眼瞼けいれんに効くツボ 球後 | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ


このところ少々寝不足気味だったせいか、まぶたがピクピク。痛くもかゆくもないけど、わずらわしいものです。これが何度も繰り返されるようなら、眼瞼けいれんかもしれないので、気をつけなくちゃいけませんけど、ほんの一瞬ですぐ治まりましたから、疲労による眼瞼ミオキミアってヤツですね。


そのピクピクが起きたとき、自然と指先で押さえたくなる場所に、眼瞼けいれんや眼瞼まひの特効ツボとして知られる球後(きゅうご)があります。もちろんミオキミアにも効用がありますし、目尻のシワや目の下のクマにもいいんですよ。


☆ ツボの位置


春月の『ちょこっと健康術』-球後


↑上図の青●が球後です。目のまわりの骨のくぼみを眼窩(がんか)と言いますが、その眼窩の下縁にあって、目頭から目尻までの間を4等分したうちの、目尻から4分の1のところにあります。


☆ 効用


球後は、経絡 上の経穴ではなく、臨床上有効であることが認められた奇穴(きけつ)です。先に書いたように、眼瞼けいれんや眼瞼まひの治療に使われるほか、視神経炎にも効用があるといわれています。


目尻にある瞳子りょう(どうしりょう)や、正面を見たときの瞳孔の真下に位置する承泣(しょうきゅう)と組み合わせて、目尻のシワや目の下のクマの解消にも使うことができますよ。


また、「目の疲れにツボ押し」 でご紹介した攅竹(さんちく)・睛明(せいめい)・太陽(たいよう)に加えて眼精疲労の緩和に。疲労性の眼瞼筋線維束収縮にも。


☆ 手当てのしかた


人差し指の腹をツボの上に横向きにあてて、指の重さ程度の圧をかけて10秒ほど置くか、左右に軽く小さく15回ほどこすって刺激します。このとき、事前に人差し指を温めておくと、より効果があります。


また、火傷しない程度の熱さのお湯にハンドタオルを浸して、軽く絞り、丸めたままのタオルの端がツボにあたるようにあてて、5分ほど温めるのもいいですよ。


球後を含めて、目のまわりのツボも一緒に温めるなら、「目の疲れにアイマスク」 でご紹介したホットアイマスクがなかなかの優れモノ。蒸気で潤う温かさが、何とも言えない心地よさです。


一天一笑、今日も笑顔でいい1日にしましょう。


春月の『ちょこっと健康術』-クチナシ

クチナシ

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