『新種・負け犬』の私が産んだワケ -6ページ目

海外旅行は一人旅に限る!

昨今、お一人様歓迎の兆しで、HISでも、参加者一人でも催行するフリーツアーや、

追加料金を割り引いたりするサービスが開始!

私は、一人旅マニアで、一番印象に残っているのは、いろいろあるけど、

やっぱり、年末の雨のサンフランシスコでしょうか。

(そうそう、結婚してても、一人旅は続けている、新種負け犬です)


とにかく、ほとんど毎日雨、雨、雨。でも、雨に濡れた坂道やイルミネーションは綺麗でした。

滞在期間中、一日だけ晴れたので、ちゃんとGGBも徒歩で渡ったし。

(いつもサンフランシスコに行ったときには制覇する)

一人で行くと、現地の人や旅行者と知り合えて、とても楽しい。

新しい世界観や、共通点を見出せて、世界をまさに肌で感じるような気がします。

雨続きのクリスマスホリデー期間中、現地の人たちも優しさを取り戻しているらしく、

日本人の女の子が一人で教会のミサに参加してみたり(クリスチャンでもないくせに)

ふらふらしていると、結構、いい意味でやさしさを分けてくれる人たちが多かったです。

教会の中で、一人でしんみりしていると、

明らかに、お金はないだろうな~、移民かな~と思えるおじさんから、

「I wish your merry christmas」と言って手渡されたクロス。

今でも大切にしています。

歌の歌詞として覚えていたセンテンス、やっぱり、会話でも使うんだな~と

妙に、感心したりして。



待ってました!女性サイト!

9th Nov 2005

出産育児ブログでは、なんとなく収まりが悪い気もしていたところへ

新しいジャンル追加!ということで、思い切ってジャンル変更してみました。

負け犬ブログですから、、、。

妊娠経過を書きながら、ぜんぜん、仕事まみれ、強欲まみれの私。

LOHAS、スピリチュアルにも目覚めつつ、女性道をつきすすむ。

一緒に、ハッピーライフを満喫しましょう!

妊娠経過の方、更新しました!

8th Nov 2005

早いもので、もう、11月になってしまいました。

昨年末から入院して、寝たきり生活を経て、生んだ子供も6ヶ月。

驚くばかりです。

この秋空を見ていると、ちょうど、昨年の今頃、

つわりでゲーゲーなのに、仕事でイライラしていた日々を思い出し、

悪夢にうなされます(うそ)。

でも、とにかく、大学院受験もこのころだったし、なんだか、切ない。

4月に仕事に復帰することもまじめに検討し始め、まずは、

ボランティア含めて、某キャリアカウンセリング系の集まりに顔を出すために

会社の界隈に行ってみてますが、

もう、それだけで、駄目。

なんか、呼吸が浅くなって、悪夢を見る(これは本当)。

よっぽど、自分なりにつらくて、まだ、そのときのことが浄化されていないんだな。と思います。

こんなに平和な生活をしているのに。


それなのに、また、この平和生活の中、苦痛な思い出を作ってしまい、

今度はそれを忘れるために、また新たなチャレンジをしている自分。

苦痛な思い出とは、

夏に受験した大学院試験。

一次の英語と論文は、あれっ?ってくらい、勉強したところがキチンと出ていて

通っちゃいました。

でも、ほとんど落ちることはないと思っていた2次試験で落ちました。

まさか、、、。という気持ち。

面接して落とされるって、自分の価値を否定されたみたいでショックも大きく、、、。

合格していたら、会社を休むかやめるかして、通おうと決意していたので、

会社に戻らなくちゃいけない状況に、かなりブルーです。

これまでの部署は卒業したい。

でも、いったい、どうやって、働いていけばよいのか?

