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-善悪の彼岸-

どうも、gutsです。

先日、お昼休みに本を購入しました。

けっこう前ですが新潮文庫よりパステルカラーの装丁でリニューアルされた作品がいくつかあり、その中でも惹かれたものを買ったわけです。

色としてはもっとカッコいいものもありましたが、そこを念頭に選ぶのは何か違うので、あくまで本として惹かれたもので。

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芥川龍之介の『蜘蛛の糸・杜子春』と三島由紀夫の『潮騒』ですね。

そしてこちら。

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太宰治、『人間失格』です。こちらは元々持っていて何度か読んでいるのですが、この機会に買い直しました。ということで旧装丁のものが欲しい方がいらっしゃいましたらご連絡を。

最近は生田斗真君が主演で映画にもなりましたね。ジャニーズの方は俳優としてはけっこう観れる人と大ハズレな方がいて極端ですが、この映画に関してはけっこう良さそうなので、機会があったら観たいと思います。

なんというか、誰かがいつの間にか決めたルールを、極めて冷静に逸脱してゆく様に惹かれます。破滅への憧れとはまたちょっと違って。

レールの外を行くと決めたのなら、自分に誠実でなければならない。

唯一絶対のルールです。

これを守れず、自分に嘘をつくのならもう何もかもの収集がつかず、何よりそこに意味がないですよね。

さてさて、読書の春ですね。



guts

-人間の証明-

どうも、gutsです。

前回、『春よ、来い』に関してお話しましたが、こんな音源もあったり。

kazahaya、『emerald flow』





昔、sera君に教えてもらった曲ですね。



さてさて、今回のお話は5/8。自由にやっております。

この日はお昼から会社の花見がありました。当初はバックレる気満々だったのですが、円山方面に用事を思い出したので、参加してきました。

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右上に傘が写りこんでいますが、この日はずっと小雨が降っていました。まあ、問題なく雨天決行できるくらいのものでしたが。

いまの職場の皆さんはなかなか激しく酔っ払うので、最終的には相撲大会みたいになっていましたね。

その後、紆余曲折を経て円山在住の山内さん宅に遊びに行きました。

いやあ、素晴らしい部屋でしたね。表現するなら、『秘密基地』。水面下でいろんな事が進行していますので、これから訪れることも多くなるかと思います。

そしてこの日は、思うところがあり、ヤマさんこと山崎氏の『inazo』へ行きました。

単刀直入に説明すると、こちらです。

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ジョー山中が、肺癌に侵されました。

ジョー山中に関しては、そこまでfollowしていたわけではありません。学生のころ読んだ雑誌でデビッドボウイと関わりがあることを知っていた程度です。

しかし、何年か前に創成川近辺のお祭りで歌を聴いていますので、素晴らしい方だということは知っていました。micjackのアルバムでも客演されていますしね。

ただ、これといってクリティカルな関わりがなかったのは事実です。そのせいもあってか、この話を聞いた当初は、『癌に侵されている人は他にも多くいるだろう。名前が知れているということで、特別に支援を受けられるというのはどうなんだろう』と思っていました。

ただ、なんでしょうね。考え方というものは変わる部分と変わらない部分があるもので、こちらに関しては変化していきました。細かい分析は僕自身も、これを読んでくださっている方も特に必要ないと思うので省きますが、要は『そういった危機的状況に際しより多くの支援を受けられるのは、素直にこの人が頑張ってきた証ではないだろうか。それだけのことをしてきたということじゃないだろうか』という風に変わったということです。

さて、ものごとにはタイミングがあります。村上龍の作品にこんな一節がありました。

『欲しいものは欲しいうちに手に入れるべきだ。明日には、ガラクタに変わってしまうかもしれない』

僕はとても共感しました。衝動買い的なフィーリングと見分けることは必要だし、本当に欲しい気持ちはそう簡単には失われないことも事実です。

しかし世の中には一期一会という概念があり、上手く説明はできませんが、『これだけはいまこの時、手に入れなければならない。いま、しなければならない』と強く感じる瞬間があるのです。

