『新種・負け犬』の私が産んだワケ -5ページ目

妊娠経過~49人生の無駄使い

20th Feb 2005

毎日寒い。寒い。寒い。

でも、冬の日が差し込むリビングって本当にあったかい。

こんなに寒くて、外回りを続けたら、いづれにせよ、体調を崩していただろう。


相変わらず、

料理番組、昼ドラ、月9の再放送、合間にSEX AND THE CITYのDVDを見る。

そうそう、このころから、まったく興味のなかったNHKの朝ドラさえ、楽しみになる。

テレビは、手を変え、品を変え、再放送のドラマを放映。

ひとつ終わっても、全然寂しくない。

じぇーーんぶ見る。

母もあきれているが、まあ、動けないんじゃ仕方ないかっ、ってな感じで、

こんなに自堕落な生活はよくないんじゃ…と思ったが、

今は、欲望に任せて、見たいだけ見ることにした。

理由はよくわからないが、なんだか、ドラマを見て、昼から泣くことで、

なんだか、心が柔らかくなっていくというか、浄化されていくというか、、、

まあ、言い訳なんだけど(笑)


ある日、病院の検診日が、再放送ドラマの最終回にあたり、

かなーーーり気になっていたので、ビデオに取ってみることにした。

あれっ?45分で見終わったぜ。

そうか、CMを飛ばしてくと、一時間ドラマは、ほぼ45分で終われる。

しめしめ。。。

って、今まで、テレビを見続けていると

な・ん・と・人生の25%をCMを見せられている訳だ。

人生の無駄遣い。

私自身も、広告業界で仕事をしているから、

なんか、人の人生を無駄使いさせることの片棒を担いでいるような気も…。

ビジネスシーンにおいての常套句は

「広告も情報ですから…」

いや、そうなんだけど、

テレビにおいては、マジで人生の無駄使いをさせることに等しい。

人生は有限なんだから、ドラマが見たい…というのは、まあ仕方ないにせよ、

結局水増しで人生を無駄使いさせるのは、

いかがなものか…と思う。


なんて、人のせいにしているだけで、

結局自分で選んですごしているわけだから、文句はいえないんだよな~

でも、ビデオでドラマみてると、

お茶も入れにいけないし、トイレもその間我慢しなくちゃいけないし、

結構CMタイムって、ないと困るんだよね…。


って、いったい、どっちなんだ?

今日もテレビっ子デーが暮れてゆく。


思い出したけど、自分は子供のころからテレビっ子で、

幼稚園に入る前は、日がな一日テレビを見ていて、

朝から晩まで一週間のテレビ番組を覚えてしまって、

親からも重宝がられていた。

ある意味「テレビチャンピオン」っ子だったな…三つ子の魂100までとは

よくいったもんだ。

私の子供もテレビっ子になっちゃったら、ちょっと切ないな~



妊娠経過~48シャーリーマクレーン

18th Sep 2005

相変わらず、

自宅に会社から郵便物がきた、と夫から連絡があった日は、

ナーバスになり、会社の夢をみて、うなされる。

今後のキャリアがゼロクリアされてしまった後悔と恐怖にさいなまれる。


そして、朝、実家の図書部屋に、またこもっていると

ふと、目についた本があった「シャーリーマクレーン」ものだ。

もう、15年くらい前かね~流行ったのは。『アウト オン ア リム』とか。

最初は、一冊見つけて、へぇ~っと思っていたら、

そこここに、ばらばらに続編がおいてあり、

気づけば、我が家には、なぜか全巻そろっていた。

いったい誰が読んでいたんだろう。


母から、そんなスピリチュアル的なものの見方を感じたことは皆無~と思いつつ、

でも、妹や弟ではなく、おそらく母がよんだものなのだろうか、、、、

結構、それぞれ分厚いカバーで、どっから手をつけるか迷った。

というか、

スピリチュアルな分野には、以前から興味があったけれど、

世界的ベストセラー

女優が書いているスピリチュアル本

なんて感じが、ちょっと嫌で、ぱちくさい気がしていて、ずっと敬遠してきた。

ので、とりあえず、一番最新刊(といっても、10年くらい前)の

スピリチュアルに目覚めるためのノウハウ本

「Going with inーチャクラと瞑想」

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4885030803/qid=1131851747/sr=1-2/ref=sr_1_10_2/249-0771489-3202724