子持ちで拾ってくれる部署や所属チームはあるのだろうか、、、なんて、

ちょっと、切なくなります。悪夢も見るし、、、。


パソコンの調子も悪いし、ブログは思いっきり、休んでました。


でも、相変わらず、4月以降に関しては、いろいろ思うところはあるけれど、

もう一回、自己分析をし始めて、ちょっとわかってきたこともある。

なので、日記も、妊娠経過もできるだけ再開したいと思ってます。



妊娠経過~42DVDを見よう!

30th Jan 2005


夜中にばたばた音がしていると思ったら、

妹が夜中に自分のマンションまで帰れなくなって、実家に泊まっていた。

朝から、なんだか、友達のことを相談(っていうか、言いたいだけしゃべって)していった。

なんだか、相変わらずで苦笑してしまったが、

とにかく動けない私としては、ありがたい珍客だった。

とにかく、5月の出産まであと4ヶ月、どうやってすごしたらいいのか

気を失ったまま実家へ強制送還されてきて、とにかく、困っていた。

そんなところへ妹が差し出した一枚のカード。

それは、実家の向かいにできていた大型レンタルビデオショップの会員カード。


毎週水曜は1本100円になるとかで、妹はわざわざ実家の方まで借りにきていた

らしいが、その水曜のサービスデーがなくなったため、使用しなくなっていたらしい。

何がいいか、言ってくれれば、借りてきてやる!と

心強い言葉。

そういえば、人間、「動くな」といわれて、寝たきりになった瞬間から、

すべての欲望、野望がなくなってしまい、

いきなり、何をみてもほしくないし、食べたいものもないし、

ましてや、見たい映画なんて、考えたこともなくなっていた。(だって映画館いけないし)

そうか、レンタルすりゃいいじゃん!

ってことで、

遅ればせながら、昨年末の神谷町のクリスマスパーティで話題になってた

セックス アンド ザ シティを見ることにした。

すでに時代は「24」なんだけどさ。

まあ、負け犬を語るのに、ちゃんと見ないのは、もぐりってことで、

全巻せっせと借りてもらってくることにしたのであった。

妊娠経過~41客が多い実家

22th Jan 2005

年明け早々、、、と思うけど、実家はとにかく母の友達がよく来る。

別に、茶のみ友達がくる、、、ということではなく、

月曜は英会話、金曜は料理教室、、、などと、先生を招いたり、

自主勉強会と称して、友達が集まってくる。

(子供のころから、30年来続いているのね~ぐったり)


まあ、部屋数も多いし、別に私一人がいたって、ぜんぜんかまわないのだが、

なんとなく、リビングには行きにくいし、

挨拶するためには、一応、着替えたりしたいわけだし、、、。


とにかく、専業主婦嫌いの私が、

専業主婦、しかもベテラン勢に囲まれて、いろいろ話をする羽目になる。

でも、思ったより苦痛じゃなくて、苦笑。

なんでだろう。

私も子供のころから知っていた、おば様方だということもあるだろうけど、

自分が働けなくなって、こんなお腹が大きくなっちゃって、

仕事の野望も、一人海外旅行の醍醐味も、すべてお預けになったために、

なんだか、優雅な専業主婦のおば様と波長があってしまったのかも。


いや~人間、働かなくて済むのなら、それはやっぱり幸せかも。

母も含めて、みなさま

旦那さんはイケてる自営業、

長男じゃなくて義母とかと暮らさなくてもいい人たち。

子供はいろいろ問題を抱えていたりするケースもあるんだけど、

みなさん、自由になるお金と時間はたっぷりあって、、、、。

そしたら、いい友達がいると楽しいよね~。

私だってそうしたい!

でも、もう、なんだか、選んだ旦那は、、、。

まっ、今時別に自営業にこだわることもないし、いいんだけど、

優雅な老後ができるように、

やっぱり、今、できる限りの努力はしておかないといけないのかな、、、と思う。


母世代の女性の多くは旦那選びですべてが決まっているようなところが

あったようだけど、

私の世代は、自分で、その生活を選び取る自由と権利と力が与えられていると

信じて進むしかないでしょう!