この日は散々歩き回っていたのですが、『今日だな』としか思えなかったので、足を運びました。

店内に置かれている、ディジュリドゥを撮影させて頂きました。見えづらいかと思いますが、左下の棒状の楽器です。

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このイベントに関しては6/6開催となっており、前売り2000円、当日3000円でチケットが販売されています。運営に関しては協賛の方々がカバーしてくださると思われるので、収益は全面的にジョー山中氏の治療費にまわるのではないでしょうか。

当日はジョー山中のdvdliveを始め、cosmicstewやmicjackproductionといったヤバイ面々が集結しますので、単純にイベントを楽しみにきて頂ければいいのではないでしょうか。

手元にまだフライヤーがありますので、欲しい方は連絡ください。

また、治療費の振込み先やチケットの買い方等、僕または直接ヤマさんのところへ連絡して頂ければ判明しますので、宜しくお願い致します。

ジョー山中は、こんな人ですよ。

ジョー山中、『人間の証明-proof of the man-』





僕も大したことはしていません。

縁があると感じたら、できる範囲でご協力をお願い致します。



guts

-涙、時を選ばず-

どうも、gutsです。

最近仕事のちょっとした合間に、気分転換としてふと思い出した歌詞を、textにタイピングしています。

先日、思い出しながらこの歌詞をタイプしていたら、自然と涙があふれ出てきました。

松任谷由美、『春よ、来い』





淡き光立つ、俄雨。いとし面影の沈丁花。

溢るる涙の蕾から、ひとつ、ひとつ、香り始める。

それは、それは、空を越えて。やがて、やがて、迎えに来る。

春よ、遠き春よ。瞼、閉じればそこに。

愛をくれし君の、なつかしき声がする。

君に預けし我が心は、今でも返事を待っています。

どれほど月日が流れても、ずっと、ずっと、待っています。

それは、それは、明日を越えて。いつか、いつか、きっと届く。

春よ、まだ見ぬ春。迷い、立ち止まるとき。

夢をくれし君の、眼差しが肩を抱く。

夢よ、浅き夢よ。私はここにいます。

君を想いながら、ひとり、歩いています。

流るる雨のごとく。流るる花のごとく。

春よ、遠き春よ。瞼、閉じればそこに。

愛をくれし君の、なつかしき声がする。

春よ、まだ見ぬ春。迷い、立ち止まるとき。

夢をくれし君の、眼差しが肩を抱く。

春よ、遠き春よ。瞼、閉じればそこに。

愛をくれし君の、なつかしき声がする。

春よ、まだ見ぬ春…。



そして、この二曲。

nokko、『人魚』





中島みゆき、『糸』





この日は、気がついたら計三回、落涙していました。

前職は音を聴きながら仕事ができたので、しょっちゅう泣いてたなあ。

隣にいたら、気持ち悪い事この上ないですね。

失くしたんじゃないかと思った時もありましたが。

感じる心は残っていたようで、何よりです。



guts

-ちょっと改訂、beef junky-

どうも、gutsです。

相も変わらず時系列無視で、先月のお話をしたいと思います。

4/25、onsunday。まっつ氏主催のpartyへ行って参りました。

場所はnina。fabulous横の階段を地下へと降ると、nightwearshopの入り口が口を開けて待っています。店内はこんな感じ。

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この日は2000yenでfreedrinkだったのでいつもより若干飲みましたが、お腹に何も入っていなかったので酒が回って後でちょっぴり大変でした。

お店の真ん中にでっかい水槽があります。

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掃除大変だろうなあ…。金魚飼ってたんでわかります。水槽の向こうのスクリーンには何やら怪しげな映画が上映されています。

