元JAL CAが伝える❤︎客室乗務員になるメソッド＆CA経験を活かしたライフスタイルについて❤︎ ----- ✈︎

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07Dec
- 私が客室乗務員になるまで
  2021年も残りわずか航空業界を含め、コロナの影響で様々な変化が多い世の中。客室乗務員を目指す学生さんや社会人の方々も、先が見えないなかCAを目指すこと自体が不安になったり、諦めモードになったり…モチベーションが下がってしまう環境や状況をどうにも変えられないことに私自身ももどかしさを感じていました…。そんななか先日、「なりたいが見つかる職業情報サイト」キャリアガーデンさまよりお声掛けをいただき、専門職ライターとして執筆をしてみることになりました先日、第1回の記事が掲載されました。私が客室乗務員になるまで今後も、・CAになるには？・CAの仕事の魅力は？・CAになって大変だったことは？・CAを辞めた後のキャリアについてなどなど、学生時代の私自身が何より知りたかった内容について具体的にお伝えできたらいいなと思っています！一瞬でも客室乗務員になってみたい!!と思った方が、CA受験に気軽にトライ↓CAとしてフライトを満喫↓退職後はCAの経験を活かしたセカンドキャリアに挑戦と長く繋がっていくイメージが描けるように、私も楽しみながら書いていきたいと思います！客室乗務員の仕事を長いキャリアのひとつの選択肢としてチャレンジする方がひとりでも増えますように…
24Jan
- 「CAは副業」という新しい働き方のスタイルについて♪
  2021年がスタートし、もう間もなく1ヵ月が過ぎようとしています。皆さま、スタートダッシュは自分が思った通りに決まっているでしょうか？私も今まで以上に目標やTo Doリストを楽しく設定して、なりたい自分に追いつくよう、一つひとつ理想までの道のりをクリアしていく年にしたいと思っています！さてこの頃はこのような状況下ということもあり、様々な職種・企業にて「新しい働き方」が推奨されつつありますが、CAの働き方にも新しい価値観が生まれていくのでは？と思うこの頃です。JALでは、正社員として1ヵ月80時間前後のフライトをする働き方の他に、ママさんCAも働きやすいよう深夜時間帯のフライトを免除した制度や、再雇用制度で採用されたCAは1ヵ月7〜8本のフライトをする新しい働き方（副業もOK）など、働き方のバリエーションが今まで以上に選べるようになっていると感じます。今までは、プロパーとして毎月フルパワーで勤務しないといけない縛りのようなものが強く、いわゆる副業はどのようなかたちであってもNG！という価値観が特に国内航空会社では普通でした。しかし外資系エアラインでは以前より「CAの仕事＋別の仕事」というスタイルで働いている方の方がむしろ多いところもあり、CAの仕事に対する考え方に大きな違いがあるなと感じていました。コロナ禍という航空業界にとっては非常に辛い状況ではありますが、こうした状況をひとつのきっかけとして後々プラスになるように動いていくこと・準備していくことがとても大切になってくると思います。例えば、「CAを副業にする」という考え方も今後はありなのかもしれないのです♪何か別の仕事をメインにして、CAの仕事は国内・海外へ週に1〜2回ペースのフライトに抑えるという選択肢。CAの仕事は常に人に見られている仕事なので程よい緊張感もあり、お客様との会話を通してコミュニケーション能力も鍛えられます。またステイ先ではリフレッシュも出来るので、きっとメインの仕事へのモチベーションアップや新しいアイディア・考え方の幅を広げるきっかけとなったり、プラスの影響も多いのではないかなと思います。今年はどのエアラインでも採用を見送ったり、なかには解雇となるCAさんもここ最近少しずつ増えており、将来に向けて不安な気持ちでいっぱいの方も多いと思います。でも今こそ、将来CAを目指す方は、CAをいつか経験するための絶好の準備期間！と捉え、他の分野でも自分の得意やスキルを伸ばせるチャンスでもあるのです。またCA以外の道を選ばざるをえない状況の方は、今までの経験で培った自分だけの得意や好きにじっくりと向き合い、今後の働き方＝生き方を見直す貴重なきっかけとして気持ちを切り替えられるか、それが今後の自分を左右する大事なポイントなのだと思います。新しい価値観や考え方に柔軟に向き合い対応出来るか、という点は、自分とは異なる価値観や考え方を持ったお客様にどう向き合い対応出来るか、というCAの仕事の最も難しく、また醍醐味となる部分に通じてきます。大変な状況ではありますが、今の自分が出来ることに向き合い前向きに進んでいけるよう自分のペースを大切に過ごしていきましょう☆
