先日、「vlogcam ZV-E10 を旅行に使ってみた」という記事を書きましたが、台湾に行く機会ができたので、再び活躍していただくことにしました。

 

前回の記事はこちら

 

 

前回の反省を踏まえて、いくつか改善を加えました。

  • C1ボタンは、デフォルトの「背景ボケ切り替え」に変更
  • 動画モード時は、「シャッタースピード優先」に変更
  • SDカードを変更
以下は継続です。
  • 「静止画/動画/S&Q切換ボタン」は常に、「静止画」で「プログラムオート」に
  • 「手ぶれ補正」は「スタンダート」
  • ピクチャープロファイルは「PP10」。但し、設定を一部変更。

 

今回の旅の背景として、

30年以上ぶりにツアーに参加します。当然個人旅行より、行動範囲、時間に制限があります。自分のペースでは決して撮れません。

撮影旅行ではなく、本来の旅の目的がありますので、あくまでも記録や思い出を残すためにカメラを使います。

また、今回は「動画」を中心に撮ることにしました。

 

 

■C1ボタンは、デフォルトの「背景ボケ切り替え」に変更

前回、C1ボタンには「フォーカスエリア」を設定しましたが、デフォルトの「背景ボケ切り替え」に戻しました。
前回使いませんでしたので、一旦デフォルトに。他も考えましたが、思いつくものがないので、デフォルトに。
 

■動画モード時は、「シャッタースピード優先」に変更

録画設定は4K24pでしたので、シャッタスピード優先で、1/50に設定して撮ることにしました。但し、「静止画/動画/S&Q切換ボタン」を「動画」にしたときの設定です。
静止画モード時と設定内容を切り分けられないことは承知の上です。1/50で撮りたい時にこのモードを使うと言う前提です。
 

■SDカードを変更

今回一番大きいのは、ここかもしれません。
手ぶれ補正をいろいろ試していたとき、ローリングシャッター現象に悩まされました。
歩き撮影は普段しませんが、ケースによっては必要になることもあるだろうとテストを繰り返していたのですが、画面の中でブロックノイズのような感じで画面の一部がついてきていません。
これはなんとかしなければ、と色々設定を変えてみるのですが、満足のいく結果になりません。
そもそもローリングシャッター現象が起きる原因から調べていたところ、ある仮説を立てました。「SDカードの書き込み速度が速かったら、どうだろう」。
早速、SDカードを注文。出発3日前には届く予定です。
 
ところが!
予定日に届かない。購入先に確認したところ、Black Fridayの影響か、荷物が集中していて遅延が発生しているとのこと。お届けは2〜3日後だという回答です。
ということは、、、出発の前日か当日!
そのことを伝えましたが、既に発送済みなので配送会社次第とのこと。
最悪、今のSDカードのまま使うことを覚悟していましたが、出発前日の夜、受け取りました。テストする時間は無いので、そのままカメラに装着して出発しました。
そのSDカードがこちらです。
 
 
これまでは、左側のSDカードを使っていましたが、右側に変更しました。
一般に、4K動画撮影にはUHSスピードクラス「3」が推奨されています。ビデオスピードクラスは「V30」以上、その点をみれば、今まで使っていた左側のSDカードでもクリアしているように見えますが・・・。
 
そこで、これ以上のスペックを探しましたが、UHS-IIのSDカードになってしまいます。ZV-E10はUHS-II非対応で、使えないことはないですがUHS-IIのSDカードではもったいない仕様になってしまいます。(UHS-IIのカードはめっちゃ高いので)
そのとき、UHS-IのSDカードで書き込み速度が速いことをうたっているものを見つけ、それを選びました。
結果ですが、、、それは次回で。
 
 
 
次に、継続した設定です。
 

■「静止画/動画/S&Q切換ボタン」は常に、「静止画」で「プログラムオート」に

前回も紹介しましたが、こうすることでシャッターボタンを押せば静止画が、録画ボタンを押せば動画が撮れます。シャッターチャンスを逃さないことが重要なので、この使い方が一番便利です。
 
ただ思わぬことも・・・。それは次回に。
 

■「手ぶれ補正」は「スタンダート」

「手ぶれ補正」は「スタンダート」がデフォルトです。これは、広角側を優先したいから、それだけです。
歩きながら撮ることは、殆どしません。(ケースによっては歩き撮影も想定)
 

■ピクチャープロファイルは「PP10」。但し、設定を一部変更。

PP6も試しましたが、結局PP10を選びました。
但し、詳細設定を次のように変更しました。
 
ブラックレベル -5
ガンマ HLG2
カラーモード 709
ディティール +5
 
ブラックレベル、ディティールは単に好みなので大きな意味はありません。
 
 
その他に、
ストラップの長さも短め、首から下げるとお腹の辺り、ベルトの上になります。
これは、ベルトでカメラを傷つけないようにすることと、それくらいの高さの方が邪魔になりません。
また、首にかけたままピン!と張るように伸ばして使うと、結構安定した映像が撮れます。
 
レンズは、16-50mmのズームレンズのみ。前回も、交換することなく全てこれ1本でいけました。
 
最後に、なぜ旅カメラにZV-E10なのか。せっかくの海外旅行なら、フルサイズを使った方がいいのでは?
と思う方もいらっしゃるでしょう。
 
撮影が目的ではないので、荷物は最小限、軽い方がいい。それだけです。
その点、写真も動画もキレイに撮れて小型軽量なZV-E10は最適だと思ったからです。
結論を先に言うと、それは大正解でした。
 
次回は、実際に使ってみて、のお話です。