傍流のアメリカ大学受験

傍流のアメリカ大学受験

都内私立中高一貫校の高校三年生。米国大学進学準備に奮闘中。
純ジャパ(日本生まれ日本育ち、海外経験ゼロ)の息子がどこまで挑戦できるか、親もつたない英語を駆使して情報収集に格闘しています。

<フォロー申請について>
承認制にしております。
自己紹介メッセージを送ってくださいませ。

<アメンバー申請について>
いいね!やメッセージなどでやり取りの中で承認させてください。
久しぶりにまたブログを書き始めました。
過去のアメンバーさんの再登録は、いつでもお受けします。












2024年7月15日(月・祝)          曇り

 

 

息子は今週、いよいよ渡米の日を迎えます。

 

しかし、その前にまだ日本でやるべきことが残されています。

それは、「奨学金への応募書類の提出」です。

 

応募に必要な要項の一つ「志望大学に入学できる学力・資質を備えている」ことを示すため、

先週土曜日には、4回目のTOEFL受験を終えてきました。

 

本来、7月に受験の予定はありませんでしたが、

6月に受けたSATのR&Wセクション試験中にPCの故障があり、

本来の実力を発揮することができませんでした。

MATHでは目標スコアが獲得できた分、悔しさが残る結果でした。

 

合計スコアは、応募条件の1400点を超えましたが、

海外経験のない日本人高校生が米国大学に入学できるという資質を示すためには

やはり英語スコアは重要視されるでしょう。

 

息子と相談し、

「志望大学が求める「最低スコア」は100点以上なので、

100点は超えたい。(120点満点中)」

と言うので、6月下旬に申し込みました。

 

7月受験で確実に100点を超えるスコアを獲得するためには、念入りな準備が必要です。

 

午後受験と言う会場があることを知り、

「午前中に勉強して頭の中をしっかり英語脳に仕立てて、午後受験にする。」と言うので、

初めての午後受験に申し込んでみました。

 

ところが、忙しい高校生。

なかなか「予定通り」とは行きません💦

 

 

野球部の応援団にエントリーしていた息子、

予定では前日の金曜日に試合があるはずでしたが、雨天順延に…。

なんと、TOEFL受験日の午前中に試合が行われることとなったのです。

 

この日の応援のために、朝練に参加し練習を重ねてきた息子。

 

順延となった土曜日は、

 

「自分にとって、人生の命運がかかった大事な日」

 

であると同時に、同級生の野球部選手たちにとっても

 

「中高部活の最後の集大成」である公式戦の日でもあります。

 

強豪校ではない息子の学校は、一回戦がすなわち引退試合でもあるでしょう。

 

「応援に行かない。」という選択肢は、息子の中には全くないようです。

 

幸いにも(!?)、申し込んだTOEFL受験は午後2時から、

順延となった試合は、午前10時から。

 

 

朝8時に家を出て、炎天下の三塁側応援席でめいいっぱいの応援します!

 

思いのほか試合は長引き、終わったのは12時前。

そこからみんなで記念撮影!?いやいや、あまり慌てる様子もなく

むしろ名残惜しそうに野球場を去り、

14時ギリギリにTOEFL会場に滑り込んだようですよ~。

 

 

大丈夫か~!?

 

 

本当に仲の良い学年で、期末テストが終わった直後はのんびりしたいところのはずですが、

多くの同級生が応援に駆けつけてくれていました。

私は女子高だったので、運動部の応援に行くという経験がなく、ちょっとうらやましいです。

 

「高校最後の…」が枕詞に着く行事が続きますが、

どの学校行事も全力投球で、そして大学出願のための準備も手を抜かず頑張ってほしいです。

 

見守る親の方は、心臓がいくつあっても足りないくらい、ヒヤヒヤしてしまう日々ですよ!

11月のアーリー・ディシジョンの出願日まで、あと4ヶ月。

心の中では、日々カウントダウンのゴングが鳴っています。

 

 

さて、会場のコンピュータに直接解答していくTOEFL-iBT受験。

リーディングとリスニング、

最初の2セクションの得点は、試験終了後に目の前のPC画面に直ちに表示されます。

 

果たして目標スコアを獲得することはできたのか!?