と、ここに映画の画像があったのですが、運営にわけのわからない規制を喰らったので削除しました。『健全な運営』ってなんでしょう。

ということで、貼ってあったのはtakechasrecords井上氏が持ち込んだ、『思春期に初めてエッチなことをした後の、レポートみたいな映画』だそうです。

画像がなくなったのでわかりづらいですが、さりげなく画面右上に、『1.teil』と書かれているのが気になります。続編があること間違いなしです。

さてさて肝腎の音ですが、本日は嬉しい発見がふたつありました。

まずひとつめは、まっつ氏及びその周辺の方々のplayする音に関して。

何度かpartyに足を運んでいますが、間違いなく良い音であり、しかしどちらかというとまったりと聴き入るような感じがありました。

ただ個人的にいつもより感覚が開放的だったこともあり、初めて体が反応するフィーリングを感じることができました。これは僕の中ではとても重要なことです。

自分では少なくとも音を聴く時は常に感覚を開いているつもりではいますが、やはりその時々のコンディション、ひいてはタイミングというものはあるものですね。

上で紹介した水槽の横がフロアになっていたのですが、この日の収穫はこの曲です。

janis siegel、『bei mir bist du schoen』





聴いたのはfryderykaelkanaurszuladudziakというポーランド人の方がcoverしたものなのですが、youtubeに音源がなかったのでこちらを紹介します。

こちらもなかなか。まっつさん、ありがとうございます。まっつさんのイベントがこの調子でコンスタントに開催されるようになることを、密かに楽しみにしています。

そしてもうひとつの発見は、伏兵djの存在です。まっつ氏のplayにてpartyが終了したと思いきや、ninaのスタッフと思われる方がおもむろに曲をかけ始めました。

うん、やばい。

最初、彼のplayに友人のsera君を感じたわけですが、そのplayは確固たるオリジナリティを持っていることにすぐ気づきました。

そして驚いたことに、彼はninaのpartyでも何度かplayを聴いたことがあるタクミ氏でした。彼のplayを始めて聴いた時は『ああ、プレシャスっぽいなあ』と思いました。しかしそれはまだ何かを模倣している感じで、その後何度か足を運んだpartyでも正直そこまで注意を払っていませんでした。

それから数ヶ月経っていますが、完全に化けていました。

彼は2、3曲かけてすぐ撤収を始めたので、すぐに話しかけました。話によると、レギュラーのイベントはまだないものの、次にplayするpartyを教えてくれたので、可能であれば行ってみようと思います。

その後ちょっと酒が回ってしまってフラフラしながら何故か熱いアパレル談議の輪の中に入り、服は好きだけどけっこう半年にいち度買い物するくらいでもいけちゃう僕としては『うむ、全然話すことがない!』と思いながらもたまに発言したりしてみながら楽しい時間を過ごし、朝4時くらいに帰宅しました。



さて、ここまできてやっとタイトルに絡むお話ですが、帰宅後、めちゃ旨いビーフジャーキーを食しました。

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人生初の『生』ビーフジャーキーです。

う、うめえ…。チープな表現かもしれませんが、なんか久々に、『ご馳走』を食べている気分に浸りました。

時間は遡り日曜の夕方、三浦"cory"崇資氏に頂いたもので、横浜から届いたものだそうです。

恐ろしきは量。

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三浦氏の気前の良さに乾杯です。東京から戻ったら遊びましょうね!

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ポン酢を添えてみたver.合いますね。

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火を通してみましたver.牛タン的な食感で、味も通じるものがありました。

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ごま油で炒めてみたver.やはり生でそのままがいち番なのですが、それに匹敵するくらいのものがありました。これは旨かったですね。

音と食の幸せを噛み締め床に就いたわけですが、ちょっと夜更かしし過ぎて、次の日職場でここ半年くらい味わったことのない強烈な眠気と闘ったことは言うまでもありません。

タフなことも多い毎日ですが、そんな時も楽しんでやれば楽しいわけで、何より唐突に訪れるこういった至福の瞬間たちが確実にあることを忘れてはいけませんね。あと、変化は訪れるものではなく自分で見つけるものだと、僕は思っています。

楽しきかな、人生。



guts

-カルマ-

john frusciante、『ascension』








the beatles、『i am the walrus』








狐火、『butterfly under flaps』








生きているだけで業にまみれていく人間。

自分が負うべき責務と、いつのまにか背負い込んでしまっている負荷。意識しなければ、見分ける事はできません。

何かを諦める理由を見つけてくるのは自分。

自己を解放し、解脱へと導くのも自分。それは特別な場所ではなくても、今いる場所で可能です。

本当に向き合うべき敵は、神経を逆撫でしてくる職場のあいつでもなければ、なぜか人の足を引っ張る彼でもない。

意外と、零距離にいます。



guts