2歳年下のAさんの弟さんはAさん曰く、悪い友達の影響もあったそう。
Aさんは奨学金で公立の高校に行き、弟さんはお金持ちの多い私立に行ったそう。すると薬物(ドラッグ)をするようになったのです。
ただ、育った環境の中で親との触れ合いもなく、抑圧された怒りがたくさんあったようです。
同じ環境で育っても、Aさんはお酒を飲むと明るくなるタイプですが、弟さんは何かに憑依されたかのように目つきが変わり、暴力的な行為をして何度も問題になっていたそう。
私がAさんにどんなタイプの薬物だったか聞くと、コカインやクリスタル・メス(crystal meth)などではなく、舌にのせるだけで効く強いものだったそうです。
そのドラッグを接種後、ビルから飛び降りてしまったそうですが、最後に手をバタバタさせていたと彼の友達が言っていたのを聞き、途中で弟は我に返ったのかもしれないというAさん。
Aさんに私がお話したのは、アメリカのミディアム、スザンヌ・ギースマンの著書『Still Right Here』の補遺にあたる“Addendum-A Discussion of Suicide”の要約でした。(私はオーディオブックで視聴)
16歳で自死された息子さんアンディ。彼の母親とスザンヌがアンディの自殺への解釈と母親の心境の変化や息子の死を乗り越えた時の会話があるのです。
アンディは野球チームに属していて、コーチからサンシャインと呼ばれるほど明るい性格。彼女もいたし、勉強も頑張っていたそう。
ただ、ニキビで悩んでいて、薬を処方されたそうですが、それがアキュテイン(accutane)
イソトレチノイン含有のアキュテインは鬱や精神病、また自傷行為や自殺計画など精神疾患の副作用がある薬だったのです。
それを知っていたらもちろん薬を飲ませることはなかったといいますが、それは起きてしまったこと。
アンディの母親はもちろん後悔の念や悲しみでたくさん泣いたそう。ただ、家で銃でアンディが亡くなったにもかかわらず、何百人も友達や知り合いが亡くなった直後から来てくれたのです
そして、不思議なことにアンディの母親はアンディの死後、自殺を止めるたまに出来ることがないか、まるで自分に課された“使命”を感じだすのです。
彼女はすべては選択だといいます。悲しみ続けるのも選択。前に進むのも選択
クリスチャンはミディアムに関わることは通常は好まれませんが、彼女はミディアムを通し、アンディと繋がったのです。それも選択でした。彼女は、そのことを周りに話さなければいいだけだといいます。
彼女はスザンヌにコンタクトする前に、他のミディアムにミディアムシップ(亡くなられた人とのコンタクト)を依頼すると、そのミディアムがいったのは、アンディの脳で化学的不均衡だったのです。
そして、彼は天国ですでに元気にしていて、母親に電話をして“ママ!”と声を聞かせるなど、母親も彼の元気な声を聞いていたのです。
彼女はアンディの死後も野球チームの応援を続け、そのチームは優勝を飾ったのですが、メンバーをスカウトに来ていた人たちもいる中、優勝したその試合で、まず最初にチームはアンディの母親の所に行き、アンディのために自分たちはがんばり、優勝できたことを報告したのです
彼女は他にも“自殺防止”の活動を若者から大人を対象にされています。
脳の化学的不均衡はいろんな理由で起こるでしょう。Aさんの弟さんもドラッグによりそうなったのかもしれません。
自殺すると天国に行けずに苦しむと信じている方もいるでしょうが、亡くなった後は想念の世界になります。
苦しむ人もいるでしょうし、自殺ではなくても何らかのネガティブな重たい波動の感情を抱き続けて自分を苦しめる世界を作る人もいるでしょう。
ただ、脳の化学的不均衡というのは“事故”のようなものでもあります。もしかしたら、そうやって亡くなることを今世は計画してきたのかもしれません。
アンディの母親のように、息子の死を無駄にせず、生かされている時間を精一杯生きることでアンディと母親はチームで使命を果たすことができるかもしれません。
肉体を持った人生はあっという間です。過去に留まり続けるのも選択ですが、過去の経験を叡智にして、今を生き続けることも選択です
重たいネガティブなエネルギーを浄化した後に愛の意識に繋がり、望む未来を創造するのに、よろしければ以下の誘導瞑想を試してみてください