というタイトルに引かれた。


そうなんだよね、なんとか心を静めなければ…とあせっていた。

妊娠中に通っていたヒーラーに遠隔治療を頼もうか悩んでいたところだった。

入院中、担当医師から怒鳴られるという事件があり、

あまりの精神的辛さに耐えかねて遠隔治療をしてもらったことがあった。

その日から、あんなにうなされていた悪夢からは開放され、

心が軽くなり、入院仲間ともはじめて打ち解けられたことを思い出していた。


でも、そうやって、ヒーラーに頼り続けることは、自分の意に反していたし、

結局、遠隔治療といっても効くときと効かないときがあるし、

第一、今は入金することすらできない状況だから、とにかく頼りたくなかったのだ。


自分で、自分を解放する力をつけなければ…


とずっと思ってきた。

でも、会社員生活をしていると、自分を解放しようとしているそばから事件が起こり、

心が磨り減り、どうにもならない辛さが澱のようにたまってしまう。

なので、今しかないんだ…という覚悟のような

心の奥底に隠れた気持ちに、気がついた…本のタイトルを見て。


読み始めて絶句。

やるな!シャーリーマクレーン。

この本自体は、チャクラにエネルギーを送る自己鍛錬の方法を書いてあるような

ノウハウ本に近い内容で、

どこかのヨガ教室や気功教室とかでも似たことをやるのかな~と思った。

でも、その中で、シャーリーがスピリチュアルセミナーを初めて開始して、

その後、どのような人たちとどのようにワールドを拡大していったかが

ドキュメントされていたのが気になった。

この人は、

どういう「きっかけ」で、どのような精神修行の旅を経て、

ここにたどり着けたのだろう、、、

ということが気になった。


私のハードワーク…なんていうと大笑いしちゃうくらい、

シャーリーの生活はハードで、かつ、複雑な人間関係、責任、体の酷使、、、

そんな中で、なぜ、お金を使ってゴージャスに

ストレス発散することなんて、ぜんぜん簡単なんだろうに、

スピリチュアルに目覚めたのだろうか…と。


妊娠経過~47 高齢出産友の会

15th Feb 2005

退院後、入院していたときの仲間からメールが来た。

入院していた約1ヶ月間、6人の大部屋は、入れ替わり立ち代り常に満員。

なので、生んで退院していった人、出産待ちで退院していったひと、いろいろ。

でも、興味深いのは、みんな30代。

そのほとんどは高齢出産組み(経産婦もいるけど)なのだ。

で、まだまだ出産まであと2~3ヶ月入院している人もいて、

その一人から、居残り組みの一人が「本日出産」というメールが携帯にccで送られてきた。

なんだか、嬉しくなって、メールをみんなに送ると

その後もわいわい近況報告で、メーリングリストが活性化する。

心があったかくなった。

特に会社に残してきた人間関係が寒い分、ほっと出来る事件。


仕事しているときは、デスクトップのpcが常に開きっぱなしで、

キーボードの方が楽だから、携帯メールはほとんど使わなかったけれど、

妊娠して、会社や家から離れると、こんなに便利で、

かつ、

心の支えになるとは思わなかった。

携帯コンテンツって本当に便利。メールだけでなく、

情報も取れるし、買い物もできるし、ゲームも漫画も楽しめる。


電話で話すのもいいけれど、携帯のメールを知らせる音はほっとした。

電話が鳴るだけで、この妊娠時期(特に安静引きこもり生活では)

