今回は、デニム生地メーカー、
カイハラ社工場見学ツアー記事
第2回目!!
世界に誇る高品質なデニムは
こうして作られる!!という
過程を工場見学の様子を通して
お届けしたいと思います。
世界中から集められる原綿
まず案内されたのは、デニムの原料
となるコットン(原綿)倉庫。
カイハラ社は糸づくりから生地生産を
行う一貫生産体制が取られており、
アメリカをはじめとした世界の主要
生産地から運ばれた原綿が大量に
ストックされていました。
1つの俵から、約250本のジーンズができるそうです!
そのストックは、なんと2万俵!
(ジーンズ約550万本分!)
気候の変動などによって原綿の生
産量も品質も変わるリスクを考慮し、
世界各地から原綿を大量に仕入れる
ことで、安定的な生地の供給を可能に
しているそうです。
ちなみに、綿花の成長過程は
こんな感じ。
花が咲き、
受粉すると実が膨らみはじめ、
茶色くなり、実が割れるとこんな
綿花ができ収穫されます。
こんなふわふわ綿花を糸にしようと
最初に考えた人、天才!
原綿から強度のある糸へ
ほぐされて土や葉などの異物が
除去された原綿は、24時間稼働の
最新の紡績機で糸になります。
カイハラの神髄、染色工程へ
穿き込んでいくうちに、ヴィンテージ
デニムのように味わい深く色落ちしていく
楽しみがあるのがデニムの醍醐味。
その色落ちの要ともいえるのが、
糸の芯まで染めず、表面だけ染める
「ローブ染色」と呼ばれる技術で
これがまたすごいのです。
均一に染めるだけでなく、いかに白をくっきり
きれいに、太く出せるかがポイントだそうです
染色機が使用されてますが、熟練した
技術が必要とされており、この
クオリティの高さがまさにカイハラの
真骨頂!!
ジーンズを長く穿き込むほどに、
洗濯したり擦れたりすることで
「芯の白」が徐々に浮き立ち、自然な
色落ち感として仕上がっていくのは、
実はあらかじめ糸の紡績・染色の段階で
設計されていたのです。
いよいよデニム生地を織り上げる!
もちろん最新式の織機もフル稼働!
求められるデニムの特性に合わせて
新旧の織機を使い分け、今日も
ストイックに、新たな生地の生産、
開発に取り組まれてます。
手持ちのジーンズに、ますます愛着が
湧いてくるような工場見学ツアーとなり
参加させて頂けたことに感謝です
最後に、ジーンズの洗濯に関しては
「色落ちするから洗わないほうが
いい説」など色々ありますが、
カイハラ社が推奨するジーンズの
洗濯方法は、色あせやダメージを
最小限にするためにも
裏返してネットに入れて洗濯しましょう!
ということでした。ぜひ長く穿き込んで
味わい深い、自分だけのヴィンテージ風
ジーンズを育ててみて下さい
それでは今日はこのへんで!
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