11Jan
- これからのCAの新しい働き方☆
  あけましておめでとうございます。2021年もマイペースにCAに関する様々なトピックスを更新していこうと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。今年は「風の時代」と言われているように、働き方もより軽やかに、より自由に変化していく大きな流れがあると思います。CAの働き方も今までのように「CAの業務だけ」というわけではなく、幅広い分野で活躍出来るチャンスに変えていけるかもしれません。現実的に行う目の前の業務は意図していた内容とは違うかもしれませんが、そこからどうチャンスを見つけていけるか、どれだけ自ら動きチャレンジしたか、そうした部分が後々になって少しずつ差が開いてくるポイントとなりそうです。私自身、CAとして働くなかで感じていたことのひとつに、CAが副業OKだとしたらたくさんの分野で活かせること・役立つことが多いのにとてももったいないなぁ…ということでした。CAは様々な国の今の状況・まさにリアルな情報を肌で感じ知ることが出来ます。エアラインにもよりますが、就航都市が多いとまさに「世界中」の今の情報を仕事を通して自然と知ることが出来るのです。どんなに忙しいビジネスマンでも、毎月のようにニューヨーク→ロンドン→タイ→台北→シンガポール…とあらゆる場所にフライトする方はそうはいないはず。そうしたある意味「非現実的」な移動の仕方・生活をさらりと行っているのがまさにCAなのです。こうしたCAならではの特徴を活かして、それぞれの国の流行の食べ物・スイーツ・ファッション・コスメ・アートなどの情報を発信したり、実際に現地のアイテムを購入したり、アイディア次第で出来ることが広がりそうな予感がしませんか？☆これからはCAの新しい働き方をイメージしつつ、CAとしての仕事プラス＠何が出来るか、といった視点からCAを目指したり、現役の方は他分野での活躍を模索したり、楽しみながら選択肢を広げていけるよう頑張っていきましょう！
04Dec
- CAの経験を活かしたライフスタイルとは？
  CAを辞めてからの働き方・キャリアについてお伝えしようと決めた前回の記事からずいぶんと時間が経ってしまいました。ここ1ヵ月は仕事・プライベート共に少し予定を詰め過ぎたかなぁ…と思いつつ、ぎゅっと忙しい時間があることもしあわせのひとつと感じています❤︎CAの仕事は気力・体力共にハードな面があるので、CAを辞めてからはひとつの仕事だけでは力が有り余ってしまうような感覚になることもしばしばありました。毎日ほぼ決まった時間に食事をして、毎晩同じ家に帰り、シャワーだけでなく湯船できちんと温まり、自分のベッドで眠る。こうした「当たり前」と思っていたことがCAになるとなかなか出来なくなるので、急に規則正しい生活リズムになると元気が余ってしまうのだと思います。笑この「元気」をどうにか活かすため、ひとつの仕事にこだわらず、いくつかの仕事を掛け持ちすることにチャレンジしてみよう！と思うようになりました。そしてそれはいずれ、「自分で仕事を生み出せる人」「自分のライフスタイルが仕事になる人」「自分のライフステージに合わせて働き方を対応できる人」こうした自分が理想とする生き方・働き方に繋がると感じたのです。とはいえ、私自身はもともとバリバリ働きたいタイプでもなく、「仕事できます!」オーラを放っている女性には憧れない、ましてや男性と競い合う環境はそもそも向いていない…それよりも、・女性であることを楽しみながらマイペースに❤︎・仕事とプライベートの垣根やギャップがなるべくないように❤︎・仕事の半分は決まった時間と場所で安定したものを、もう半分は常に新しいことや自分にしかできない仕事を❤︎こうしたことを意識して、本当に少しずつ少しずつ仕事のバリエーションやチャンスを見つけていきました。CA時代にたくさんの女性の生き方を見て感じたこと、毎フライト様々なお客さまに接して感じたこと、ステイ先での貴重な経験を通して感じたこと、これらのベースを大切にしていくことで、CAを辞めてからの働き方やキャリアはきっとより広がっていくのだと思います。CAの仕事は現役のときも辞めてからも（もちろんプライベートでも❤︎）活かせるポイントが本当にたくさん！自分らしくマイペースに仕事もプライベートも充実できるよう、CAを目指すこと、CAの仕事を極めること、CAの仕事を活かすこと、それぞれ今いるポジションに合わせた頑張りや工夫を積み重ねていきましょう！