ドキッとしてしまう。

なんか、音や直接人と話すこと自体の刺激が強すぎるのかもしれなかった。

それに、義母からも実家に結構電話がかかってくることも多く、

勝手に一人で話している義母、そして、私の子宮筋腫の状況や

会社の状況でブルーになっている私のことなど理解できていないだろうし、

そんな一方的な電話に付き合うのが、ちょっとおっくうになっていて、

その影響で、電話が怖くなっていた。


そんなことって「ナーバスすぎた状況」なんだろうけれど、

でも、あんなにビジネスで心が「寒空なのに短パン」みたいな状態に

なっている時には、まったく気がつかなかった

『本当は心をかき乱したり、擦り傷をつけていること』だったのかも。

知らないうちに

「寒空短パン」で仕事をしている女性は

「おうちでゆったり、人様に気をつかいながら生活する優しい弱者」を

傷つけて生活しているかもしれません。


『女性をターゲットにマーケティングすること』を仕事にしていたくせに

いちばん大切なことがわかっていなかったのかもしれません。

でもさ、義母も「おうちでゆったり」な人なんだけど、

それはそれで、無神経になってしまうことも多いんだろうな、、、とため息。

本当に女性は

年齢や環境とともに、「何が大切で何に無神経になるか」がまったく違うので

付き合うことは難しいな…と実感。


その点、病院の心強い大部屋仲間たちは

珍しく環境の一致をした人たちなのかもしれない。

つらかったけれど、「入院してよかった」、

と心から神様に感謝した。

負け犬的にはホームパーティ

お酒を飲むなら、気のあった人と少人数で。

人と人とは情報でつながるわけだから、情報通の知り合いや、他業界の人との

交流に費やす時間とお金以外は無駄…って、いうじゃな~い。

嫌な奴でした。これまで。

でも、結局、そういう情報や人脈って、刺激的ではあるけれど、

心が癒されたり、心や体の内側から沸々とみなぎるエネルギーにはならない、

と気がつきました。

それらで知った刺激的な情報は、

また疲れる人たちとのうわべの交流に役立つ情報が多い気がして。


負け犬・キャリア志向の強かった女が

突然、妊娠してしまった~あちゃ~!の経過ブログを書いていますが、

やっぱりホームパーティが一番楽しく、幸せを感じます。

もちろん、気のあった仲間のために、日々感じることや、情報、

そして、気の利いた飯を用意することは大切です。

(ご近所話や家族話に終始するのは、パーティでなく、おばちゃんの茶のみ話ですから。。。)


そんなときには、「なだ万」のお懐石セットや、

GIOTTOのテイクアウトを用意するのもいいですね~。

最近では、シェフが料理しに来てくれるサービスもあるらしいけど、

そこまでやるなら、非日常を味わいに、外に出たほうがいいんだろうな…と思います。


妊娠生活~46和菓子作りにトライ!

10th Feb 2005

先日の検診日の後、調子がよかったので、

初めて(医者には内緒で)、母と駅まで歩いてみた。

(実家まで駅から30分タクシーに乗る。これまで、病院玄関から実家玄関まで

タクシーだったので、つまんなかった。)


これまた、駅までの商店街が変わってるのよね~

某JR荻窪駅の教会通り。古い店と、小洒落てる店が入り混じり、

蜂蜜のラベイユの本店なんかもあったり、健康食材店や

行列のできてる小さいけど有名らしい、カレー屋とかラーメン屋が並ぶ。

この通りを抜けたところの病院に通っているのだが、

この病院も完全ベジタリアンで、入院中の病食は、

肉魚、エキスでさえシャットアウトされていた。

その病院に出すパンなどを作っているパン屋や、病食で出されてたジャムとか

扱っている健康食材屋とかも並んでいる感じで、

まあ、全体的にはLOHASな感じなんですかね~(ちょっとよく言いすぎ?)


で、その健康食材屋で吉野葛の葛粉を入手して帰った。

そのころ、母と私ではまっていたのが、

神楽坂にある吉野葛・松屋の葛餅。

http://www.kaguramura.jp/shop/1096371604.html

(知ってた?某船橋屋のくず餅って、「葛粉」入ってないのです)

とにかく、これまでの葛餅観を覆すような葛粉たっぷりのプリプリ・もちもちの食感、

上品な甘み、もちろん低カロリーなのに、この満足感!


それをなんとか手作りで再現できないか…と大胆にも葛粉のみ購入。

ネットで、葛餅の作り方を調べて、いざトライ。

そう、さんざん料理番組の誘惑で、料理魂に火がつきまくっている私。

いきなり、和菓子つくりをスタートとは、まったく脈絡がない気もするけど。


火にかけて練り練りするのは、結構大変で、なべにもついちゃうし、大慌ての末、

3度に渡る実験で、ようやく、まずまずの出来までこぎつけた。

でも、やっぱり松屋にはかなわない。

っていうか、

松屋の葛餅の原材料をもう一回チェックしたら、

葛粉に加えて、多粘ゲル化材も入っているようなので、

もしかして、寒天と葛粉の微妙なブレンドによる食感なんだろうか~

とまたまた、ネットで葛餅のあらたなレシピを探すたびに出たのであった。


本当暇だよな~。


でも、会社の悪夢はまだまだ続く。

そういえば、昨日、自宅に会社から郵便物の転送が届いていたとのこと。

短いメモが入ってて「お大事に」の一言。

ありがたいはずなんだけど、13年勤め上げた(大げさ)部署の人々からは

何もない、なんて。もう、戻らないかもしれないのに?!

