『ザ・激レアさん』になろう! | 傍流のアメリカ大学受験

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都内私立中高一貫校の高校三年生。米国大学進学準備に奮闘中。
純ジャパ(日本生まれ日本育ち、海外経験ゼロ)の息子がどこまで挑戦できるか、親もつたない英語を駆使して情報収集に格闘しています。

2024年6月24日(月)   晴れ

 

 

 

 

 

先週は体調が優れず、だましだましやってきましたが

どうやら風邪をひいてしまったようです…。

 

週末に気が抜けて、一気に体調が悪化しました。

 

しかし、極小企業に勤める身、気安く「月曜日」に休むことはできません。

そしてありがたいのか、悲しいのか、社屋に入ると、とたんに風邪の症状は治まり、

骨の髄までサラリーマン気質が染みついていることを実感します。

 

 

ここ1ヶ月ほどは、睡眠時間が足りていない自覚はありましたが、

加えてこの気候の変化、てきめんに免疫力を奪いましたね。

もう若くないんだなあ、ムリはできないんだなあと現実を体感しました。

 

みなさまもどうぞお健やかに。そして睡眠大事!どうぞご自愛くださいませ。

 

 

最近、新しい方からメッセージをいただきまして、本当に嬉しいです。

このような、行き先の分からない列車に乗り合わせてしまったようなブログに、

このゆくすえを見守ってくださることに心から感謝です!

 

上記のような理由がございまして、返信が遅くなってしまい申し訳ありません💦

 

 

お話を伺う中で、

海外大学受験を選択されるご家庭の事情や本人の希望は、

本当に様々だなあと再確認いたします。

 

その中で、今日は、我が家の教育方針の一つを語ってみたいと思います。

 

名付けて「激レアさんになろう!」です。

 

 

私はキリスト教信者で、若い頃は熱心に聖書を勉強していた時期もありました。

聖書の中に、こんな一節があります。

 

 

狭い門から入りなさい。

滅びに通じる門は広く、その道も広々として、そこから入る者が多い。

しかし、命に通じる門はなんと狭く、その道も細いことか。

それを見いだす者は少ない。

 

マタイ7章13-14節

 

 

この言葉を学んだのは高校生の頃でしたが、心に響く一節でした。

 

聖書の言うこの岐路は、救いの道か滅びの道という信心の選択を意味しますが、

私はそれだけでなく、人生で岐路を迎えた時に、この言葉が頭に浮かんだものでした。

 

 

多勢が向かった道より、誰も選ばないような道を歩む。

 

 

それは、まだ私が万能感にあふれていた十代の頃、

他の人とは違っていたい、ユニークな存在でありたい、オンリーワンになりたいという

狭い道を選ぶ動機は、野心だったり好奇心から来るものであったかと思います。

 

決して

「難しい道を選択して困難たっぷりでもノープロブレム!」と言うほどの

向上心があったわけではありません!

単なるあまのじゃく、無鉄砲、怖いもの知らずの若気の至りでした。

 

 

旦那さんも同じように人生を歩んできていたところがありました。

(だから共感し合って結婚したいと互いに惹かれるものがあったのでしょうね。)

 

突出した才能もない者は、多勢とは違う道を選ぶべきだという考えで生きてきた私たちが親になり、いつしかそれは子育ての指針の一つにもなっていました。

 

 

 

息子が小学生だった時、中学受験をしようかと選んだのもその一つです。

 

今でこそ、漫画やドラマの影響か、中学受験は23区内では、それほどレアな選択肢ではなくなってきましたが、日本人全体から見れば、大半の小学生は、公立中学校への進学するのが一般的な選択です。

 

 

そして、難関中学を受験する目的の多勢と言えば、

「目指すは医学部か東大、最低でも一橋・東工大、悪くて早慶」と言う中、

帰国生でもない息子が海外大学を目指すのはやっぱりレアな選択でした。

 

 

私たちが高校生の頃にはまだあまり聞かれなかった「多様性」という概念ですが、

今後はますます、その重要性が増していくと思われます。

すでにグローバル市場では出遅れてしまった感の強い日本においても、その例外とはならず、今後は好む好まざるに関わらず、この多様性の波が日本経済や社会の在り方を変えていくことになるかと思います。

 

そのような世界情勢の中で、

平々凡々とし、特段の際立った才能もない息子が、この先の不確かな世界で生き抜くためには、

親の私たちが「なんとなく選択してきた結果、激レアさんになっていた」という人生から、

自分が自ら、激レアになるための道を積極的に選んでいくべき時代に入ったのではないかと思っています。

 

 

「ほかのみんなと一緒に歩めない。」

「自分だけが違う。」

「先人がいないから完成形が見えない。」

 

これらの恐怖心や不安感に打ち勝ち、

自分が自分らしく活躍できる道を、自分で切り開く人生を送ってほしいです。

 

こんな親の元で育った息子だからこその進路選択なのだとは思いますが、

激レア人生を選び続ける息子のことをこれからも応援し続けたいと思います。