「やさしすぎる育児」がママを奴隷化させる | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。元小学校教師の和久田ミカです。

 

昨日は、なんだかよくわからないけど、アクセスが多くて、2年ぶりぐらいに2万アクセス超えました。

 

みんなどこからこのブログにたどり着いたの?

 

どなたか紹介してくださいましたか?

 

炎上してませんように!!

 

 

 

さてさて。

 

最近気になるのは、「やさしすぎる育児」。

 

子どもに対して、腫れ物にさわるような子育てを「よいものだ」と 感じている人が多いこと。

 

 

簡単に言うと、「ダメなものをダメ」と言えないということ。

 

家庭のルールがあっても、子どもに押し切られてしまう。

 

子どもが傷つかないように 先回りしてしまう。

 

結果、子どもの言いなりになってしまう。

 

 

私は、講座などで「子どもを受け止めましょう」と受容についてお話ししています。

 

著書にも書いてますが、同時に「気持ちにはYES,行動にはNO!」とも 言ってます。

 

 

気持ちには共感しても、困った行動について

 

「こうしてほしい」

 

と要望することはとても大事なんです。

 

 

 

たとえば、子どもがずーっとYouTubeを見ている。

 

「やめなさい!と言ってもやめないんですよ~」

 

んで、結局、一日中 見てる、


なんて 話を聞くと もや~っとします。

 


 

ふつーに考えてほしい。

 

ふつーーーーーに考えてほしい。

 

人間も動物。

 

哺乳類として その生活って どうよ?

 

 

どうして、「ダメ」って言わないの?

 

どうして、ルールを作らないの?

 

言っても聞かないからといって、どうして 許容しちゃうの?

 

 

子どもがやりたいことを やらせたいんです、

 

って言うけど、YouTube見るって本当に「子どものやりたいこと」なの?

 

何もやってないじゃん。見てるだけじゃん。

 

 

 

あえて言う。

 

一日中 YouTube見てるって、隠居後のご老人じゃないんだから おかしいっしょ。

 

時間を決めて見せようよ。

 

そのぐらいの話し合いはできるような 関係は作っておこうよ。

 

 

思春期になったら 確かに言うことは聞かなくなるよ。

 

返事をしなくなったり。つっけんどんになったり。

 

だから、与える前に 親主導でいいからルールを作ろう。

 

ルールを守れないなら、繰り返し話し合おう。

 

仕組みを作らないで、刺激の強いものを与えるから のちのち大変になる。

 

 

 

「子どもを信じる」

 

という言葉を 都合よく はき違えている人も多い。

 

「うちの子を信じて、iPadは年齢制限をしてません。

 

 疑ったら かわいそうですよね」

 

 

おいおいおいおい(;´д`)ノ

 

 

エッチな画像が出てきたら 見てみたくなるのが 人間の本能。

 

ふつーの心理。

 

特に思春期は、脳科学的に こわいもの知らずな時期。

 

*思春期に関してはこの記事を参照

 

仕組み作りで防げるところは、防いでおこう。

 

ルール作り。端末の使用制限。

 

 

あとから事件に巻き込まれて

 

「信じてたのに!!!」

 

なんて シャレにもならない。

 

 

 

前に、こんな調査を目にしたことがあります。

 

<親の言うことを素直に聞いてほしい親>

 

・フランス  80.1%、

・アメリカ. 75.2%

・日本 29.6%

 

欧米と同じがよい、というわけじゃないけど、日本は「やさしすぎる親」が多すぎる。

 

子どもを大切にする=なんでも言うことを聞いてあげる

 

になってしまう。

 

 

 

根っこにあるのは、否定されるのが苦手な人が多い、ということ。

 

共感してもらえなかったり、

 

自分とちがう意見が返ってきたり、

 

「それいいね」と言ってもらえなかったり…

 

そんなことで いちいち傷ついてしまう人が多い。

 

 

そんなもんだから

 

「せめて 子育てでは 否定しないようにしよう」

 

と子どもを傷つけることを極度に恐れる。

 

 

その寛大な態度、夫にもできる?できないっしょ?

 

それじゃ、パートナーが すねるよね。

 

子どもの言うことは 受容するのに、夫の言うことには 文句ばかり。

 

いびつだとは 思わん?

 

 

そうやって 母性ばかりドバドバ注入されて、父性があまりない家庭で育った子どもは 傷つくことに弱くなる。

 

家庭では、なんでも言うことを聞いてもらえるわけだからねん。

 

強制もされないし、ごねたり泣いたりすれば 思い通りになる。

 

 

そして、子どもが大きくなるにつれ、ママは子どもの奴隷になっていく。

 

 

子どもに対して怒るべきだ、と言ってるわけじゃない。

 

ルールを作ろう。話し合おう。しかるべきところで叱ろう。

 

と言ってる。

 

腫れ物のように子どもに触れない。

 

 

いいんだよ。

 

子どもに「ダメ」って言っても。

 

子どもと本気でけんかしても。

 

子どもに言うことを聞かせようとしても。

 

そういうときもありつつも、子どもと ちゃんと対話ができる家族を作っていこうってこと。

 

 

じゃあ、どうやって対話すればいいのさ、

 

というのは 今までも書いてきてるし、これからも 書いていく。

 

 

講座に来てもらえば 一番早いけど、魔法の杖じゃないからね。

 

コミュニケーション学んだって、子どもが すんなり言うことを聞いてくれるわけじゃない。

 

やっぱり めんどうなことはたくさん起きる。

 

 

その「当たり前」を引き受けながら、子どもとどんな関係が築けたら 幸せ?と 考えていく。

 

子どもをガミガミ叱ってばかり、っていうのは 幸せじゃない。

 

かといって、子どもの言いなりになって 奴隷になることでもないと思うんだよね。

 

 

日本人が否定に弱い、

 

っていうのは またちがう記事で書こうかな。

 

まとまらないけど終わり。

 

 

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