明日に続く…!です。

 

2024年7月10日(水)   晴れ・酷暑

 

 

 

 

 

しばらくブログから、ご無沙汰をしてしまいました。

連日の酷暑の中、みなさまお健やかにお過ごしでしょうか。

 

今年度から私自身に新しい業務が追加され、

業務量は単純に倍増し、しかも新たに学んで取得しなければならない知識&技術が多く、

日中の仕事が想定以上の負担増となっており、

生きるためのエネルギーの大半をこれに吸い取られています…。

 

当然、息子へのフォローは全然できておらず、ほぼ放置状態…。

 

親のサポートなどなくとも、

自主的にてきぱきと動ける子であればなんの問題もない話ですが、

息子くんは、高校三年生と言えども、自立への道のりはまだまだ長し!

相変わらず動き出しはのんびりしており、マイペースな生活をしております💦

 

こんな未熟者が、来週からは初渡米&大学での講義に参加ですって。

本当に大丈夫かな。もはや、諦めと悟りの境地です…。

生きて元気に帰ってきてくれれば、それでいいかな。

 

 

今は期末テスト期間中でもありますが、もはやテスト勉強が「息抜き」状態に…!

学習時間の大半は、奨学金応募に向けたエッセイ執筆です。

1時間も2時間も、ひたすら書いては消し、書いては消しで、PCとにらめっこです。

なかなか苦しんでいます…。

 

いわゆる「試験勉強」、問題集を解いて、正解・不正解が明快だったり、

暗記して問題集を埋めていくと言った勉強の方がずっとラクだと言います。

 

 

「自分自身について書け。」以上、と言われてもねぇ、

自分のことは、自分にしか分からない部分も多く、

誰かが答えをくれるわけでもなし、自問自答の無限ループですね…。

 

 

あまりにも筆が進まないので、ひさぺー先生を頼ったわけですが…、

 

 

ああ、なんでもっと早くにご相談しなかったのだろう!

 

 

自由記述型の論文は、こうやって書いていくのかあと、

親子で目からうろこの毎日です。

 

私が想像していた奨学金エッセイへのご指導は、

息子が書いた原稿を添削してもらい、

「ご指導」「書き直し」それを繰り返すことで文章が洗練されていき、

完成度が高まっていく、と言うイメージでした。

 

 

しかし、指導内容は全く違いました!

 

 

まずは、募集要項の読み込みから。

求められる資質、基金が設立された背景に至るまで、

エッセイを書き始める前に、やるべきことがたくさんありました。

 

先生は「読解問題の自由記述解答に似ていますね。」とお話しされましたが、

まさにその通りです。

 

 

さらに、それらを深めるために先生ご自身が関連文献を調べてくださり、

オリジナルの「問題集」ができあがり、宿題になりました。

 

 

えええ!?

私と息子にとってのゴールは、エッセイを仕上げて提出すること、でしたが

先生のゴールは、書類審査を突破するためにできることのすべて、でした。

 

 

なんでわざわざ個別の問題集まで作ってくださるのだろう、

もしかしてうちの子にだけじゃなく、他の生徒さんにもここまで手厚いのだろうか?

 

素朴な疑問を投げかけてみると

先生は当たり前の笑顔で「個別指導ですからね。」とおっしゃいます。

 

 

これは、これは…。

 

 

とりあえず、応募資格のあるなら提出してみようくらいの気持ちでしたが、

先生の細やかなご指導に刺激され、

息子自身の中にも、書類審査は通過したいという意欲が増してきたようです。

 

 

自分一人で考えるだけでは、ただの生みの苦しみでもだえるしかありませんでしたが、

自分についてのあれこれをキャッチボールをしてくれる相手がいてくださると、

自分では気が付けなかったアイデアや表現が次々と見つかるものですね。

 

 

本番エッセイは、まだ一行も書けていませんが…、

エッセイと言う建物を建てる前の土台作り、骨組みづくりが一番大事なのですね。

 

 

 

時間がかかるものだし、時間をかけるべきものだと思いました。

 

 

なんでもっと早くに始めなかったんだろう…!激しく後悔…!

 

 

国内大学受験においても、総合型選抜や推薦型選抜を予定している方は、

早めに準備し始めることを強くお勧めします!

