おはようございます
満開だった山桜もハラハラと散っています。花吹雪もいいものですね。しだれ桜がそろそろ満開をむかえ、八重桜もぼちぼち咲き始めましたね。
「中医アロマセラピー 東洋医学で精油を分類すると?」 をきっかけに、精油(エッセンシャルオイル)の成分と効能について、あらためてまた勉強を始めました。精油成分に関しては、化学系が苦手で、ずっと遠目にしてたんですけどね。陰陽五行にあてはめるとなると、やっぱり避けては通れないかと思いまして。
まずは基本に戻ろうと、精油のまとめをしていこうと思います。このブログは、皆さまに知識のおすそ分けをするためのものでもありますが、私自身の備忘録でもあるので。アロマセラピーに関する素朴な疑問・質問などございましたら、ぜひお寄せくださいませ。
今回は、お子さんにも使える精油(エッセンシャルオイル)には、どんなものがあるのか?精油を使う注意点は何なのか?そんなところをまとめてみましょう。
子どもにも使える精油(五十音順)
① 13ヶ月以上~3歳以下でも安全に使える精油
カモミール・ローマン、マンダリン、ラベンダー
② 12歳以下でも使える精油
オレンジ・スイート、カモミール・ローマン、サンダルウッド、シダーウッド、ゼラニウム、タイム・スイート、ティートリー、ネロリ、フランキンセンス、ベンゾイン、マートル、マンダリン、ユーカリ・スミシ、ラベンサラ、ラベンダー、ローズウッドなど
③ 12歳以下で使わない方がいい精油
ユーカリ・グロブロス、ローズマリー・カンファーなど刺激の強いもの
④ 12歳以下であまり使わない方がいい精油
イランイラン、クラリセージ、サイプレス、ジュニパー・ベリー、ペパーミント、マジョラム・スイートなど香りの強いもの
注意点
① 13ヶ月未満
・ルームフレグランスに、精油1滴使う程度にとどめる。
・マッサージには、精油は使わず、キャリアオイルのみ。
・沐浴には、精油ではなく、芳香蒸留水またはハーブティーを薄めたものを使う。
② 13ヶ月~3歳
・ルームフレグランスに、精油3滴程度(何の香りかがわかるくらい)。
・ボディマッサージ(顔は除く)に0.5%以下の濃度(キャリアオイル20ccに精油2滴以下)。
・顔のマッサージはキャリアオイルのみ。
・沐浴には、1%濃度(キャリアオイル10ccに精油2滴)に薄めたものを数滴。
③ 3~7歳
・ボディマッサージ(顔は除く)に1%以下の濃度(キャリアオイル20ccに精油4滴以下)。
・顔のマッサージには、0.5%以下の濃度。
・沐浴には、精油1滴。
④ 7~12歳
・ボディマッサージ(顔は除く)に2%以下の濃度(キャリアオイル20ccに精油8滴以下)。
・顔のマッサージには、1%以下の濃度。
・沐浴には、精油1~2滴。
⑤ その他
・精油の濃度は、年齢、からだの大きさ、体力、肌質などを考慮して決める。
・精油の香りに対する反応を、きちんと確認してから使うこと。いやがるものを使わない。
・精油は子どもの手が届かないところに保管する。
・精油入りのマッサージオイルも、子どもが簡単に開けられないような、押し回し型のボトルに入れる。
子どもの皮膚は敏感ですから、肌への刺激が強い精油は使いません。また、嗅覚も大人以上に敏感なので、香りの強いものもあまり使いません。離乳食からの食事がそうであるように、刺激と作用のやわらかいものから徐々に、種類と濃度を増やしていきましょう。
赤ちゃんのマッサージに精油を使わないのは、精油の刺激うんぬんもありますが、オイルのついた手足を口に入れる可能性が高いから。3歳以下の子どものフェイスマッサージに精油を使わないのは、くちびるのまわりをなめてしまう可能性があるから。
沐浴に使う場合も、3歳以上でも、直接バスタブにたらすのではなく、キャリアオイルやグリセリンで希釈(きしゃく)してからがいいですね。
「熱にアロマの冷湿布」
「カゼ・インフルエンザ予防の芳香浴」
「冬のカサカサかゆみにアロマローション」
一天一笑、今日もいい1日にしましょう。
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