気を使いすぎる、察しすぎるあなたへ | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。元小学校教師の和久田ミカです。
 
今日は「気を使いすぎる人」について。
 
 
気を使いすぎる人、または、よく気が付く人、いますよね。
 
わたしは ぜーんぜんダメ。
 
空気が読めないタイプなので、ちょっとうらやましい!
 
 
でも、無意識に まわりの状況を察してしまい、体が反応してしまうのも つらいですよね。
 
頭に アンテナを立てているような状態だからです。
 
常に情報を受信していたら、疲れてしまう。
 
 
 
もしあなたが「気を使いすぎる人」であるなら、アンテナの受信を止める「ストップボタン」を持ちましょう。
 
ついつい
 
「あ、この人困っていそうだ」
 
「あ、ここはみんなのために これをしておこう」
 
「あ、あの人不機嫌になりそうな気がする…どうしよう…」
 
みたいに 体が動きそうになったら、いったんストップ。
 
相手の人が「困ってます」「サポートしてください」と言われるまで 待ちましょう。
 
 
 
 
だってね。
 
相手の行動や感情は、相手のもの。
 
困っていようが、失敗しようが、不機嫌になろうが、それは相手の問題なんです。
 
相手の「管轄」ともいえるかな。
 
 
 
それを 他人が踏み込んでいって、
 
「助けてあげましょう」
 
というのは、相手の責任を 肩代わりするようなもの。
 
 
ちょっと 傲慢な感じがしませんか?
 
その人のことを、「自分では問題が解決できない人」だと思っているわけですから。
 
 
もちろん、
 
「ああ、困っていたんです。ありがとう」
 
という人もいるので、一概にはいえないですけどね。
 
たとえば、バスで お年寄りや妊婦に席を譲る、なんていうのは それにあたると思います。
 
「ここの席をどうぞ」
 
という「提案」をしてみるのは すてきなこと。
 
 
 
でも、相手の感情については どうかな。
 
「この人 不機嫌そう」
 
「この人が失敗したら かわいそう」
 
「この人が 傷つかないように 細心の注意を払わねば」
 
って いうのはいらないよね。
 
相手の感情の肩代わりは しない。
 
 
 
特に、相手の怒りや不機嫌に反応する人は多い。
 
無意識に体が動いてしまう人がいます。
 
それは、子どものころからのパターンが、回路として組み込まれているから。
 
・なだめようとする人
・解決しようとアドバイスを始める人
・怒りを出すことで、相手をけん制する人
 
いろんなパターンが、自動操縦で出てきます。
 
 
これ、いらないね。
 
相手が不快感を感じているか、なんて 聞いてみないとわからないこと。
 
中級講座に来た人は、それがわかるから 目からうろこだって よく言われる。
 
 
 
つまり、
 
「相手が 何も言わないなら、まずは そっとしておこうよ」
 
ということ。
 
 
わかってるけど できないんです~
 
という人は 普段から 我慢癖がある人だよね。
 
「言えないけど わかってよ」
 
と思ってる。
 
だから、まわりの人のことも
 
「言えなくて困ってる」
 
と思って 見てしまう。
 
「ちゃんと察して!私を助けなさいよ」
 
と思う人も、中にはいるかもしれない。
 
 
 
いやいやいやいや。
 
 
言えなくて困ってるのは その人じゃなくて、「あなたでしょ」ということ。
 
察してほしいのは「あなたでしょ」ってこと。
 
 
 
だからさ。
 
「困っているときは 声に出して 伝える」
 
ということが できるようになると、気を使いすぎる人は変わる。
 
相手を「できない人」だと思い、余計なおせっかいをすることも減る。
 
 
 
実は 私は空気が読めないタイプ。
 
人と目を合わせるのも 不得意だから、表情も読めない。
 
だから、「察してほしい」がむずかしい。
 
念じてることを 読み取るって、かなり高度なのだ。
 
 
でも、読み取れないからこそ、ラクだというのもある。
 
察する、あうん、
 
というコミュニケーションを使えないから、言葉でやりとりをするしかない。
 
不自由さがないわけじゃないけど、コミュニケーションがシンプルだよ。
 
 
 
気を使いすぎる人へ。
 
ストップボタンを持とう。
 
まずは待とう。
 
どうしても手を貸したくなったら、
 
「何か困っていますか?」
「私にできることはありますか?」
 
と提案をしてみよう。
 
念じるコミュニケーションから、言葉を介したコミュニケーションにシフトしよう。
 
 
 
これね、子育てもそう。
 
子どもの機嫌を うかがいすぎたり、
 
子どもが 傷つかないよう 先回りしたり、
 
子どもが 失敗しないように お膳立てしたり、
 
子どもが 悲しい思いをしないように ポジティブな説教をしたり、
 
本当はそれ、いらんからね。
 
それ全部、子どもの問題。子どもの管轄。
 
上に書いたこと、全部 過干渉だということも 書いておくぞ。
 
 

 

●フェイスブックはこちら(フォローでフィード購読してね^_^)

 

●インスタグラムはこちら(水曜日12時半~インスタLIVE)

 

●今後の募集予定はこちら

 

●無料メルマガ 「ママを楽にする魔法の言葉」はこちら
 

 よろしかったら、フォローしてねん。

 

 

「こころのコーチング講座」開催予定はこちら!

 

 

 募集中・募集予定の講座