私一人いなくたって、(当たり前なのはわかっているけど)

誰も寂しくないし、誰も困らないし、誰も思・い・出・さ・な・い・んだな…と。

休めば、

いなかったことにされる。

迷惑をかけてしまった人々からは、ちょっぴり恨みがましい気持ちとともに

思い出されているのかもしれないけれど、、、。

はあ~

何をこだわって、何を求めているんだろう…自分。

喪失感と引き換えに育つ命、もちろん、この新しい命が幸せをくれている、

わかっているけど、

でも、自分の13年間、いや、直近の3年間でさえ、

価値や積み上げ、私の存在自体がなかった事にされてしまうことって、

「どうでもいいこと」とは、やっぱり思えない。

また、眠れない夜は続き、ついに、また、図書部屋に夜中こもる私であった。


妊娠経過~46料理番組の誘惑

8th Feb 2005

入院中からはまったのは、料理番組だった。

連ドラよりも、断然みたかも!驚くことに昼間のテレビは、料理番組ばっかり。

一日中やってんだね~正直驚いた。(昼間テレビみることなんてなかったから)。


なんで、料理番組なのか?(別に食いたい!衝動を抑えているわけじゃない)

料理番組をサーフィンしながらリモコンを握り、超貪欲になっている自分が怖い。

8時30分~花まるマーケット

9時30分~NHK生活ほっとモーニングの流れの番組

11時30分~デリデリ キッチン

11時50分~キューピー3分クッキング(これが一番好き)

13時00分~上沼恵美子のおしゃべりクッキング

14時00分~NHK今日の料理


これまで、毎日仕事仕事で、夕食を作るのは週末だけ。

(そうよ、旦那と私は別々に外食しまくり。だって、勤務地銀座は、おいしい物だらけだし)

それでも、年10回くらいは、季節ごとに我が家には、

人を招いてプチパーティを開いているから、そのたび毎に料理はしてきた。

それが、昨年末から急に入院生活になり、

クリスマス、年末、お正月と病院で生活する中で、

一番したかったことは『料理がしたい』ということ。

なんてことでしょう!

これまで、全然家庭的でなかったアタクシが、、、。

夫や、大好きな友人や親戚を招いて、

みんなに喜んでもらうために(みんなと楽しくすごすために)

食料品店で材料を選んだり、料理をしたり、器を選んだり、、、、。


特に、年末年始の家族とすごすなんでもない冬の夕食をしながら、

いろんな話をしたり、変なテレビをみて笑ったり、、、

そんなことの大切さと、懐かしさをしみじみ思って、病院で毎晩泣いた。

そう、料理がしたかった。

仕事漬けの毎日では、まったくそんなことの大切さには気がついて

いなかったけれど、

きっと、ストレスフルなビジネス生活を支えてくれていたのは、

なんでもない、フツーの週末ディナーだったり、

大好きな人とたちとのホームパーティだったのかもしれない。


ああ、神様、どうか、

もう、フツーの家族との夕食を大切にすることを誓うので、

早く私をここ(病院)から出してください、、、と殊勝にも毎夜願ったのだった。


って、前置きというか中置きが長くなったけど、

この反動だったのだろうか?と思った。

今は、安静生活で、コンビにや、スーパーマーケットに行くことすら許されない。

かわいいベビーが生まれたら、

どうせ、新しい生活が始まって、

いやでも、子供抱いて、スーパー行って、専業主婦生活を満喫せざるを得ない!

と思うと、

ちょっとファイトが出てくるわけで、、、

とにかく、今は、料理番組サーフィンを続けて、

頭をできるだけデッカチにしておこうと、心に誓うのだった。


それにしても、料理番組ばっかだよな~




妊娠経過~45妊婦的ダイエット

7th Feb 2005

先日の7ヶ月検診で、体重増を指摘され、すんごい叱られた!医者に!

もともと、入院中から怖い院長なので、検診日には母がついてきてくれる

ことをよいことに、診察室まで同行してもらっていた。

まあ、親を前に、シカるったって、いいづらいだろうし、、、と高をくくっていた。

のにも、かかわらずだ。

安静にしてなきゃいけないし、この時期の鉄分やビタミン摂取は必要だし、

1ヶ月で2.5キロ増えたって、いいじゃん!大丈夫じゃん!って思いつつ、

まあ、叱られたら、仕方がない。(この時点で妊娠前から、計8キロ増)


ってことで、実家生活を見直すことにしたけれど、油分糖分なんてそんな取ってない私。

でも結局、実家にいると、朝昼晩、10時と3時のお茶で、

しっかり食べちゃうことが問題か?