 

そして、極めて個人的な取り組みなので、これは個別指導一択ですね。

 

今年の奨学金に応募される同志のみなさま、

倍率は高いですが、共にがんばりましょう!

 

 

2024年7月2日(火)   晴れ

 

 

 

 

 

息子は、オンライン大学の最終論文を提出期限の1時間前に提出し💦

サマー・スクールの事前課題&テスト4科目受験を半日前に終え💦

 

6月中に抱えていたすべての課題をなんとかやり終えました。

 

2件とも内容が重く、負荷の大きい課題でしたが、

ギリギリではありましたが、期限内に提出できたのは良かったです。

 

 

気がつけば月は替わり、7月になりました。

来週には期末テストがあり、翌週には人生初の渡米の日を迎えます!

 

 

しかし、渡米前にやり終えねばならないことがまだあります!

それは、奨学金向けのエッセイ執筆です。

 

受賞歴の乏しい息子にとっては、なかなかハードルの高い挑戦となりますが、

SATとTOEFLの成績と(両方ともちょっとこけたが…)

あとはやる気と熱意で、受給資格者の一人になるべく結構本気の挑戦です!

 

 

これらエッセイ執筆のサポートを受けるため、留学エージェントやコンサルを訪ね、

親子で面談をしたり、お試しの受講をしたりと検討しましたが、

息子の感想同様に、私にとってもしっくりくるところがありませんでした。

 

 

1次の書類選考と2次面接は、セットで準備すべきだと思っている一方、

そのような進め方をしてくれるところが見つかりませんでした。

 

 

また、限られた数しかない留学塾を頼ることで

他の志願者のエッセイと、似たり寄ったりの準備になることも心配でした。

 

息子が自分らしく表現し、

何百と届く応募書類の中から際立つためには、なにができるだろうかと。

 

 

エッセイ添削の経験値で言えば、

国内大学の推薦入試や総合型選抜のサポート塾に頼るのが良いように思いますが、

実際に利用している(あるいはした)同級生ママたちの感想を聞くと、

正直そんなに魅力的に感じないのです…。

 

 

う~ん、困りました。

 

 

妥協してどこかを頼るくらいなら、息子が自力で準備した方がまだマシか…と

覚悟を決めようとしていたところ…、

 

 

灯台下暗しでした!

身近に、素晴らしい先生がいらっしゃいました。

 

 

ひさぺー先生です。

↓ この記事で思い出させてもらいました!ありがとうございます~!!

 

 

東北大の入試改革:「国語力」はますます必要に

 

 

息子は、小学生の頃からえり好みが激しく、自分のこだわりが強く、

親の勧めにはほとんど乗ってこないので、

しかし背水の陣、ダメもとで提案したところ、

 

「ひさぺー先生なら、ぜひご指導を受けたい。」

 

とあっさりと希望し、

 

先月よりご指導を受けることとなりました。

本当は、差別化のために隠しておきたいところですが、

留学希望者は、国内の総合型選抜と併願される方も多いかと思うので、

『ひさぺー先生のご指導』と言う最強アイテムで準備していることを

ここでカミングアウトです。

 

自分についてを書くエッセイの場合、

ただ書きたいことをつらつらと書いただけではダメです。

 

「字面優等生」

「アピール上手」は、

書類審査官には、すぐに見抜かれてしまいます。

 

 

もっと深いところ、本人が持つ確固たる信念や哲学、明確な将来像、

生きる覚悟のような内面をエッセイで表現することが大事です。

正確に言うと、それらを持ち、また言語化する力があれば、

それらは自然とエッセイの文面からにじみ出てくるものになります。

 

 

そうだ、そうだ。

留学エージェントでイマイチ満足できなかったのは、

ここの指導に不透明感を感じたからだと、

ひさぺー先生とお話していて気が付きました。

 

私が求めていたのは、

上質なエッセイを仕上げるための文章添削ではなく、

上質なエッセイを書くために、必要なマインドセットを構築するための

をご指導だったんだ。

 

息子ととことん討論!?激論!?言葉のキャッチボールをしていく中で

息子本人も気が付いていなかった自分の内面の掘り下げる作業を共にしてくださる先生を探していたのです。

 