それにしても、みなさん、楽しそうな老後です。

こりゃ、うちの両親については、心配することなさそう。

うるさく、付きまとわれたり、妙に頼りにされたりすることも、、、。

まあ、それだけでもありがたいことです。


妊娠経過~40実家と思い出

19th Jan 2005

実家生活がスタートした。

とにかく、寝たきりの習慣を病院でつけたので、

実家でも、やたら動き回りたくなる気持ちも失せて、本をあさり始める。

そうそう、長いこと離れていた実家には、大きな本棚があって、

昔から読んでいた本などが、そのまま詰め込まれている。

もちろん、私だけでなく、兄弟や、両親の読んだ本も詰まっているが、

「引きこもり読書少女~負け犬OL」の私の本が一番多い。


読んだ本を眺めているだけでも、楽しいし、そのときの気持ちがよみがえる。

本を2度も3度も読んで、深く味わうタイプではなく、

どんどん読み散らかしていくタイプの私の本は、1冊1時代という感じが強い。

懐かしい本を引っ張りだしてきて積み上げてみる。

あと、私以外の家族が面白いと薦めてくれたけど、読まなかった本を引っ張り出す。


そんなこんなで、一晩中

本棚の前に立ったり座ったりしてすごす幸せ。


不思議なもので、

この本棚がおいてある部屋は、いつも節目の時に自分が夜をすごす部屋。

(自分の部屋ではなく、家事室みたいな奥の部屋)

一人暮らしをはじめる時に、前夜眠れなくて、本を読みながら朝焼けを見た。

結婚破棄をして、一人暮らしがつらくて、

一時的に実家に帰ってきて、やはり、本を読みながら朝焼けを見た。

大学時代、卒論を書き上げたときもこの部屋に来て、

お茶を飲みながらぼんやり朝日を眺めた。

もっとさかのぼると、

子供のころから、この本のある部屋で、なんどか夜更けを過ごしている。


本があるところって落ち着くのか。

普通のマンションなんだけど、大きな通りに面していて、

その通りは川と桜並木に彩られている。

上から眺める景色は、季節を問わず、夜昼を問わず、結構すかっとしている。


そんな部屋を作れるマンションに引っ越したい。

子供が生まれたら、今のところは貸してさ。。。

妊娠経過~39 歴史的な母との確執

(久しぶりに、妊娠経過過去日記の更新します)

18th Jan 2005

あわただしく、寒い冬の日。

いきなり、夕方退院することになって、(自分の)実家へ送還。

そもそも、退院後は、家に帰るか、(私の)実家へ帰るか、でおおもめしてた。

(まあ、そういう選択の余地があるだけ幸せなのはわかっているが)

でも、結局、平日に急遽退院。しかも、迎えなしでは退院許可が下りない。

仕方なく、実家へ電話するが、留守。

携帯でやっとつかまった母は、電車の中。

病院への退院届けは3時。それを超えると、翌日まで帰れないし、

お金もかかるので、急いで連絡をつけたかった。

なので、電車をいったん降りてほしいくらいなのに、ブツ切れでラチがあかない。

は~。やっぱり、家に帰りたい。


退院後も寝たきりを宣告されているわけだから、

基本的には家に帰って、主人の世話や買い物なんて無理なんだけど、

実家は気を使うし、母とも折り合いがあまりよくなかったため、強行に拒否していた。


なぜ、自分の実母と折り合いが悪いのか、、、

これは、さかのぼるともう、小学校5年生くらいからになる。

もちろん、子供なんだし、折り合いが悪いとか冷静に考えてはいなかったけど、

要するに、ずっと「話が合わない」と感じていて、相談はしなくなった。

そして、そのまま受験し、大人になっても、相談はほとんどしない。

専業主婦で、かつ、ステータスがあり、稼ぐ旦那と暮らす母には、

女の幸せ像が強くあり、私のように、女なのに身を削って、せっせと稼ぎ、

旦那は、フツーのサラリーマンを選ぶなんて、

自ら不幸を選択している、、、ように見えるのかもしれない。

これまでの私の選択に対して、別に反対されたことはないけれど、

遠巻きに、「女の幸せはこれだから」と言われることが多かった。

もちろん、

私だって、結婚にしろ、仕事にしろ、出産にしろ、不安はたくさんある。

しかも、自分の母や実家とまるで違う環境を自ら選んでしまった不安というか

一抹の後悔だってある。

(そりゃ、旦那が稼いで、自分は遊んでいられる生活も幸せだろうな~と思う。

 仕事はキツイし、おまけに子供も生んだら、どうなるか不安でいっぱいだ)