だって、あまりに暇で、間食やお茶は一切なし!って無理だし、、、。

ということで、

母が外出しがちなお昼を、考え直すことにした。(正確には朝も)

そして、私が取った行動は、

朝ごはんは、米を食べないこと。

そもそも、朝ごはんなんて会社員生活時代には取ってなかった。

無理に朝からお米を食べることで、胃がひろがっちゃった感じなので、

お米をパンに切り替え、家族とともに、味噌汁、野菜炒めなどのおかずは食べる。

そして、昼に、朝残しておいたご飯と味噌汁、納豆、香の物をつまむ。

お茶とおやつはこれまでどおりしっかり食べる(笑)。

(時々、母が買い物帰りに「なだ万」のお弁当や

 「古市庵」の吹き寄せちらしなどを昼食に買って帰ってくれたときは

 もちろん、しっかり、そちらをいただく)


なんと、この生活で、

次の2週間後の検診までに、体重が減ってしまったのだ!妊婦なのに(苦笑)

ということで

次の検診時には、医者もさすがに慌てたらしく

「調整しすぎはよくないですよ、、、普通にしてください。間食だけ避けて!」

と優しかった。

ほっ!結局この生活の方が、私も妊娠前の胃腸の状態に近くなるし、

間食もやめなくていいわけだし、一石二鳥!ってことで一件落着!


もちろん、検診の後は、ごほうびにハーゲンダッツのアイスを食す!

(このころ)新作のチャイティ味が美味!やめられない~


妊娠経過~45 昼メロの誘惑

5th Feb 2005

今日も、お腹が張っている、、、う~苦しい。

まあ、あんまり食欲満点じゃないほうが、動けないから体重増加が心配なくて

いいんだけど、また一段の子供が大きく成長している気もするけど、どうなんだろう。


昼メロも、初めて見始めた!冬の輪舞…って、吉屋信子だ!

子供のころ、大映モノの連ドラ見てたな~、そういや。

毎日すんごい展開!に目が離せない。こりゃ、世の奥様方も話題騒然?

と思ったら、先日、週刊誌などでも話題になっているとテレビで言ってた。

連ドラの再放送もそうだけど、

結局、専業主婦って、暇だし、繰り返しの毎日の中で、ひそかな楽しみが

あったって、いいじゃないか!

こういう小さな楽しみさえあれば、人の悪口や近所の噂なんてどうでもよくなるなら

まあ、世のため、人のためじゃないか?と多少偏見も入りつつ見る。


毎日寒いけど、おうちで暖かくして、冬の日差しが入るリビングで、

のんびりテレビみて、わくわくするなんて、結構しあわせかも。

昼ドラと連ドラの間に、読み始めた山崎豊子の「ぼんち」が読み進み、

あっという間に「暖簾」に切り替えたりして、

人間の幸せって、ワールドワイドなビジネスシーンを志して

勉強し、議論を戦わせること以上に、

こんな冬のリビングにあるのかもしれない、、、なんて思った。

まあ、専業主婦でも、インターナショナルなビジネスマンでもない

中途半端な宙ぶらりんな今の私には、ちょっと偏見が入ってて、

なんとも、比べるまでもない!としかられそうだけど、、、。

とにかく、なんだか、静かで、平和で、小さな幸せを見つけた気がした。


でも、やっぱり、夕方~夜になると、不安感が抜けない。

なんとかしなくては。。

妊娠経過~44 テレビドラマ的生活

再放送テレビドラマ、始めて見た。

これまでは、昼間家にいないわけだから、当たり前か。

「月9」なんて見たことなかったので、再放送で、へ~と思う。


その中で、「ランチの女王」は嵌った!

そして、一番切なかったのが、タイトル忘れた…

深津絵里の、主題歌が小田和正の「キラキラ」のやつ。(誰か知ってたら教えて)

大手広告代理店を退職して、本当にやりたい仕事をしたい!といって独立した

3人のドラマ。

ちょうど、休職する前に、手がけていた仕事(手がけさせていただいた…か?)