02Nov
- CAを辞めてからについての話。〜働き方・キャリアの選び方〜
  Instagramにも投稿したのですが、また試みをプラスしてみて今までより幅を広げて発信していこうと思います。今までは、「CAになるまで」「CAになってから」についての話を中心にお伝えしてきましたが、意外と多く聞かれる質問が、「CAを辞めてから」についての話でした。客室乗務員は接客が中心のため、他の業界に進むのはなかなか難しかったり、いつ他のキャリアに転向するか決断するタイミングも大切だったり…私自身も悩み、迷いながらも動きを止めずに進んできたなかで感じたこと・分かったことについてお伝えしていけたらと思います。ちなみに私が客室乗務員の後に経験した仕事は…・テレビ局の営業事務アシスタント・国立大学医学部教授秘書・メガバンク金融事務など。そして現在は…・CA時代から続けてきたアウトソーシングサービスの事務兼秘書・美容家・JAL OG会事務局員兼理事などなど。ひとつの仕事に長く就くより、その時の自分が好き・楽しいと感じる活動をこだわって選んでいくスタイルに落ち着きました。これからますます仕事の選び方・働く幅が広がっていくと思います。CAを経験したからこそ今の自分のベースがあるので、歩んできた仕事全てが繋がっていると感じています。今は自分が思っていなかった・望んでいなかった仕事だとしても、きっとそこからCAに繋がったり、CAを辞めてからの未来に繋がったり…。何より自分で経験したことに意味を持たせて次にステップアップしていく気持ちが大切です。CAさんの働き方が変わりつつある今、「CAを辞めてから」の部分についても少しずつお伝えしていきたいと思います。
19Oct
- CAのキャリアアップについて☆3年目以降について。
  前回のブログでは「入社後〜3年目くらいまで」のキャリアアップについてお話したので、今回は「3年目以降のキャリアアップ」についてお伝えしていこうと思います。入社後3年以上が経つ頃には、国内線・国際線どちらのフライトにも慣れてきて、JALが運航する7~8割の路線にはフライト経験があるようになってきていると思います。国内線では入社後すぐの新人さんも増えてきてコンパートメントのまとめ役のようなものを担当したり、また国際線ではエコノミークラス・ビジネスクラスのあらゆる路線・機材・担当コンパートメントを経験し、社内での資格を取って機内アナウンスやギャレーでの盛り付け担当も任されるようになります。この頃は国際線にフライトする度に先輩方に美味しいお店に連れて行ってもらったり、可愛いお店を見つけてついついお土産を買い過ぎてしまったり…ちょっとずつ余裕も生まれてくるので、CAになった醍醐味や魅力をより感じてモチベーションもアップする時期だと思います。こうしてCAの仕事のあらゆる魅力（お客さまとの接し方・気配り・広い視野・ゆとりあるサービス）を習得し、自分自身でも成長を感じてくるようになると、いよいよファーストクラスの訓練へと移行します。（＊だいたい入社3年目後半〜4年目前後のタイミング）ファーストクラスの訓練は、ひたすらサービス面の強化・グレードアップに尽きます。訓練期間としては約2週間ほどとそれほど長くないのですが、新たな英語表現や料理とお酒のバリエーションに調理方法（盛り付け）、さらにファーストクラスならではのサービス…と覚えることがたくさんあるので、かなり濃密な訓練期間となります。その後、ファーストクラスのOJTフライトを3回ほど終えると晴れて一人前のCAとして全てのクラスを担当することが出来るようになります。私の周りの同期を含め、やはりCAになったからにはファーストクラスまでは慣熟したい！という熱意を持った方が多かったので、同じタイミングで入社した同期の8割近くは辞めることなく（また結婚・出産でお休みに入ることもなく）、ファーストクラスの訓練を受け、一人前になるまでは継続してフライトをしていました。その後、入社7〜8年目以降になると、各コンパートメント（エコノミークラス、ビジネスクラスといったくくり）の責任者として担当するためリードキャビンアテンダントとしての昇格訓練があり、さらにその先には客室全体の責任者であるチーフキャビンアテンダントとしての昇格訓練へと進んでいきます。