三浦春馬さんの訃報から・悲しみの癒し方 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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こんにちは。和久田ミカです。

 

今日は 悲しみの癒し方について書きます。

 

自分に対してできることと、子どもに対してできること、です。

 

 

その前に、ちょっと吐き出させて。

 

昨日から、ズーンと心が重いのです。

 

昨夜は、ひとりで泣きました。

 

ワンコが胸の上に乗って 涙をなめてくれましたが、心は晴れず。

 

久しぶりの青空を見て、すがすがしい気分になることすら、罪悪感をおぼえる朝。

 

Simon SteinbergerによるPixabayからの画像

 

 

三浦春馬さん、すごく知っているわけではありません。

 

昔テレビで見たときに、歌っても、踊っても、舞台でも、ドラマでも、モデルでも

 

何をやっても プロフェッショナルな人なんだな、と思った記憶があります。

 

 

でも、地位や名誉や人気や 才能や 美貌や。

 

そういったものと 生きる意味は 別のところにあるんだな、と。


どんな絶望を抱えていらしたのか 知る由もないけれど…。

 

 

ポールスミスのCM映像も美しかったよね。

 

今朝は、話題になっていた 城田優さんの歌を検索し、聞いて 涙。

 

涙ぐみながらも、歌い切りましたね。

 

私のように遠い存在の者でも 心がかき乱されるのですから、友人だったらなおさらでしょう。

 

まわりにいた人たちは今、自責の念に駆られているのではないでしょうか。

 

 

 

自ら死を選ぶ人は たいていまじめすぎる人です。

 

「えーい、もうイヤだ!仕事なんてやめてやる!」

 

と 全部放り投げられないからこそ、全部 おしまいにしてしまう。

 

森本事件での自死報道もありましたが、責任感がある人ほど 追い詰められてしまう。

 

三浦春馬さんも、そうだったのではないか、と。

 

 


 

では、残された人、悲しみを抱えた人は、どうやって癒していけばいいでしょう。

 

いろいろな方法がありますが、今回は

 

・自分の心の癒し方

・子どもへ応用できること

 

の2点からお話しします。

 

 

私は、クライアントの話を聞くことを 本業としています。

 

話をするって、すごい効果があるんです。

 

 

ひとりで悲しみを癒すときにも同じです。

 

まず自分の話を聞くことです。

 

今回は 体を使った「聞き方」をお伝えしますね。

 

 

①気持ちを言語化する

 

心を静かにして、自分の気持ちを表す言葉を 思い浮かべます。

 

「もったいない」「くやしい」「悲しい」「やるせない」

 

こんな感じで。

 

声に出すとなお、効果があります。

 

 

②体の反応を見る

 

体に反応が出るのが、自分の気持ちです。

 

私の場合、「悲しい」で胸が苦しくなり、「やるせない」で胸がキュッとしました。

 

これは、言葉を使って「体の感覚」を 感じることが目的です。

 

言葉はウソをつくけど、体はウソをつかない。

 

体に意識を向けること。

 

 

③自分に寄り添う

 

体の感覚を感じながら、心に寄り添う。

 

「悲しいよね。」「やるせない気持ちでいっぱいだよね」

 

「宝石のような存在が消えてしまったような虚しさがあるよね」

 

そうやって、自分のよき理解者になり、寄り添っていきます。

 

 

これね、寄り添ってもらったことがない場合、ちょっとむずかしいときがある。

 

「こんなことで泣く私は、ダメだ」

「こんなことやって、何になるんだ」

 

などと、思考の声にかき消されてしまうのです。

 

その場合は、プロに話を聞いてもらうことを おすすめします。

 

 

そして、子どもへの応用編。

 

今の子は、とても語彙が少ないと言われています。

 

娘が中学生のときに 言ってました。

 

「ママ、『ヤバい』って 便利な言葉だよ。

 

 いいときも、悪いときも、これひとつで 無難にやり過ごせる」

 

 

ずいぶん前は、「チョベリバ(悪い)」「チョベリグ(良い)」ぐらいの語彙はあったんですけどね。

 

たったひとつで用が足せるようになるとは…。

 

 

でも、これを続けていくと 気持ちを表す言葉が 減ってしまうのですよね。

 

なんかモヤモヤ、なんかムカつく…

 

で終わってしまう。

 

感情って、ひとつひとつに名前を付けてあげると、体で感じられるので 消えていきやすくなるのですが…。

 

 

親ができることは、小さいうちから、気持ちを代弁してあげることです。

 

「悲しかったね」「むなしい気持ちになったんだね」

 

「無力感をおぼえるよね」「うれしかったね!」「はずかしいね!」

 

 

正確に当てようとしたり、「まちがったことを教えたらどうしよう」と思ったりすると

 

これ、できません。

 

正しくなくていい。自分の感覚で声をかければいいんです。

 

 

ただ 弱みを見せたくない子は、

 

「ちがう!!」

 

と抵抗したりするかもしれないので、その場合は 控えめにね。

 

子どもの特徴を見ながら 声をかけてみてください。

 

 

 

それから、余談だけど Twitterをボーっと眺めてたら、こんなつぶやきも流れてきたので シェアして終わりにします。

 

まだちょっと悲しみが残っているので、寄り添いながら 浄化していきますわ。

 

 

 

ご冥福をお祈りします。


苦しみから解放されていますように。


どうぞ安らかに。

 

 

和久田ミカの

 

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