 

このような先生とのやり取りは、

奨学金のエッセイのためだけでなく、その後に大学出願用に執筆する英文エッセイの元ネタとしても役に立つことでしょう。

 

 

大学への出願ですから、

学問の追求、卒業後の進路、明確なビジョンと決意がなければ説得力がありません。

 

時間は限られていますが、

オンライン大学が受講終了し、サマー・スクールの課題もすべて終えたところで、

息子が得意な短期集中で、良いエッセイを仕上げてくれるんじゃないかと期待しています。

 

 

総合型選抜との併願を志望されている方にもお勧めの先生です。

 

ひさぺー先生のブログ

 

 

2024年6月24日(月)   晴れ

 

 

 

 

 

先週は体調が優れず、だましだましやってきましたが

どうやら風邪をひいてしまったようです…。

 

週末に気が抜けて、一気に体調が悪化しました。

 

しかし、極小企業に勤める身、気安く「月曜日」に休むことはできません。

そしてありがたいのか、悲しいのか、社屋に入ると、とたんに風邪の症状は治まり、

骨の髄までサラリーマン気質が染みついていることを実感します。

 

 

ここ1ヶ月ほどは、睡眠時間が足りていない自覚はありましたが、

加えてこの気候の変化、てきめんに免疫力を奪いましたね。

もう若くないんだなあ、ムリはできないんだなあと現実を体感しました。

 

みなさまもどうぞお健やかに。そして睡眠大事!どうぞご自愛くださいませ。

 

 

最近、新しい方からメッセージをいただきまして、本当に嬉しいです。

このような、行き先の分からない列車に乗り合わせてしまったようなブログに、

このゆくすえを見守ってくださることに心から感謝です!

 

上記のような理由がございまして、返信が遅くなってしまい申し訳ありません💦

 

 

お話を伺う中で、

海外大学受験を選択されるご家庭の事情や本人の希望は、

本当に様々だなあと再確認いたします。

 

その中で、今日は、我が家の教育方針の一つを語ってみたいと思います。

 

名付けて「激レアさんになろう!」です。

 

 

私はキリスト教信者で、若い頃は熱心に聖書を勉強していた時期もありました。

聖書の中に、こんな一節があります。

 

 

狭い門から入りなさい。

滅びに通じる門は広く、その道も広々として、そこから入る者が多い。

しかし、命に通じる門はなんと狭く、その道も細いことか。

それを見いだす者は少ない。

 

マタイ7章13-14節

 

 

この言葉を学んだのは高校生の頃でしたが、心に響く一節でした。

 

聖書の言うこの岐路は、救いの道か滅びの道という信心の選択を意味しますが、

私はそれだけでなく、人生で岐路を迎えた時に、この言葉が頭に浮かんだものでした。

 

 

多勢が向かった道より、誰も選ばないような道を歩む。

 

 

それは、まだ私が万能感にあふれていた十代の頃、

他の人とは違っていたい、ユニークな存在でありたい、オンリーワンになりたいという

狭い道を選ぶ動機は、野心だったり好奇心から来るものであったかと思います。

 

決して

「難しい道を選択して困難たっぷりでもノープロブレム!」と言うほどの

向上心があったわけではありません!

単なるあまのじゃく、無鉄砲、怖いもの知らずの若気の至りでした。

 

 

旦那さんも同じように人生を歩んできていたところがありました。

(だから共感し合って結婚したいと互いに惹かれるものがあったのでしょうね。)

 

突出した才能もない者は、多勢とは違う道を選ぶべきだという考えで生きてきた私たちが親になり、いつしかそれは子育ての指針の一つにもなっていました。

 

 

 

息子が小学生だった時、中学受験をしようかと選んだのもその一つです。

 

今でこそ、漫画やドラマの影響か、中学受験は23区内では、それほどレアな選択肢ではなくなってきましたが、日本人全体から見れば、大半の小学生は、公立中学校への進学するのが一般的な選択です。

 

 

そして、難関中学を受験する目的の多勢と言えば、

「目指すは医学部か東大、最低でも一橋・東工大、悪くて早慶」と言う中、

帰国生でもない息子が海外大学を目指すのはやっぱりレアな選択でした。

 

