『サマースクール狂騒曲』には「前奏曲」がありました。 | 傍流のアメリカ大学受験

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都内私立中高一貫校の高校三年生。米国大学進学準備に奮闘中。
純ジャパ(日本生まれ日本育ち、海外経験ゼロ)の息子がどこまで挑戦できるか、親もつたない英語を駆使して情報収集に格闘しています。

2024年6月19日(水)   快晴

 

 

 

 

この夏、アメリカの大学で開催される高校生向けのサマープログラムに参加する息子。

3週間という短期間ではありますが、初めての留学です。

 

参加できるのは高校2年生と3年生のみ、

4段階で成績がつき、そのまま大学の単位として来年進学した大学に移行できます。

アメリカの高校では、

通常学期でも、認定された授業を受けてテストをクリアすると、

大学の単位として認められる高難易度の授業があります。

 

これは、大学レベルの学力を有することを証明できるのと同時に

高額な大学授業料の節約になるメリットがあります。

大学の授業料は1単位=○○ドル、と履修単位数で決まるので、

履修数に制限はあるものの、

大学卒業までに必要な単位の一部を高校時代に履修済みにできるのはちょっとお得です。

 

 

ということで、

このような大学の単位が取得できるタイプのサマースクールは、

アメリカの高校生のみならず、

将来アメリカの大学に進学したい留学生たちにも人気があります!

 

受講講座の締めきり日と同時に、

息子の元にはさっそく学部の担当者からメールが届きました。

 

 

一つのコースは非常に実践的な内容で、専門的な技術を学ぶコースです。

 

送られてきたメールには、

受講前に事前講習の映像授業とテキストを勉強しなければならない旨が書かれています。

しかも、確認テストを受けてくださいとあります。

 

オンラインで解答するテストの締め切りは、7月1日 23時59分まで。

 

締め切り日を過ぎてからの提出は、75ドルの追加徴収をいたします、ですって。

え?罰金?こんなシステムは、初めて聞きました。(笑)

 

テストの合格ラインは80%、それ以下だと受講資格を失います、という

すでに授業料は振り込み済みなのに、なかなかシビアな要求が書かれています。

 

一方で、テストの提出が早かった上位5名は授業初日に表彰されるそうです!

しかも、大学のロゴ入りのトートバックが景品としてもらえるとのこと。

 

 

おもしろい試みですね。

 

 

息子には

「どうせ受けなきゃいけないテストなら、さっさと受けてしまって、

ママのために、ぜひ大学のロゴ入りトートバックをゲットしてきて~!」と言ったら、

 

「オッケー」と軽やかに返事をして、課題に取り組み始めていました。

 

 

ところが、

いざ始めてみると、受講講義が4つもあったのです!

1つあたり、1時間強の映像とそれに付随したテキストの読み込み。

1講義に1つのテストがあるので合計4回テストを受けて

すべてに合格しなければなりません。

 

こりゃあ、なかなか大変だ!

 

 

1回目は、テストの難易度が分からないため、

息子は、映像授業は念入りに2回視聴して理解を完璧にしてからテストに臨みました。

 

オンラインで解答するテストはその場で得点率が分かり、

96%を取得してなんとかセーフ!

 

しかし、やっと一番目を終えたところです。ふう~。

 

残りの3講義分、期日までに終えることができるのでしょうか!?

 

 

受講料を支払い、

航空券を購入し、

ビザも取得、

空港までの送り迎えを友人に頼み、

前泊・後泊のホテルを予約し、

現地で使えるデビットカードも作成し、

 

あとは「行くだけだね!」とのんきに構えていたら、

そう簡単な話ではありませんでした。

 

 

しかし、よく考えてみれば現地での時間は限られているので、

より実践的な技術を学びたければ、各機材の名称や使い方、その役割など

知識を必要とする部分は、先に履修しておいた方が効率いいですよね。

 

なかなかよく考えられたプログラムです。

 

 

ということで、息子のサマースクールはすでにスタートを切っています。

 

まずは4回のテストに合格して、受講資格を失効しないようにがんばろう!