「智子さんにとって

“しっかり生きる“

ってどんな感じ?」




以前質問されたことがあって、

「うーん…」

と、悩んだことがあった。



私は

「生きてることは特別なこと。当たり前ではない。」

って、基本は思っていて、

よくそういう話も、夫としたりする。




そして、冒頭の質問は

「私は生きていることは当たり前じゃないと思っているから、“しっかり生きよう”って思うんです。」

って、ある人と話した時に、

返された質問だった。




別にあの世があると信じてるとか、

そういうことではない。




ただ、

「毎日起きて、寝て、食べて過ごせるって、普通のようだけど特別よね」

って思う。




小中学生の頃や、高校時代、

私の後輩たちが、

急な病気や事故で亡くなった。




娘のお友達親子が、

不慮の事故に巻き込まれて

亡くなったこともある。




私自身も、2歳の時に

「てんかん」と診断されて、

それから毎日服薬して、

今に至っている。



参考記事↓


そして先日、

次女が担任をしていただいた、

先生が急逝された。



30歳だった。




「また会おうね」

って言っていた人と

ある日突然会えなくなることは、

あって欲しくないけど、

珍しくないのかも知れない、とも思う。



お通夜に行って、

先生のお顔を見ても、

突然のことすぎて、

実感が湧かない。




だけど。




ふと思い出した。



「智子さんにとって

“しっかり生きる“

ってどんな感じ?」

という質問を。




その答えはなかなか言語化できなくて、

ずっと質問が引っかかっていたのだけど。




先生が亡くなって改めて

「いつ何があるかなんてほんと分からない。

だから、私は大事にし合える人と、

言葉を交わし続けながら、

関係性を築いていきたいな。」

と、そんなことを思った。



私が大事にしたいと思う人。

私を大事に思っている人。




人との関わりの中で、

お互いに感じることを伝え合いながら、

お互いの考えをシェアして協力しあえたり、

悲しいことは一緒に涙を流したり、

嬉しいことは一緒に喜んだり、

頑張っていることは応援したり、

感謝したいことは「ありがとう」を伝えたり、

頼ることは「お願い」と頼ったり、

「お疲れ様」って労いあったり、

バカな話をして笑ったり、

悩みを聞いて一緒に考えたり。




時には気持ちがぶつかって

お互いにイライラしても、

時間を置いて落ち着いて話して、

もっと分かり合えるようになったり。




そんな関わりを通していくと、

自ずと「大事にし合える人」が、

ふるいにかけられるように

絞られていく気がする。





そうして、

最後まで一緒にいられる人と、

安心感を感じながら、

言葉を重ね合いながら、

一緒に進んだりもするし、

おひとり様でも進んだりもする。



そういう、

「大事にし合える人との関わり」

の中で、喜怒哀楽をシェアしながら、

生きていきたいなと、思うのです。




「智子さんにとって

“しっかり生きる“

ってどんな感じ?」




次に聞かれた時には、

おそらく

「大事にし合える人との関わりの中で、

お互いに、喜怒哀楽をシェアしながら、

生きていくこと」

って答えると思う。




先生とのお別れから、

ずっと引っかかっていた問いへの答えが、

少し言語化できた気がする。




先生、ありがとうございました。



安らかに。






 

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