腸のタイプ別マッサージ法 | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ


南にいる台風1号から吹き込む風で、全国的に今日は気温が高くなるようですよ。お出かけには、ハンカチをお忘れなく。


さて、昨日の「最新タイプ分類で腸の悩み解決?」 で取り上げた日経ヘルス6月号 から、腸タイプ別マッサージ法をご紹介します。


もちろん「腸の動きをよくする呼吸法」 だけでもいいんですけど、うっかり便秘しちゃったときは、その呼吸法が「く、くるしい~っ」なんてことがありますでしょ?そんなときは、やっぱりマッサージがいいんだなぁ。


日経ヘルス曰く、「手の刺激で詰まりポイントをほぐす」んだそうです。その詰まりポイントは、↓下図にあるとおり、大腸の曲がり角3ヶ所、上行結腸→横行結腸の角、横行結腸→下行結腸の角、S状結腸です。


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図も見やすいので、日経ヘルスからお借りしました。マッサージの図も同様です。内容はダイジェストでお届けしますので、詳しく知りたい方は6月号を書店で買ってくださいね。


便秘したときに、左下腹部でゴロゴロ硬いものが触れる場所があるでしょ?そこが、S状結腸。軽い便秘なら、ここを押しながら揺らせば、たいてい出るはず。


上行結腸→横行結腸、あるいは横行結腸→下行結腸の曲がり角付近は、よくガスがたまって張ったようになる場所ですね。曲がり角部分は、図で見ると平坦そうですが、実は、けっこう背中側に深く折れ曲がってるので、前というより、わき腹の後ろ寄りくらいの位置です。


このことを踏まえて、腸のタイプ別に工夫されたマッサージが紹介されてるってワケ。よくできてると思います。快便をお望みの方には、おススメですよ~。


1 基本のマッサージ 「腸はさみマッサージ」


① わき腹に手をあてて、手根部(手のひらの手首側半分)で円を描くように、おへそに向かってぐいぐいと押すように、もみほぐします。これを1分間とありますが、30回くらいぐるぐるやれば十分じゃないかなぁ…。

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② わき腹から正中線(からだの中心線)に向かって、おなかの肉を上腹部・臍部・下腹部と上中下3ヶ所、両手の手根部で挟みます。これも1分間とされてますが、やっぱり3ヶ所10回ずつでいいかなぁ…。

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いずれも図では立った状態でやってますが、仰向けにねっころがってやるのが、おなかの緊張が緩むので、やりやすいでしょう。


2 ガマン腸タイプ向け 「押しさすりマッサージ」


① 両手を重ねて、おなかを押圧しながら、時計回りにゆっくりとぐるりぐるりと回します。20~30回くらい。呼吸は止めずにやってね。息を吐くときに押圧して、息を吸うときはちょっと緩めるのがちょうどいいかと思います。

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② 両手を重ねて、ウエストラインから太ももの付け根に向かって、左腹部をしごくように、上から下へもみほぐします。息を吐くときにしごいて、息を吸うときに手をウエストラインに戻すといいかな。

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③ 左手の拳骨で、横行結腸→下行結腸の曲がり角ポイントと、S状結腸ポイントをそれぞれ強めに、10秒間押圧します。押圧するとき、上体を倒すと、より効果的です。

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これは、椅子に浅めに腰かけたほうがやりやすいでしょう。


3 ストレス腸タイプ向け 「さするだけマッサージ」


① 腰に両手のひらをあてて、背筋にそって、上下にさすります。

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② わき腹に手のひらをあてて、肋骨から腸骨まで、外側から内側へ斜め上下にさすります。春月の『ちょこっと健康術』


③ おなかを、肋骨から下腹部まで、外側から内側へ斜め上下にさすります。

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④ おへその両脇を、みぞおちから下腹部まで、正中線にそって、上下にさすります。

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①~④まで、それぞれがポカポカと温まるまで、30~60秒くらいずつ。これは、押圧せずに、ホントに「さするだけ」です。ストレス腸にはリラックスが一番ですからね。


4 夜型腸タイプ向け 「押しほぐしマッサージ」


① 上腹部の硬くなっているところに、両手を重ねておき、軽めの圧をかけながら、小さく円を描くように、胃をゆらすような感じで、なでさすります。
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② 中かんのツボを中心に、両手の人差し指・中指・薬指で、ゆっくりと深く押圧します。息を吐きながら押して、押したまま3呼吸。これを3回。
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③ 天枢のツボを中心に、人差し指と中指の2本で、ゆっくりと押圧します。息を吐きながら押して、押したまま3呼吸。これを3回。
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中かんと天枢のツボは、まさにおなかの調子をととのえるツボ ですからね。


5 ねじれ腸タイプ向け 「腸ゆらしマッサージ」


① 下腹部に両手のひらをあてたまま、おなかの中が動くように、左右上下にゆらします。
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② 下行結腸をゆらすように、左脇腹を左右上下にゆらします。
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③ 左脇腹を側面と背面から両手で挟んで、肋骨と骨盤の間を左右上下にゆらします。
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①~③いずれも、1分くらいずつ。これは、仰向けにねっころがってやるのがベストです。


私が便秘したときによくやってたのは、1の②、2の①、4の③、5の①と②でした。そして、冬じゃなくても、冬の便秘を解消するらくらく体操 はパソコン作業中とか、ときどきね。


ゆらすとか、ひねるとかが、けっこう効くのは、やっぱり私がねじれ腸タイプだからなんじゃないかと思う次第です。胃腸のバリウム検査をしたときに、「腸が長いですね~」と言われたこともあるし…。


繊維不足腸タイプと冷え腸タイプは、どうすればいいの?このふたつは、まずは食事に気をつけることでしょうね。日経ヘルスには、もちろん食事療法も載ってます。冷え腸タイプさんは、腹巻と基本マッサージをプラスかな。


一天一笑、今日も笑顔でいい1日にしましょう。


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