妊娠経過~40実家と思い出 | 『新種・負け犬』の私が産んだワケ

妊娠経過~40実家と思い出

19th Jan 2005

実家生活がスタートした。

とにかく、寝たきりの習慣を病院でつけたので、

実家でも、やたら動き回りたくなる気持ちも失せて、本をあさり始める。

そうそう、長いこと離れていた実家には、大きな本棚があって、

昔から読んでいた本などが、そのまま詰め込まれている。

もちろん、私だけでなく、兄弟や、両親の読んだ本も詰まっているが、

「引きこもり読書少女~負け犬OL」の私の本が一番多い。


読んだ本を眺めているだけでも、楽しいし、そのときの気持ちがよみがえる。

本を2度も3度も読んで、深く味わうタイプではなく、

どんどん読み散らかしていくタイプの私の本は、1冊1時代という感じが強い。

懐かしい本を引っ張りだしてきて積み上げてみる。

あと、私以外の家族が面白いと薦めてくれたけど、読まなかった本を引っ張り出す。


そんなこんなで、一晩中

本棚の前に立ったり座ったりしてすごす幸せ。


不思議なもので、

この本棚がおいてある部屋は、いつも節目の時に自分が夜をすごす部屋。

(自分の部屋ではなく、家事室みたいな奥の部屋)

一人暮らしをはじめる時に、前夜眠れなくて、本を読みながら朝焼けを見た。

結婚破棄をして、一人暮らしがつらくて、

一時的に実家に帰ってきて、やはり、本を読みながら朝焼けを見た。

大学時代、卒論を書き上げたときもこの部屋に来て、

お茶を飲みながらぼんやり朝日を眺めた。

もっとさかのぼると、

子供のころから、この本のある部屋で、なんどか夜更けを過ごしている。


本があるところって落ち着くのか。

普通のマンションなんだけど、大きな通りに面していて、

その通りは川と桜並木に彩られている。

上から眺める景色は、季節を問わず、夜昼を問わず、結構すかっとしている。


そんな部屋を作れるマンションに引っ越したい。

子供が生まれたら、今のところは貸してさ。。。