高血圧症とグレープフルーツ | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ


オレンジジュースとグレープフルーツジュースどっちが好き?  ブログネタ:オレンジジュースとグレープフルーツジュースどっちが好き?  参加中


朝のフレッシュジュースって、いいですよね。からだが目覚める感じがします。果物や野菜には、ビタミンやミネラルはもちろんのこと、ポリフェノールや食物線維も豊富。それだけでも美容と健康にいい感じだけど、フレッシュジュースにして飲むと、抗酸化成分の吸収がよくなるから、なおいいんですよね。


春月の定番は、リンゴとニンジン。水を100ccくらい加えて、ミキサーでガーッとつくります。リンゴだけのときもあるけど、紅玉みたいにリンゴの酸味が強いときは、ハチミツかバナナを少し入れます。


濃縮果汁還元じゃない100%生搾りタイプのジュースを買ってきちゃうこともある。とくに夏場は、リンゴって高いし、あんまり美味しくないじゃない?


朝夕涼しく秋らしくなってきたので、そろそろ美味しいリンゴが出てくる時季。紅玉とかジョナゴールドだったら、焼きリンゴも美味しいよね。ブログネタでは、選択肢にリンゴが入ってなくて残念だわ。


オレンジジュースとグレープフルーツジュースでは、どっちかっていうとオレンジジュースが好き。昔、カリフォルニアへ行ったとき、果物屋さんの絞りたてのオレンジジュースにはまっちゃって。あれは美味しかったなぁ…。


ところで、高血圧症の人はグレープフルーツを食べないように言われることあるの、ご存知ですか?どんな薬を使っているかによるんだけど、グレープフルーツが薬の作用を強くしすぎちゃうことがあるの。


グレープフルーツと相性が悪い薬は、高血圧治療薬のひとつであるカルシウム拮抗剤。グレープフルーツに含まれるフラノクマリンという物質が、薬の代謝や分解に関わる酵素の働きを阻害するために、小腸での薬成分の吸収を増やし過ぎて、薬成分の血中濃度が上がり過ぎる結果、降圧し過ぎちゃうってワケ。


ただし、これには個人差もあって、同じカルシウム拮抗剤でも、メーカーによってはさほど影響を受けない薬もあるようです。フラノクマリンの影響を受けやすい薬の場合、グレープフルーツジュースでその薬を飲もうものなら、血管拡張作用が強く出て、頭痛や動悸などを起こします。


こんなことを聞くと、フラノクマリンが血管拡張しそうに思えちゃいますけど、違いますからね。あくまでも血管拡張するのは、カルシウム拮抗剤の働き。


「お薬、正しく飲んでますか?」 に書いたように、薬の用法・用量は、分解されて薬成分としては働かない分量も見越したうえで決められてますから、予定外に薬成分の血中濃度が上がってしまったら、コントロールが効かない状態になってしまうんですね。  


なので、グレープフルーツ好きな方は、主治医に相談して、グレープフルーツの影響を受けない薬にしてもらうとか、グレープフルーツを食べても大丈夫な時間帯や量を確認するといいですね。


カルシウム拮抗剤とグレープフルーツの関係、詳しくお知りになりたい方は、こちらのサイト→http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail825.html に詳細情報がありますよ。


一天一笑、今日も笑顔でいい1日にしましょう。


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