これまでのお話
400年以上続いた実家をしまうことになり、樹木の伐採、車庫の解体まで終了した。
次は納屋の解体であるが、こちらにも他と同様、不用品がぎっしり詰まっていた。
そこで、私は長男である弟と私の夫に、週末と祝日のみ、片付けを依頼することになる。
夫に私の実家のことを頼むのは申し訳ない。
借りを作るようで気が引ける。
そこで私は母に、弟と私の夫には母からお礼を渡したらどうかと相談した。
働き盛りの50代男性2人である。
会社の通常業務であれば、どれだけの賃金が発生することだろう。
そんな人たちを2人も使うのだから、日当的な、お礼をしたらどうかと母に相談してみた。
母は、「いいよ。そうした方がいいね。」と言った
なので、まあ実家、義実家での作業なので、そんなに高くないが、現在の最低時給くらいの日当、数千円と交通費を渡した。
昼食代も母が出してくれることになった。
それがあれば、私も夫にそれほど引け目はない。
昼食は好きな物を食べても良いことになった。
まあ、大抵はほっともっとのお弁当だったけど、時々は焼肉やラーメンを食べに行った
交通費も燃費から計算して、ちゃんと支給した。
今回解体する納屋には2階があった。
しかし階段は付いていない。
通常、梯子をかけて登る。
もともと、農業の作業に使っていた様である。
しかし、梯子は車庫の解体の時に処分してしまった
弟がご近所のBさんから借りて来てくれた。
Bさんの家はお隣で、梅の木が倒れた時、敷地内に引き入れてくれた人だ。
今回も、またお世話になった。
私は1階を、弟と夫は2階を片付けることになった。
こうして長い長い納屋の片付けが仕切り直して始まった。