人として、尊敬し、すごく愛していたクリエイターの面々との

楽しい仕事の日々を思い出して、毎日泣いた。

どっちかっていうと、恋愛の行方は、本当にどうでもよくて、

やっぱり、仕事のどきどき感とか、

人がもつ、それぞれの個性を、どう組み合わせて、どう生かして…という気持ちを

お互いに持てる関係が、人間本当に幸せなことだと思う。

貴重だと思う。

それらが、本当にキラキラとちりばめられたドラマだったかも。

まあ、自分を投影しやすい舞台と展開だっただけなんだけど。

ちょっと、タイムリーすぎて、切なかった。

連ドラって、毎日みないと、きっと間延びしちゃうだろうな…と心底思った。

毎週みるなんて、面倒で、耐えられない。

けど、

「明日が楽しみ」になる、、、ドラマの効果ってすごいな、と思った。

だって、今、私は、待つしかなくて、

毎日、変化しちゃいけなくて、穏やかに穏やかに、とにかくすごさなくちゃいけない。

それなのに、気持ちはぐちゃぐちゃで、

めそめそで、

毎晩、悪夢にうなされるのがいやで、夜更かしして、、、

とにかく変な妊婦なんだから。

明日は、2週間に1度の検診日。

体重測定が怖い。

妊娠経過~43会社の悪夢

30th Jan 2005

実家にての、安静生活もだんだん慣れてきた。

寝てろといわれても、そうそう、寝てられないけれど、やっぱり、

座ったりたったりしている時間が多いと、ちょっとお腹が張ってくる。

しかも、1週間のうちの、ある日は、一日お腹が張って調子が悪く、

つわりも治まったはずなのに、なんか、胃が気持ち悪い日がある。

そして、その日は決まってお腹が一段と大きくなった感じ。

そして、翌日からしばらく収まって、食欲も出てくる…の繰り返し。


毎晩のように、悪夢を見た。

ほとんど会社の夢。今、というより、過去にうまくいかなかった上司とか

嫌いだった同僚とかが出てきて、またすったもんだする夢。

こう書くと、いっつも「うまく行ってなかった」みたいだけど、

そうでもないんです。

うまく行かなかったことがチョイスされてよみがえる感じ。


まあ、寝入りばなに、どうしても、会社のことを思い出してしまい、

きちんと引き継げなくて、迷惑かけてるだろうな…とか、ブルーになっていた。

会社に退院報告として、お詫びも含めて菓子折りや手紙を送ったけれど、

庶務の女の子から受け取り報告がてらの短いメールが来ただけだったりしたことも

かなり、へこんでいた。

もっと、「がんばってくださいね!」とか、

「(元の担当顧客=)お客さんも、心配していました」とか、そんな声を聞きたかったが

まったくなくて、切なかった。

倒れるまでやった仕事の成果って、いったいなんだったんだろうか…と。

おそらく、私なりに愛していた顧客たちは、

別に私が担当でもなんでもよかったし、

チームの後輩や先輩のために…と思ってしてきた努力や伏線に関しても、

結局、迷惑かけられたことで、気がつかれることもなく

「いやんなっちゃうぜ、まったくこんな時に倒れやがって」的な

文句に打ち消されているのだろうか。

無性に一生懸命になっていた、私の気持ち、努力、私なりの愛情。

そんなことは、ビジネスにおいては、無意味。無価値。

多分、それは、とてもよくわかっていたけれど、

いったい、どうして、こんな体になり、

出産自体のリスクさえ背負うことになってしまうまで空回りした自分は

本当に頭が悪い女だ…とさえ思うようになっていた。

ほとんどノイローゼ状態で、自分を責め続ける。

もちろん、つわりの治まってきた妊婦は、「幸せホルモン」がたっぷりで、

一日中そんなことを考えてるわけもなく、

引きこもり生活中、本当に幸せだった。

子供のころと同じように、両親と朝ごはんを食べ、夜ご飯を食べ、

一緒にテレビを少しみて、お茶を飲んで、眠る幸せ。

でも、一人で、部屋に戻って、眠ろうとするとだめなのだ。


お腹の子にも、影響が出てしまうのは、本当に心配。

でも、うなされる夢の中では、

(私は、これまでの毎日のように)

会社の中を走り回って仕事をし、

誰かと議論を戦わせまくって、頭をフル回転させまくってトラブルをかわし、

身を守りきれなくなったり、追い詰められたら、

どこかで、少し泣き、

そして、また、元気を出して、走り回って仕事をする、、、。

そんな夢を見続けるのだった。