おはようございます
ブログネタ:好きなにおい
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アロマセラピーの精油(エッセンシャルオイル)で、「これ、好き」って感じる香りは、そのときのあなたのからだに必要なものを、必ず含んでいます。先日ご紹介したタマちゃんの本のタイトルどおり、『からだはみんな知っている』
から。
「リラックス効果を呼ぶ香り」
だけに限らず、それまで苦手だと思っていた香りでも、「今日はなんだか、すご~くいい感じ」なときってあるでしょ?かと思えば、どんなときでも「いいよね~
」な香りもある。いずれにしても、からだがその精油の効能を求めているからこそ、そう感じるのです。
だから、「この香りは苦手だけど、効能書きによれば、いいはずだなんだから、使わなきゃ…」なんていうことは、やめておいたほうがいいですよ。脳みそはウソをつくけど、からだはウソはつきませんから。とくに嗅覚は、「アロマセラピーとは」 でご紹介したとおり、五感の中でもっとも原始的で、とても正直です。
ローズオットーは、上品な甘さで、たいていの女性が大好きな香りのひとつでしょう。精油の女王様と言ってもいいくらい。お値段も別格。2mlで1万円はかる~くしちゃうので、なかなか手が出ませんけどね。女性ホルモン様作用を持っています。
そんなローズオットーよりも、先日、私が思わず感動して泣きそうになったのが、↓こちらの香り。
あちらこちらのお宅の庭で、満開になっていて、甘い中にさわやかさのある香りを漂わせています。そう、タイトルに入れたミカンの花。もしかしたらユズかもしれませんけど。柑橘系の花はどれもソックリですからね。
柑橘系の花からとる精油は、ネロリと言います。精油として売られているものは、ネロリ・ビガラーデというビターオレンジの花がほとんど。葉はプチグレンという精油になります。どちらも甘い中に、フレッシュ・オレンジの酸味が混じった香りです。
実はふだんから、ローズオットーより好きなんです。ということは、わたしのからだがネロリを欲している
そこで、考えてみました。ローズオットーとネロリの作用を比較してみると、
からだに対する作用 … 婦人科系に強いローズオットー、消化器系に強いネロリ
こころに対する作用 … 落ち込みに強いローズオットー、イライラに強いネロリ
そう、消化器系あまり強くないです。胃もたれ、便秘、鼓腸、起こしやすいです。で、そういうときは、イライラしやすいです。そう、だからネロリなんだよね。
やらなきゃいけないことがあるのに、なんとなくやる気が出ない。そんなときにピッタリな精油でもあるので、ミカンの花の香りをかいだときの反応は、「たまっている仕事、早いとこかたづけなさい」との、からだからのメッセージでしょう、きっと。
からだやこころの状態から精油を選ぶのもいいですが、精油の香りからからだやこころの状態を知る。こんなことも、アロマセラピーなんです。一天一笑、今日もいい1日にしましょう。
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