とにもかくにも、その辺の価値観が合わない以上に、

自分の不安や、コンプレックスを突かれる相手が実家の母だった、、、ということだ。

友達や、知り合いにも、母と同じような価値観の女はたくさんいる。

むしろ、多い。

結婚するなら、経済力が第一主義。とはっきりしている人も多いし。

でも、そういう人とは、仕事をしていると、あまり知り合わないし、

近づかないし、仲良くしなければいいだけだ。

平行線なんだから。

でも、それが、抗えない、実母となると、やっかいだ。

生き方全部が否定されているような気がしていたし、

まあ、それを説得する必要もないし。

どんなに、自分が金を稼いでいたり、

やっと昇進できたり、いろんな世界を持っていることを伝えても、

「まあ、女の人って、子供生んで、旦那さんに稼がせるのが幸せよ」

といわれれば、もう、お手上げ。

そ・う・な・ん・だ・け・ど・・・もう、いいや。


う~ん、なので、なるだけ、深く関わらないつもりだったけれど、

母に迎えに来てもらった流れで、勢い、実家で生活することになったのだ。

時間感覚と本当の時間とは

29th Sep 2005

土曜日、家族がそろって、のんびりする。

3年ぶりくらいに、夫とチェロのデュエットする。

楽器って、一人で弾くほどむなしいことはない。

って、上手い人は別かもしれないけど。

先週、ヤマハで楽譜を購入。私が収入ないから家計費が厳しいといいながら、

5000円も無駄遣い…

にならないように、練習してみるわけね。

意外といいんだな~子供は、あっち向いて、一人で遊んでいて、

そのうち飽きて、うー、とか、あー、とか言ってるけど、

こっちは、どんどん真剣になってきちゃって、無視しちゃったりして(笑)。

もう、絶対 情操教育にはなってないだろうな~って感じ。

最近、のんきに見えるダンナもちょっと成績が思わしくないらしく、

ストレスがたまっていたが、

「今週の休みはなんだか3連休とか、4連休みたいに感じた」と

言っていた。

そうね、人間の時間感覚って、「時間」の単位と全く違う。

体調崩して休んだり、育児休暇してみて分かった。

時間を決めているのは自分。

自分が時間をどう捉えるか、どう過ごすかによって、1時間は1時間じゃなくなる。

「CUBE2」という映画を見て、かなりインスパイアされました。

この、時間のとらえ方が、立体的に描かれていて、ドキドキしました。

仕事もそうなのかも。

嫌々やる仕事、嬉々としてする仕事、

嫌いな人と過ごす時間、大好きな人とすごす時間、、、

どう、組み合わせて、どう、過ごすかによって、血液が変わってくる。

まあ、仕事じゃなきゃ、嫌なことはしなきゃいいのかもしれないけど。

そんな時間の立体的な側面を感じるには、

必要なのかもしれませんね。

いろいろなことを感じる機会を得ることは。。。

孫のいることは思った以上にラッキーなこと?

