体育の日のあとの土曜日。スポーツの秋。
市内中学校の体育祭が終わって、ある小学校の運動会に行ってきました。
市内の小学校はアホな理屈をつけて、春にやっていますが、なぜか今回行った小学校は秋に。


私は、教員研修のために春に運動会をやるべきでない旨の議会発言をさせていただいた関係上、興味津々で見てまいりました。立派ですねえ。秋にやるとここまできちんとできるんだ、と。すばらしいことがたくさんありました。

 

開会式と閉会式の次第を転記させていただきます。

 

●開会式

.開式の言葉 2.国旗掲揚 3.校歌斉唱 4.優勝旗・準優勝カップ リレートロフィー返還 5.学校長挨拶 6.来賓挨拶 7.児童代表の話 8.児童宣誓 9.諸注意 10.閉式の言葉

 

●閉会式

.開式の言葉 2.成績発表 3. 優勝旗・準優勝カップ リレートロフィー授与

4.講評 5.萬歳三唱 6.国旗降納 7.閉式の言葉

 

です。

 

入場の際、吹奏楽の演奏で入場。各学年ごとの入場に、一言紹介のアナウンス。最後は応援団の入場。国旗掲揚で国歌も演奏、しかも脱帽をさせました。すばらしい。これだけでも、学校全体の総合学習だと感動していましたが、入場の際に先生方の立ち位置というか、すばらしかったですねえ~。

 

そして学校長挨拶。ここで考えさせられたのが、児童への言葉が少なく、大半が保護者に向けられたこと。児童にも向けているんだとおっしゃるかもしれませんが、低学年には少々難しい話。しかし、校長のこの運動会にかける熱き心というか、情熱がひしひしと伝わってくるものでした。

 

やはり運動会は秋でしょう。って思わせるすばらしいものでした。

しかし、残念ながら、教育委員会の視察などないようで、開会式では教育委員会の方の顔は見えませんでした。

 

本当は最後まで拝見したかったのですが、開会式のみで失礼しました。

どうしても本当に見たかったのが、「萬歳三唱」です。「万歳三唱」ではないのです。ぜひ、萬歳三唱の手の動きとか、手の位置とか拝見したかったですね。

 

それからアナウンスで撮影席を設けてあるとの話でした。昨今の事情を反映していて、学校側の苦心の跡が感じられることでした。

 

このように、学校経営とは、大変重要なことなのですが、通り一遍に形だけの運動会をやる学校も多く、残念です。

 

今回は、一部の体育が苦手な児童も吹奏楽で主役になれて、一部の音楽が苦手な児童も主役になれて、一部の勉強が苦手な児童も応援で主役になれてと、みんなが主役の運動会。久しぶりにすばらしい学校経営の一端を見せていただいた感じでした。

それに比べ、下記の記事は…

 

MSN産経ニュースより>


sankei

不採用教員、最多の301人 試用期間の適性判断厳格化 「指導力不足」は減少傾向 

2008.10.1723:58

平成19年度、全国の公立小中高校の教員採用試験に合格しながら、1年間の試用期間後に正式採用されなかった教員が過去最多の301人となったことが17日、文部科学省の調査で分かった。教員の指導力に保護者らからの注目が集まり、各教育委員会が厳格に判断したことが要因の一つとみられる。一方、児童や生徒を適切に指導できずに「指導力不足」と認定された教員は371人で減少傾向にある。

調査は、各都道府県と政令指定都市(浜松市を除く)の教育委員会を通じて行い、今年4月1日現在の状況をまとめた。

昨年度に採用されたのは2万1734人。試用期間後に正式採用に至らなかったのは301人で全体の1・4%に当たる。このうち試用の過程で「依願退職」となったのは293人。3分の1に当たる103人が精神疾患などの病気が原因で、死亡退職も5人(うち1人が自殺)いたという。

試用期間後に正規採用されない教員数は年々増加する傾向にあり、前年度より6人増加。15年度(111人)と比較すると約3倍も増えている。

一方、指導力不足と認定された教員は371人で、ピークだった平成16年度から3年連続で減少している。「指導力不足」として昨年度中に一定期間の研修を受けた教員268人のうち、現場復帰を果たしたのは87人。一方、92人は依願退職や免職で復帰できなかった。また、71人は研修を継続している。

具体例では、「児童との信頼関係が築けない」(40代女性の小学教諭)や「授業の準備をせず、誤った教材解釈による知識を伝える」(50代男性の中学教諭)などがみられた。

文科省では、正式採用されなかった教員が過去最多となったことについて、「都市部などで採用枠を増やしたため、教員の適性に欠けるケースも多く見受けられるようになったが、各市町村教委が試用期間で教員の適性を厳格に判断した成果」と話している。

指導力不足と認定された教員の例

どの授業も場当たり的で、教材研究や授業改善をしようとする意欲がみられない(小学、40代女性)

自分一人では学習計画や学習指導案が立てられない。児童が理解しているかを把握しないまま、授業を進める(小学、40代男性)

問題を自分の立場でとらえようとせず、指導を周囲に委ねようとする。組織的に仕事を進められず、自分の思い込みで物事を処理しようとする(中学、40代男性)

板書が乱雑で、筆順も誤りが多い。生徒と積極的にコミュニケーションを取ろうとせず、生活指導に無関心(中学、50代男性)


あ~あですね。