 

私たちが高校生の頃にはまだあまり聞かれなかった「多様性」という概念ですが、

今後はますます、その重要性が増していくと思われます。

すでにグローバル市場では出遅れてしまった感の強い日本においても、その例外とはならず、今後は好む好まざるに関わらず、この多様性の波が日本経済や社会の在り方を変えていくことになるかと思います。

 

そのような世界情勢の中で、

平々凡々とし、特段の際立った才能もない息子が、この先の不確かな世界で生き抜くためには、

親の私たちが「なんとなく選択してきた結果、激レアさんになっていた」という人生から、

自分が自ら、激レアになるための道を積極的に選んでいくべき時代に入ったのではないかと思っています。

 

 

「ほかのみんなと一緒に歩めない。」

「自分だけが違う。」

「先人がいないから完成形が見えない。」

 

これらの恐怖心や不安感に打ち勝ち、

自分が自分らしく活躍できる道を、自分で切り開く人生を送ってほしいです。

 

こんな親の元で育った息子だからこその進路選択なのだとは思いますが、

激レア人生を選び続ける息子のことをこれからも応援し続けたいと思います。

2024年6月20 日(木)    晴れ

 

 

 

 

 

中学受験、高校受験、大学受験、海外大学受験…、

どの受験であっても、夏休みと言うのは受験生にとって一番大事な学習機会です。

夏の過ごし方いかんで、秋以降の志望校や出願校が変わってきますよね。

 

 

息子は、どんな「高3の夏」を過ごすのか。

 

塾でTOEFLやSATの試験対策をし点数アップを狙うか、

留学コンサルを頼ってエッセイの添削をしてもらうか、

あるいは、コンクールやコンテストに応募して課外活動の実績を積むか、

 

高3夏の過ごし方について、昨年秋からいろいろとアイデアを出してきましたが、

旅行を除き、ここまで一度も海外で勉強したことのない息子には、

渡米して大学の授業を実際に受けてみるのが一番良い経験になるだろうと、

大学のサマースクールへ応募することにしました。

 

 

移動や時差ボケ調整用滞在期間も含めれば、これだけで約4週間を費やすことになります。

 

 

そして夏休みは長い。

 

8月中旬に日本に戻ったあと、残りの夏休みをどう過ごしたらいいだろうか。

きっと時差ボケが続き、毎日ダラダラ過ごすのだろうことは、容易に想像できますが…。

 

だってねぇ、帰国してすぐに目の色を変えて、エッセイ執筆に取り組むとも思えません…。

 

 

はて、どうしたものか。

 

 

と悩んでいたところに、学校の先生から一つの案をいただきました。

 

海外大へ出願する大半の子が、

夏休みの全期間を使ってエッセイの準備に追われるものですが、

その夏休みの半分以上を短期留学に充てることにした息子。

 

先生がエッセイ執筆に役に立つのではと、

代々の先輩たちも活用してきたというイベントをご紹介いただきました。

 

我が家では全く検討していなかった、ノーマークのイベントなのですが、

学校の先生がお勧めしてくださるのならと、

息子と相談して、とりあえず応募だけはしてみることにしました。

 

このイベントにも選抜があり、参加できるかどうかはその結果次第です。

 

もう締め切りが間近に迫っていたので、とりあえず応募して

結果が出てから改めて考えようかと、

もはや我が家の恒例パターンとなりつつある、

締め切り時間23時59分の15分前にすべての書類をそろえて応募が完了しました!

 

 

もし息子がこのイベントに参加するということになると、

追加で約10日間、別の合宿に参加し、家を不在にすることになります。

 

親にとっても、息子が巣立った後のプレ演習のような夏休みになるでしょうか。


不思議とさみしさはこみあげて来ず、

 

私にとっては、息子の面倒を見ずに済む解放感が5割、

 

これらの機会を通して息子が成長してくれるであろう期待感が5割、

 

ん~、やっぱりさみしさは0割じゃないですか!

 

 

うすうす自覚はありましたが、自分の愛情の淡白さに驚いています。

 

 

 

亭主元気で留守がいい、

ならぬ、

息子元気で旅先がいい、

ですね。

 

 

人生で最後の「高校生の夏休み」。

 

勉強など、やらなければならないことは多いですが、

人生で一番キラキラとした高校生と言うこの特別な時期を、充実したものにしてほしいです!