28th Sep 2005

今日は、お料理教室の日。

実家は、毎月お料理教室。母が先生を呼んで、友達を呼んで開催。

もちろん、平日だし、仕事生活の中では参加なんてしたことない。

子供の頃から続いているから、かろうじて、想像はつくけど。

子供ができて、強制参加?!させられている。

母の友達も、既に子育てや赤ちゃんの感触が懐かしいらしく、

スペシャルゲストとして、子供をつれていく。

まあ、30年も続いたサロンだから、メンツも内容もマンネリして

いるところに、新しいイベントができた、、、といったところでしょう。

親孝行と思って、参加することにしている。

おばさま方から、子育て情報も得られるし、

赤ちゃんを抱く順番待ちまでできるほど、みんなで見ててくれるから、

月に1回は、二人きりの生活から解放される、、、と思えばいいか、と。

いろんな「おばさま」がいる。

子供がいる人、いない人。仕事をしてきた人、したことない人。

手作りケーキやハーブが好きな人もいれば、

広尾に住んでて食べ歩き情報が素敵な人、海外生活が長かった人、、、。

今、こうして、休んでいると、無性にお菓子作りとか、

ハーブを育てるとかが楽しくなったけど、

その辺がばっちり合うおばさまがいて、楽しい。

でも、その人って、細かくて、いつも心配したり、

神経質になっていたりして、

正直、この人がお母さんだったら、ターイヘンって思ってた。

う~ん、自分はどんなオバサンになるんだろうか。

毎回、身にしみて、考えてしまう。

ひとつだけいえるのは、やっぱり

お金の心配がないオバサンが一番幸せそうだ。

そして、自分の生活が楽しい人。

人のことを考える暇があると、悪口や文句もでるだろうし、

子供は、いくつになっても心配だったり、不満だったりするらしいし(笑)。

サロンのおばさま達の子供は、私と同じ世代だけど、色々。

孫がいるおばさまって意外と少なくて驚く。

世の中「孫」は貴重らしく、

「孫」ができることは思った以上にラッキーで、

母も、鼻高々で、みなさまにもご披露したいわ!といったところらしい。

まあ、こんな形で親孝行するというのもありでしょう。

期限付きだと、今のところは思っているから、余裕なんだけどね。

威圧感について

27th Sep 2005

元上司(女性)と先輩とがお祝いに来てくれて、シャンパンPARTY

先輩も、元上司も会社を辞めて、新しい道を進み始めているところ。

正直、ちょっと緊張してた。元は元でも元上司。怖かった上司だったし(笑)。

でも、不思議なくらい、話しやすくて、楽しい時間だった。

赤ちゃんパワーも効果的だったんだろうけど、何かが違う、、、。

そうだ!「威圧感」がないんだ。

職場では、戦場さながらだから、男共も含めて従えるのは

人事権をもってしても、大変だったと思う。

でも、腹心の私たちの前くらいは、本当の姿を見せてくれてもよいような

気もするが、

おそらく、「弱音は吐かない」「弱くない自分」を打ち立てること、

すなわち、それこそが、「威圧感」となって、本当のその人を

見えなくしていたのかも。

職場では当然かもしれないし、別段変な気もしなかったけれど、

こうして、仕事も関係ないし、プライベートでも久しぶりに会うと、

ちょっぴり、「本当はこういう人だったんだな~」という安心感が持てた。

本当は、体もそんなに強くないし、弱音も吐くし、

夢見ることもあるし、、、。

いいじゃん、その方がずっと。

というのが感想。

振り返ると、自分自身もそうだったんだな~と思った。

職場でつわりに堪えながら、「全然いつも通りよ!」という姿、

本当は人見知りのくせに「いつでも、お会いしましょう」

なんて平気なふりして、アポイントをとったりする。

本当は、超優柔不断の振りして「ぐずぐずしていると間に合わないわよ!」と、

どんどん、判断して、実行する。

それが、仕事だといわれれば、仕方がないけれど、

本当の自分自身を、小さい子供の腕をひっぱるようにして、

どんどん、どこかへ連れて行ってしまう。泣きながら、連れて行かれる自分。

泣いているのに、気がついてもらえない自分。

何年間もそうやって、泣いてたって、迷ってたって、

どんどん腕を捕まれて、どこかへ連れて行かれてしまった。

ようやく戻ってきたんだね。

今、こうして、長い休みの間に、少しづつ、自分を戻すことを

始めた気がする。