ざっくりとではありますが、入社してからのキャリアアップについてお伝えしてみました。私の個人的な感想ではありますが、入社してから国際線のフライトに慣れてくるまでは毎フライトが勉強・失敗の繰り返しで、人間関係や仕事のストレスに悩むことも多少ありました。先輩からの指導やアドバイスを受けても自分が思うように動けない歯痒さと、慣れない不規則な生活によってどうしても乱れてしまう睡眠時間や食生活についていけず、バランスを崩したことも…。けれども、国際線のフライトにも慣れファーストクラスを担当出来るようになる頃には、視野も広がり、先輩と後輩のちょうど中間な立場となるためあらゆる場面でのヘルプを求められることも多くなり、充実感とゆとりを持って毎フライトを楽しめるようになっていきます。自分はCAとしてどのように成長していきたいのか、またどのようなCAとなってキャリアアップを積み重ねていきたいのか、少しでも考える参考となれば嬉しいです。ぜひ一度、ご自身の性格・傾向と照らし合わせながらCAとしてのキャリアアップと活躍のイメージをしてみて、志望動機やモチベーションアップに役立ててみてください。
- CAのキャリアアップについて☆入社後〜3年目くらいまで。
  CAになってからどのようにキャリアアップしていくか、国内線・国際線への移行はどのように決まっているのかなど気になる方も多いと思います。このキャリアアップについては特に航空会社によって特色が異なるので、自分がどのようなスピード感が合っているのか大まかなイメージだけでも考えておくことは、入社してから「こんなはずではなかった！」とならないためにも大切になってきます。私自身はとにかく「CAになること」に夢中で、正直どのようにキャリアアップしていくのかまでは深く考えていなかったのですが、実際に入社してみて年数が経つにつれてJALのキャリアアップのやり方が自分には合っていたんだな、ということを段々と実感するようになりました。入社してからまずはCAとしての基礎を身に付けるため、約2ヶ月間の訓練期間があります。この2ヶ月間はひたすら勉強→テストの繰り返しです。安全について、そしてサービスについての大きく分けると2つのくくりを一からしっかりと学び、機内で実践出来るように身に付けます。特に安全についての勉強は、飛行機ごとに、そして担当するドアによっても緊急事態の避難経路や案内が異なるので、何通りものパターンを繰り返し練習して覚えていきます。通勤時間も、夜家に帰ってからも、ずっと安全についての知識を詰め込んで呪文のように様々な文言を唱えていたので、短期間でここまで勉強した時間はこの2ヶ月間だったと思います。大変ではありますが同期との絆が最も深まる2ヶ月間を終えると、ようやく国内線のOJTフライトとなります。OJTフライトではおおよそ10フライトほど、先輩にマンツーマンでついていただきながら実際にお客さまにサービスしていきます。一番最初のOJTフライトでは緊張して手が震えたことを今でも思い出します。その後はそれぞれグループに配属され、約1年弱は国内線フライトを続けます。その間も少しずつステップアップ出来たらチェック項目を埋めていく…といったワークのようなノートもあり、訓練で学んだことが実機で出来るようになるため、毎フライト新しいことに挑戦する日々が続きます。その後、国内線を慣熟したとみなされると国際線移行への訓練に入ります。この訓練では約1ヵ月間、国際線のルールやエコノミークラス・ビジネスクラスのサービスについてみっちり学びます。サービスを学ぶことが中心ではありますが、国際線となると乗務する機材（飛行機の種類）の幅も広がるため、もちろん安全についての知識もさらに増やしていきます。そして無事に訓練を終えると、国際線のOJTフライトが4~5回あり、晴れて国内線・国際線どちらの乗務も出来るようになるのです。このように、国内線でのフライトを積み重ね、CAとしての基本を学びながら徐々に国際線へと移行していく、というのが入社後〜3年目くらいまでの大まかな流れになります。この3年間は、常に新しいことを覚え→実践し→勉強を継続しているような時間となるため、CAとしての楽しさよりも大変さ・辛さを痛感する期間になるかもしれません。ですが、一気に階段を駆け上がるように覚えていくのではなく、順番に着実に実践出来るよう身に付けていくフォロー体勢があるので、同期と一緒に一歩ずつ学んでいく環境が整っています。周りと大体同じペースで着実にゆっくりと学んでいきたい方、競争するのが苦手な方は向いている環境だと思いますが、反対にどんどん自分の出来るペースで昇進したい方、自分の得意をもっと早いスピードで学んでいきたい方には少しのんびりに感じるかもしれません。自分の性格や新しいことを身に付けるときのペースなど、どのような環境が自分にとってベストなのかを考えることも、CAを続けていくためには必要なステップとなります。ぜひ一度じっくり考えてみましょう。次回は3年目以降のキャリアアップについてもお伝えしていきたいと思います。