 

 

2024年6月19日(水)   快晴

 

 

 

 

この夏、アメリカの大学で開催される高校生向けのサマープログラムに参加する息子。

3週間という短期間ではありますが、初めての留学です。

 

参加できるのは高校2年生と3年生のみ、

4段階で成績がつき、そのまま大学の単位として来年進学した大学に移行できます。

アメリカの高校では、

通常学期でも、認定された授業を受けてテストをクリアすると、

大学の単位として認められる高難易度の授業があります。

 

これは、大学レベルの学力を有することを証明できるのと同時に

高額な大学授業料の節約になるメリットがあります。

大学の授業料は1単位=○○ドル、と履修単位数で決まるので、

履修数に制限はあるものの、

大学卒業までに必要な単位の一部を高校時代に履修済みにできるのはちょっとお得です。

 

 

ということで、

このような大学の単位が取得できるタイプのサマースクールは、

アメリカの高校生のみならず、

将来アメリカの大学に進学したい留学生たちにも人気があります!

 

受講講座の締めきり日と同時に、

息子の元にはさっそく学部の担当者からメールが届きました。

 

 

一つのコースは非常に実践的な内容で、専門的な技術を学ぶコースです。

 

送られてきたメールには、

受講前に事前講習の映像授業とテキストを勉強しなければならない旨が書かれています。

しかも、確認テストを受けてくださいとあります。

 

オンラインで解答するテストの締め切りは、7月1日 23時59分まで。

 

締め切り日を過ぎてからの提出は、75ドルの追加徴収をいたします、ですって。

え?罰金?こんなシステムは、初めて聞きました。(笑)

 

テストの合格ラインは80%、それ以下だと受講資格を失います、という

すでに授業料は振り込み済みなのに、なかなかシビアな要求が書かれています。

 

一方で、テストの提出が早かった上位5名は授業初日に表彰されるそうです!

しかも、大学のロゴ入りのトートバックが景品としてもらえるとのこと。

 

 

おもしろい試みですね。

 

 

息子には

「どうせ受けなきゃいけないテストなら、さっさと受けてしまって、

ママのために、ぜひ大学のロゴ入りトートバックをゲットしてきて~!」と言ったら、

 

「オッケー」と軽やかに返事をして、課題に取り組み始めていました。

 

 

ところが、

いざ始めてみると、受講講義が4つもあったのです!

1つあたり、1時間強の映像とそれに付随したテキストの読み込み。

1講義に1つのテストがあるので合計4回テストを受けて

すべてに合格しなければなりません。

 

こりゃあ、なかなか大変だ!

 

 

1回目は、テストの難易度が分からないため、

息子は、映像授業は念入りに2回視聴して理解を完璧にしてからテストに臨みました。

 

オンラインで解答するテストはその場で得点率が分かり、

96%を取得してなんとかセーフ!

 

しかし、やっと一番目を終えたところです。ふう~。

 

残りの3講義分、期日までに終えることができるのでしょうか!?

 

 

受講料を支払い、

航空券を購入し、

ビザも取得、

空港までの送り迎えを友人に頼み、

前泊・後泊のホテルを予約し、

現地で使えるデビットカードも作成し、

 

あとは「行くだけだね!」とのんきに構えていたら、

そう簡単な話ではありませんでした。

 

 

しかし、よく考えてみれば現地での時間は限られているので、

より実践的な技術を学びたければ、各機材の名称や使い方、その役割など

知識を必要とする部分は、先に履修しておいた方が効率いいですよね。

 

なかなかよく考えられたプログラムです。

 

 

ということで、息子のサマースクールはすでにスタートを切っています。

 

まずは4回のテストに合格して、受講資格を失効しないようにがんばろう!

