アロマの精油を楽しく安全に使うために | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ


『ちょこっと健康術』の読者さんには、プロのアロマセラピストさんも数多くいらっしゃいますが、アロマセラピー初心者の方も、これから新たに興味を持ってくださる方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。


これまで、香りの効用については、「アロマセラピーとは」 とか、「リラックス効果を呼ぶ香り」 とか、「み~かんの は~なが~♪」 とかで、お届けしています。アロマジェルやルームフレッシュナーなど、アロマクラフトのレシピもいくつかご紹介しています。


ここらへんで、アロマセラピーの基礎的な注意点も書いとかないとなぁ~と思うこの頃です。そこで、精油の香りと効用を上手に、安全に楽しむために、いくつかのルールをご紹介します。


1 精油の選び方

① 100%天然のものを選ぶ。

② 容器に、精油(エッセンシャルオイル)と表示されている。

③ 品名、学名、抽出部位、抽出方法、原産国など、必要最低限の情報が明記されている。

④ 輸入元や使用上の注意事項などが書かれている。

⑤ 遮光ビンに入っている。

⑥ 信頼できるメーカーを選ぶ。

※ 初心者は、アロマセラピーの専門店で、スタッフに確認したうえで購入するのが無難です。


2 精油の使い方

① 原則として肌に直接つけない。オイルやジェルなどの基材で必ず2%(子どもは1%)以下に希釈する。

② 事前にパッチテストを行う。敏感肌、アレルギーのある方は、必ず行ってください。

③ 赤ちゃんには使わない。

④ 幼児、妊婦、授乳中の方、てんかんのある方は、使ってはいけない精油があるので、必ず確認する。

⑤ 医師の指導のもとでない限り、内服には使わない。

⑥ 開封後は劣化していくので、1年(柑橘系は半年)以内に使いきる。

⑦ しっかりと栓をして、子どもの手が届かない冷暗所に保管し、火気に十分注意する。

⑧ 使うときは、精油のボトルは振らずに、ゆっくり傾けて1滴ずつたらす。

⑨ 柑橘系の精油には紫外線で皮膚刺激を起こす「光毒性」があるため、外出前・外出中は使用しない。

⑩ 1日に使用する精油量が6滴(子どもは3滴)をこえないようにする。


3 アロマクラフトの注意点

① おとなのトリートメントで、顔には0.1~1%、顔以外には1~2%、局所には2~3%の精油濃度にする。

② キャリアオイル は、肌のタイプや使用目的に合わせて使い分ける。

③ 使ううちに精油の作用にからだが慣れてくるため、長く使うときは1~2ヶ月でブレンドを変更する。

④ アロマクラフトは作ってから1~2ヶ月のうちに使い切る。

⑤ アロマクラフトはガラス容器に保管する(プラスティックやゴムは精油によって溶ける)。

⑥ アロマクラフトのついた手で、目や鼻、口などの粘膜部分をこすらない。

※ アロマクラフトは、作った日付とレシピをラベルに書いて、容器に貼っておきましょう。


精油の作用は思いのほか強いものです。使用量と使用上の注意は必ず守ってくださいね。薬と同じで、濃ければよいというものではありません。


子どものための注意事項は、「子どもにも使えるアロマの精油」 にあります。ルールを守って、アロマライフを安全に楽しんでくださいね。


一天一笑、今日もいい1日にしましょう。


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