加藤なほです。
先日、実家暮らし「悩むなら家を出たら?」と言われるけれどにて、6月と7月総じて一番読まれた記事トップ3に入っていたのが、2年前のこの記事でしたと書かせていただきました。
「家を出たい(けれど出れない)」
と悩まれる方の中には、
”母親の過保護・過干渉に耐えられないから”
というものもあれば、
”精神的にも経済的にも自分を自立させたい”
という場合もあれば、
”親にお金を巻き上げられるのがもう嫌だ”
という方もいれば、
”母親の愚痴を聞きたくない”
という方もおられます。
「母の愚痴ばかりを聞かされ、もう聞きたくないです。
自分の心が持ちません…
でも、聞かないというのも罪悪感のようなものがわいてしまい…
どうしたらいいのでしょうか…」
というお話が上がりましたが、
「母の愚痴を聞きたくない…」は本音じゃないのつづきになるかな?という記事
「母の愚痴を聞きたくないから家を出たい」
について、書いていきます。
(たいへんお待たせいたしました!)
にも書きましたが、
その裏にある、
その下にある、
本当の本当の本音に気づいていく
ということは、毒親問題に限らず、自分を生きていく場合必要だとわたしは思っています。
「母の愚痴を聞きたくないから家を出たい」
の場合、
家を出たい
のではなく、
”愚痴を聞きたくない”
というのがあるわけですよね。
どうしてわたしは聞きたくないのだろう?
どうして嫌だと感じているのだろう?
聞かなくても済むとしたら、どうなんだろう?
聞かなくても済むなら、家を出なくていいのよね?
というように掘り下げ、本当の本音を自分でしっかりとつかむ。
そうしないと自分の本当の本音からずれるので、家を出てもすっきりせず、悶々悶々と悩み続けたり、どこか罪悪感を感じ続けてしまったり ということになる可能性があります。
愚痴を聞きたい!
という方はあまりいないとは思うけれど、こんな本音が隠れている人もいるかもしれません。
ここからは実際にあったお客様何名かのお話をもとに(40代以降のお客様何名か)、わたしがお伝えしたことも入れながら表現を変えて書いていきます。
「(年齢もいっていて、体力もなくなっているのが目に見えている)母に、わたしはまだお世話になっている。
体調をすぐ壊すわたしは、恥ずかしながら母にケアしてもらっているし、頼っている。
それは事実。
わたしは何もできない…
母から自立できない自分を責めてしまう。
だから、精神的にも経済的にも母親から自立しないと…って焦る気持ちがある。
でも、母親に過去にされてきたことが許せない!
小さなころだって…(過去にされて完了していないことがドバーッと出てくる)
体を崩しやすいわたしのことをケアしてくれるけど、心配してくれるわけでもなく、
「病院行くお金あるんか」
とお金のことばかり!
わたしに話してくるのは、父親や他人の悪口ばかり。
わたしがほしいのはそれじゃない!
「大丈夫?」って心配してほしいのに!
昔からこの人はそう!」
これをどう整理し、完了させていき、本音に気づいていくか というと、
①許せない!ということをとにかく書く
この例だと、
「お金のこと」じゃない!!
と、嫌だったことを書き出す(過去のことも)
②本当に欲しかったものは何かを書く
この例だと、
「お金のこと」じゃない、他のなにかが欲しそう
それは何かを見ていく
こういうことを、こうして欲しかった
こう言って欲しかった など
これが手に入っていないから、①として上がっているということ
③②を母親にお願いする?と自分に聞く
または②で出てきたこと、どうする?と自分に聞く
例えば、
母に優しく聞いて欲しかった
という場合、それを相手にお願いするかどうか、どう自分を満たしていく?というのを考えるということです
④③は幼い頃やそのとき(過去)にそうして欲しかっただけで、いまはそうじゃないことかもしれないとしっかりと受け容れる
⑤わたしはずっと、②の気持ちを抱きしめてきたんだなぁ
と自分が自分のことを”しっかりと”わかってあげる
過去の自分に手紙を書くなど、インナーチャイルドワークをするとさらに効果的
このステップにしっかり取り組んでいくと、完了に向かっていきます。
自分で自分の気持ちをわかってあげられると満たされていきますので、母親を責める気持ちも減り、すっきり度がアップしますので、家を出る必要がなくなってくる人もいます。
わたしはこのステップを《マンツーマンレッスンコース》やセッションで(特にマンツーマンレッスンの前半では力を入れて)意識しています。
なので、2〜3ヶ月で、母親にとらわれていた度が生徒さんの中で一気に下がっていきます。
ものすごい変化が ”知らぬ間に” 起きていきます。(おまけのように)
”自分と向き合うだけで”
ちなみに、《親子関係・生きづらさについて語るおはなし会》は②に気づいてもらうために、①をしていただいています。「早く変わりたい!」という方は多いですが、ステップはとばさない方が、あとあと大きな力となります。
さて、ここまではお客様何名かのお話を交えて書きましたが、
冒頭の
「母の愚痴ばかりを聞かされ、もう聞きたくないです。
自分の心が持ちません…
でも、聞かないというのも罪悪感のようなものがわいてしまい…
どうしたらいいのでしょうか…」
という方とのその後のお話は、
”本当は、母の話を聞いてあげたい。
でも、わたしは体調を崩してしまったり、自分のことで今はいっぱいいっぱいで、母のことを受け容れる器がない。
だから、聞いてあげられない
もっと自分に余裕を持ちたい…
もっと自分に自信を持ちたい”
という想いをわたしは感じますがいかがでしょうか?
というようなことをお伝えしたときに涙をぽろぽろと流されていました。
「訳のわからない涙が流れます」
というときは、本当の本音、魂など、自分の”やさしさ”に自分でやさしく触れられたときです。
なので、この方の場合は、
「母の愚痴を聞きたくない」は本音じゃない
ということ、
”もっと大きなわたしになりたい”
(母に優しくできるくらいの)
が本音です。
驚くべき本音が隠れていたりしますが、ここに気づき、しっかりをこの自分を叶えてあげるというのが自分を生きるということにつながっていきますね
驚きかもしれませんがこのように、
”本当は母親とうまくやっていきたい”
というような本音が隠れている場合もままありますし、すでにこれに気づいておはなし会などにいらしてくださる方もおられます
自分の本音にしっかり気づかねば、自分を生きていくことはできません。
そして、親を許せない という段階でいる方がいるとしたら、それでいいのです。
その体験(さっきの①)を、安心安全な場で出してあげれば、本当の本音に気づいていけるので、
許すとか許さないとかの次元じゃない、
どっちでもいい
という驚きの境地に行きます!
ただし、
”たった1回で”
気づくとかよくなるというのは難しい方がほとんどです。
(わたしは根本を扱いたいからそういう意味で です)
なので、根本から自分を変え(というか、元の自分に戻っていく)、人生を変化させちゃいたい方は、ご自身と向き合う覚悟を決められると良いと思います
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代表 加藤なほ