愛酒不愧天 ~日本酒のブログ~ -22ページ目

越の白鳥 T-7(特別純米)

新潟第一酒造。250石という小規模な蔵。

今年の春、生酒の段階で純米大吟醸(T-6 越淡麗40%精米)純米吟醸(T-5 五百万石55%精米)と呑み比べたかぎりでは、間違いなくこのT-7が越の白鳥ブランド21BYの最高傑作。

使用米は「五百万石」と「こしいぶき(食用米!)」を1:4の割合で使用。精米歩合60%。

白鳥シリーズのT-5、T-6は「あらばしり」と「せめ」をブレンドしたもの(中汲み部分は山間シリーズとして発売)なのに対し白鳥T-7は中汲みのみを使用(極少数本だけ中汲みを亀口直詰したものを山間T-7としたそう)。だからか、この旨さは。
醸造責任者の武田さん曰わく、「T-7は一番大量の仕込みだったのにも関わらず、モロミの出来が今期一番だった」とのこと。

というわけで火入れver.(瓶一度火入れ、急冷)が発売されてすぐに購入、生と呑み比べ。

火入れ:まるで生酒かと思うような濃醇な麹香(さすがに生と比べると落ち着いているけど)。口中では甘い米の香りと旨味ががっつりと広がる。力強いとか骨太とかいう形容は似合わないけどこのふくよかさは素晴らしい。

生:うっすらと、ホントにうっすらとだけど舌を刺激する炭酸味。含み香はやっぱり強い。果実系ではなく甘い米香。GREAT。


こうして白鳥T-7の旨さを知ってしまうと、T-7の山間ブランド(生のみ、火入れver.は無し)はどんなだったのか…一口でいいから呑んでみたかったなぁ…とつくづく思う。
イベントをマメにチェックしておきゃ呑む機会もあったかな…なんてため息を吐きながら某酒系ブログをチェックしていたら、東京は西日暮里の稲毛屋でつい最近(8/24)新潟第一酒造の醸造責任者である武田さんを招いて山間イベントが行われ、山間T-7も提供されたとのこと。稲毛屋のHPもたまにチェックしていたのに…縁ねぇな~orz。
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嘉山

「越乃梅里」で知られる?新潟の小黒酒造が20BYから立ち上げた新銘柄「嘉山」。多摩の小山商店のPB的な酒かと思っていたら、神奈川県大和市のリカープラザ越後屋さんの御主人が小黒酒造の蔵元さんと同郷で一枚咬んでいるそうな。
初年度の20BYはこの2店舗のみの取り扱い。21BYは8店舗?に増えたとか。

種類は基本「純米」と「純米吟醸」の2種類?。両方とも米は越淡麗、そして無濾過原酒。

今回はとりあえず純米(60%精米)の火入れと生を購入。右側が生のラベル。
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生:上立ち香にのり香・紙香を感じたので「あ、ハズしたかな~」と思いきや、口の中では芳醇な甘さと心地よい酸が紙香をマスキング。後口も甘味が爽やかに後をひきます。当たり。

火入れ:濃醇甘口。やや山吹色。蛇管二度火入れ…なので当然というか、生にはあった果実感ある酸味は消滅。残念。

とりあえず、越乃梅里のアル添タイプの吟醸も買ってみました。こちらは淡麗甘口。
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越乃梅里と嘉山の火入れを呑み比べると「新ブランドを立ち上げたのにわざわざ二度火入れにする意味がわからん」というのが素直な感想。せっかく新ブランドで発売するんだから、火入れは瓶の一度火入れにすればよかったのに…。
でも22BYもチェックします。

高千代

数年前に『純』というお酒を呑んでからずっと気になっている新潟の蔵元、高千代酒造。
東京方面では『巻機』ブランドで知られているのでしょうか。

『純』は二度火入れながら爽やかな米の旨味と淡く軽やかな口当たりが特徴。一方、『巻機』は米臭さを中心に据えた重厚感ある酒。
全然違うじゃん、というのが初めてこの2銘柄を呑み比べたときの感想。

『純』は3~4年前に製造をやめてしまったらしいので今回は地元中心に出回っているというこの2本を購入。
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うまい。普通に旨い。普通に当たり。

右は今年1月に絞った純吟を無濾過生原酒の状態で瓶詰め、その後氷点温度貯蔵、出荷時(7月)に瓶火入れしたもの。いわゆる生貯形式ってやつですか。春頃までは本生のまま出荷していたのだけど売り切れずに夏になってしまい、「夏場に生はまずいでしょ」ということでの瓶火入れらしいっす。でも瓶火入れのせいか実に生っぽい飲み口。甘く爽やかな芳香と口当たり。原料米は一本〆、精米歩合53%。

左は今年8月まで販売店の冷蔵庫に売れ残っていた'09年11月出荷のしぼりたて。生酒ならではの甘味が口の中を支配し喉を通すまで持続するのだけど全然嫌みじゃない。だれないさわやかな甘み。原料米不明、精米歩合58%、加水有り?

自分は巻機系のごつごつした米香は苦手なので、今回の購入はちょっとしたギャンブルだったんですが…酒処新潟の底力を感じた気がします。