一へとかえる | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます 

平日の夕方、お茶でもすすりながら、テレビをみることがたまにあります。ホ~ッとしながら、ボ~ッとみてるんですが、ときにハッとすることがあって。昨日もそんな夕方でした。

みていたのは、NHK教育テレビの『にほんごであそぼ』の再放送。『声に出して読みたい日本語』の斎藤孝先生が総合指導されてる番組です。狂言師の野村萬斎さん、講談師の神田山陽さん、歌舞伎役者の市川亀次郎さん、元大関の小錦さんなんかが出演されてます。

覚えていらっしゃいませんか?数年前に、子どもたちの間に『ややこしや~』とか『寿限無』が流行ったでしょ?そのきっかけになった番組ですよ。

「子どもにはちょっとむずかしいんじゃないのぉ?」なんていう言葉や文章も、何の説明もしないで、ただ繰り返し読み上げるだけ。子どもたちは、言葉の意味よりも、言葉の音のおもしろさで覚えてしまうんでしょうねぇ。

その中に、『今日の名言』というコーナーがあって、昨日は千利休の言葉だったの。ハッとしたというか、オォッと思って、その含蓄にウ~ムとなったのでした。それは、↓これ。

「稽古とは 一より習い 十を知り 十よりかへる もとのその一」

「稽古というのは、一から習って、 十まで知って、十から元の一に戻って、再び一から始めるもの。 十まで習ったから、 これでいいんだと思ったら、その先の進歩はない。」とかなんとか、そんな意味でしょうか。

「初心に帰る」とちょっと違うニュアンスがあるというか、初心に帰ることも含めて、習いっぱなしじゃなく、一からまたおさらいすることで、新しい発見をしていくというか、そんな意味を含んでいるような気がします。

語源由来辞典によると、稽古の「稽」は「考える」、「古」は「いにしえ」なので、稽古とは「いにしえを考える」、「昔のことを調べ、今なすべきことは何かを正しく知る」という意味で、そこから「古い書物などを読んで学ぶ」という意味が派生し、さらに芸能や武術などの分野にも広く使われるようになったんだとか。

子ども番組だからといって侮るなかれ。なかなかの名言、名文が飛び出してくるもんですね。いや、子ども番組だからこそなのかもしれません。

気を引き締めて、いろんなことで、一へとかえってみようと思った昨日の夕方でした。分家の『養生訓』を読んでみる「巻第一(14) 心は静かにして、身は動かそう」アップしました。

一天一笑、今日も笑顔でいい1日にしましょう。


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