82歳の母が2022年の秋に、アルツハイマー型認知症と診断されたました。

隣の家に住む娘の私と母の日常。

50歳目前の私の思う事などを、楽しんで書いていきます。

 

いつも見に来てくれて、ありがとうございます。

  

 

夕方。


母と一緒に畑へ行くと、

お隣の認知症の先輩(お隣のお母様)が、

珍しく外に出てきた。



昨年の春、顔を合わせた時は

挨拶しただけで、会話する事はなかったので


会話をするのは2年ぶり。



挨拶しただけだった、

昨年の春の様子を思い出してみる。



お隣の娘さん(60代)とお母様が外にいて、

私と私の母も偶然畑に出て、

珍しく4人で顔を合わせた。


その時に娘さんから、お母様の認知症が

だいぶ進行していると聞いた。


ちょうど私の母も、認知症の症状が

気になり始めていたので、親近感が湧いた。


その時、お隣のお母様は、

ニコニコと会釈をしてくれただけで、


あんなにお話が好きだったのに、

一言も話さなかった事が、とても気になった。


その時のうちの母は。


耳が遠いので、私と娘さんの会話は聞こえず、

会話に入ってこない。


お隣のお母様とうちの母は、

一言も話さないと言う、今までにない状況が


『認知症』の表れなのかな?と、

悲しく思った記憶が蘇る。



ところが今回は、昨年の2人とは全く違った。




2人ともニコニコで、

特にお隣のお母様はすごいニコニコ。


母『お久しぶりですね〜。

  お元気そうでよかった。ニコニコ』を、連発。

 

お隣さん

『何か植えても、たくさん採れたら

 食べきれないもんね〜。爆笑』を、連発。

 


うちの唯一自慢の大葉を見て、


お隣さん

『シソにご飯巻いて食べたら、

 美味しいもんねー照れ』を、連発。



母は、

お隣さんの元気そうな姿が見れて良かった、

という気持ちを何度も言い。



お隣さんは、

うちの畑関連の話をしている。



なんとも、噛み合っていないんだが、

2人ともニコニコしているので、いい。




しかし、そんな2人とは対照的に、


2年ぶりにお隣さんとお話をして、

感じてしまった、逃げ出したい気持ちがあった。



実は、私は、認知症の方に会った事もないし、

当然、会話をした事もないのです。


母は認知症ですが、

記憶が残らないだけで、

話し方や雰囲気の変化は、まだありません。



お隣のお母様は、2年前にお話しした時とは、

明らかに違いました。


話し方。


声の感じ。


表情。


目。



2年後の母を想像し照らし合わせて、

胸が苦しくなった。



お隣のお母様の、無邪気な感じが。


幼く感じられる雰囲気が。


呂律の回らない話し方が。



初めて目の当たりにして、

逃げ出したい気持ちになってしまった。



そんなお隣さんと話す母は、

2年前と変わらず、元気そうな姿が見れて、

良かったわ、といった感じでいる。



きっと母は、

ニコニコしているお隣さんの表情を見て、

元気そうだな、良かった、と思っていて。


耳が遠いので、呂律の回っていない

明らかに2年前とは違う様子を、

感じ取れないんだと思った。



お隣さんと別れてから、

私は、2年前との違いにドキドキしていたけど、


母は、何も言わなかった。


だから、私も、何も言わなかった。





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