある洋服を買うこととします。その洋服の質やデザインから判断して自分にとっていくらくらいが妥当が考えます。さらに、現地の物価も考慮します。このときに、商品を見ながら、絶対に欲しそうな顔をせずに難しい顔をします。

さあ、ここから価格交渉です。例えば店員が100元といったとしたら、自分にとっての価値より少し低めに言います、40元だと。そうすると店員は2度くらい下げられないと言いますが、3度目には値下げします。値下げ幅が大きければまだ下げられる余地がありますし、値下げ幅が小さければそれほど下げられる余地はないでしょう。60元と店員が言ったら、まだまだ下げられる余地がありそうなので、再度40元でがんばります。すると必ずといっていいほど中値の50元と店員は言います。では、ということで、45元を提示すればだいたいそこで交渉がまとまります。


ちなみに、自分にとっての価値と店員が提示した価値とがまったくあわない場合は、それで交渉を中止して帰ります。と、必ず店員に制止されます。待ってくれそれならばと値下げしてきます。さあ、ここからさきほどのように交渉を開始します。


以前メキシコに行ったときの経験です。模様が描かれたレザーマットを購入しました。現地通貨で500を提示してきたので、ディスカウントしてもらい300で買いました。日本の物価で考え、こんなものだろうと納得して買いました。しかし、別の場所へいくと同じものが100で売っているではありませんか。さらに思い出すと、商品とお金を交換した後にその店員は小躍りしながら去っていきました。店員にとっては踊りたくなるほどの高値だったのでしょう。なんとしたたかな店員だったのかと悔しい思いをしました。


日本では必ずといっていいくらい全てに値札がついています。ですので、その商品の価値を考えるという習慣がなく、その能力が非常に低いことに気づかされました。ですので、自分なりの価値を決める事が最初は結構難しかったです。自分なりの価値なので、自分がどれほど欲しいのか、が重要です。決して日本ではいくらくらいだからなどと考えてはいけません。自分にとっての価値を見出して交渉することが一番納得できる方法です。


見ていると、店員は買い手を見て値段を決めているようです。日本人は、日本での物価が高く、金回りがいいので、かなりの高額を提示してきます。いわゆる定価の10倍くらいを提示してくる場合もあります。ですので、お店にとっては半額にしてもまだかなりの利益が得られるわけです。