2024年6月18日(火)   大雨

 

 

 

 

 

夏になると、いくつかの奨学金団体への応募受付が始まりますが、

各所、SAT1400点以上が、書類選考上での「最低条件」です。

 

テスト会場でのパソコントラブルの出来事を聞いた時点で、

もう応募自体をあきらめるつもりでいました。

 

奨学金は、成績だけで決まるものではないので、

たとえSATとTOEFLがクリアできたと言っても

息子の条件では選考される確率は極めて低いままですが、

それでも本人は応募したいと言います。

 

 

SATでのトラブルは、一時間目の英語受験中であったため、

英語の成績の方が不本意な結果となりました。

これをカバーするため、もう一度TOEFLを受験したいと言います。

 

志望大学の出願条件が、TOEFL100点以上なので、

それをクリアし、英語力にも問題ないことを示したいとのことです。

 

また受験料を支払うのは痛いが、

会場でのトラブルがなければ、今の息子の実力であれば100点は超えられるでしょう。

 

前回、3月に受けた時には、

会場には仕切りがなく、人が移動する導線も悪く、集中しづらい会場だったようで、

「二度とあの会場では受けない!」と憤慨していました。

 

 

どうやらTOEFL受験は、会場によってそのコンディションがかなり違うようで、

よくよく調べてみると、「○○会場はこうだった。」というような

口コミサイトやブログを多く見つけることができるのです。

(知らなかった~)

 

ネット情報は、便利ですね!

 

4回目受験の目標は、105点です。

 

リーディング

リスニング

ライティング

スピーキング

 

全セクション、各30点満点の、合計120点満点。

27点、ちょうど9割正解で合計108点なので、ここを目指したいですね。

得意のリーディングとリスニングではしっかり集中して満点近くを目指したい。

まだ苦手意識のあるスピーキングやライティングで少し落としたとしても

105点には到達したいとのこと。

自分で目標点を決めていました。

 

100点(83.3%)は超えられるんじゃないかなとは思いますが、

105点とは、なかなかです。

単に英語力を上げるだけでなく、今度こそテスト対策も必要となってくるのではないでしょうか。(お願いだ~、そろそろ対策してみて~。)

 

 

本人は「大丈夫、頑張る。」と言うので、

受験料はお高いですが(またもやドル建て)お支払いすることにいたしました。

 

 

パパには「飲み会2回我慢すれば、支払えるでしょ!」と軽く言われてしまったが、

全くもってその通りなのでぐうの音も出ませんでした…。

 

 

夫婦で頑張って稼ぎますが、全部子どもに吸い取られていきますね~。

 

 

ただ、「本番」という場面は子どもを大きく鍛える場なんだなと

今回のSATの件でも改めて実感しました。

 

「英語でトラブルがあって、会場でも泣きそうなくらいつらかったんだと思うけど、

よく数学の受験を辞退せず受けてきたよね。

しかも集中して最後まで解き終えて満点近いとはすごいね!」

とほめると、息子は、

 

(親はなにを当たり前のことを今さらメンションするのでしょう?)

 

と言うような驚いた表情で、

「いやあ、そりゃあ最後まであきらめたくないでしょう。」

と頼もしい言葉を発してくれました。

 

 

親が知るよりずっと、子どもはすでにいろんなものと戦ってきているのかもしれませんね。

受験準備と言うのは、これほどのストレスとプレッシャーはないほどに厳しいものですが、

人間としての器は確実に成長しているように思います。

 

 

さて、三週間ちょっとの準備期間で4回目のTOEFL受験を受けることになりますが、

残念ながら、まともに試験対策を立てる時間は確保できなさそうです。

 

①    オンライン大学の最終論文提出

②    学校でのプレゼン準備(英語)

③    期末テスト

④    奨学金応募エッセイ(複数)の執筆

⑤    サマースクールの事前講習受講とそのテスト

 

と、締め切りがTOEFLより前にあり、準備が大変なものが目白押しなのです。

その中でも特にくせ者なのが、「サマースクールの事前講習受講とそのテスト」です。

 

まさか、サマースクール受講前に、こんなに準備学習が必要だったとは~。

想定外の課題の量に、早くもおぼれそうに…、アップアップしています。

 

 

着実に準備を重ねていかなければならない海外大学への出願は、

まるで毎日が入試期間中のような緊張感です。

 

一つ一つの締め切りを意識して、着実に準備を進めていこう。

 

第一志望校への出願締め切り日まで、ちょうどあと5ヶ月です。