おはようございます
今年、厚生労働省医薬品局が、文部科学省と協力して、学校教材用に↓こんな冊子を用意してたこと、ご存知ですか? 4月に、中学3年生に配布されたとか。
薬害について、やさしく、わかりやすく、簡潔にまとめられています。さすが、中学生向け。表紙の下のほうには、『この教材は「薬害を知り、被害にあった方々の声を聴き、薬害発生のプロセスを学び、薬害が起こらない社会の仕組みを考える」ために作られています。』と注釈がついています。
平成24年度、つまり来年4月から、中学校の保健体育で、薬の正しい使用についての授業が開始されるそうですが、↑上の冊子は「社会科(公民分野)で活用されることを想定」しているようです。
薬について、中学生のうちから学んでいく。いいですね。薬を使うことのメリットだけでなく、デメリットも考える力をつける。お薬の基礎知識シリーズにも書いてますけど、薬と上手につきあうには、正しい情報と知識が必要だもの。
冊子の最後のページには、「薬害の起こらない社会にするために、どうすればいいのか次の3点から考えてみよう」として、
①薬の安全性などの情報を共有し、関係者がそれぞれの役割を果たすためには、具体的にどのようなことをすればよいか。
②私たちが消費者の立場から、薬に関する情報を得たり、薬を使用して問題があった場合には、どのような情報を発信すればよいか。
③今の社会の仕組みで改善する点はないか。どのような点を改善すればよいか。
とあります。
①にある「関係者」には、監督者としての国、製薬会社、医療機関・薬局、そして消費者としての国民が入ります。つまり、国民ひとりひとりってこと。他人事にしちゃいけないってことね。これもセルフメディケーション。
厚労省作成の冊子は、こちらのサイト→http://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/yakugai/index.html で入手できます。
でね、この冊子に載っていた「くすりの情報ステーション」(http://www.rad-ar.or.jp/ )というサイトをのぞいてみたら、「患者さんのエンパワーメント」とサブタイトルをつけているだけに、患者にやさしい情報満載。
とくに、「くすりのしおり」(http://www.rad-ar.or.jp/siori/index.html )は、商品名や成分名などで検索できて、薬の写真つきで、作用・副作用や用法・用量、成分、注意事項などを見ることができて、便利です。
お薬の基礎知識シリーズ、「セルフメディケーション」 、「市販薬、正しく買ってますか?」 、「お薬、正しく飲んでますか?」 、「薬には必ず副作用がある!」 、「薬にも使用期限がある!」 もご参考にどうぞ。
一天一笑、今日も笑顔でいい1日にしましょう。
東洋医学講座の目次→
ツボの目次→
リフレクソロジーの目次→
妊娠・産後・授乳・子どものケアの目次→
アロマセラピーの目次→
『養生訓』の目次→
体操とストレッチの目次→
からだのしくみ・食・栄養の目次→
からだの不調と対処法の目次→
養生法・漢方薬・薬草・ハーブの目次→
ブログの目的・利用法・楽しみ方の目次→
東日本大震災 関連記事の目次→