14Oct
- 機内はハプニングだらけ？！CAに必要な「冷静な判断力」とは。
  日々、フライトを続けていると何もイレギュラーが起こらない「平和なフライト」というのは案外少なく、いつも何かしらのハプニングに遭遇しその都度対応する、というフライトが多いように感じていました。例えば実際に私が経験したケースでいうと…・飛んでいる飛行機に雷が落ちた。・機内でお客さまが呼吸停止になった。・離陸前、滑走路を走行中の飛行機からオイルが漏れてしまい、急遽引き返してフライトがキャンセルになった。・雪の影響でお客さまを乗せてのフライトが中止になり、乗務員だけでフライト（次の日の初便の飛行機がないため輸送フライト）した。・離陸直前にお客さまが胸の痛みを訴えパニック状態となり、急遽引き返した。・予測していないところで揺れが起こり、何かにつかまっていないと宙に身体が浮くほどの大きな揺れになった。などなど…こうして改めて文字にしてみると結構なハプニング・イレギュラーな経験があったのだなと思います。私だけではなく、ほぼ全員のCAが同じようなハプニングに遭遇し→その都度臨機応変に対応する、というプロセスを何度も積み重ねて「冷静な判断力」をどんどん身に付けていきます。お客さまが目の前に常にいらっしゃる環境のなか「冷静な判断力」をしっかり持って行動する、ということはCAに求められている資質の非常に大切なポイントになってきます。「冷静な判断力」はすぐに身につけられるものではないですし、実際にCAになってフライトを積み重ねていくなかで段々と出来るようになるものです。けれどもこうした資質があるかどうかは、普段の生活からどのような状況のときでも必要以上に慌てず、冷静な目を持って周りを見渡せるように意識することでその差に大きな違いが出てきます。ぜひ毎日の生活でのちょっとしたハプニング・イレギュラーに遭遇したときには、「CAになった自分ならばどのような行動をするか」という視点を持って「冷静な判断力」を意識して過ごすように心がけてみましょう。
13Oct
- JAL CAを一言で表すことば「謙虚」について。
  JALのCAになってから自分の会社、そして他の航空会社との違いをどんどん知っていくにつれてJAL CAに求められていること、そしてJAL CAが大切にしていることは一言で表すのなら「謙虚」ということばがぴったりだと思うようになりました。実際、社内でのブリーフィング・デブリーフイング（フライト前後の打合せ）や、JALフィロソフィーを学ぶ時間においても「謙虚」ということばに接する機会は多く、とても大事にしている考え方のひとつだと感じました。「謙虚」でいるというのは、実際の行動に落とし込んで考えてみると実践するのは難しいものです。つい自分を優先して考えてしまう気持ちをぐっとこらえて、相手にとって何がベストなのかを考え行動する相手への思いやりが必要です。フライトを重ねていくにつれて、この謙虚さが少しでも欠けてしまったときにトラブルやクレームに繋がってしまうケースが多いことを実感しました。自分の作業の手間や効率さを優先したあまり、例えばメモを取ることを怠ってしまいお客さまからのリクエストを失念してしまったり。早くサービスを終わらせないと！と焦るあまり、少しぬるいかも？と思いながらもコーヒーを出してしまいお客さまから「熱いコーヒーをお願い」とお叱りの言葉を受けてしまったり。きっとCAならば一度はあるエピソードなのではないかと思います。自分の「こうしたい」という気持ちよりも、相手が「どうしたいのか」を常に先に考えて、そのためにはどう行動するのがベストなのか、ずっと考え続けていくことがCAの仕事のやりがいでもあり難しいところなのだと思います。「謙虚」というキーワードをもとに、自分はどのようなCAになりたいのか・どのようなサービスをしたいのか、ぜひ考えてみることをオススメします。
06Oct
- 面接のチェックポイント「素直さ」とは？
  私が入社後、先輩からご指導いただいたりアドバイスをもらうなかで、特に新人に必要だと感じたことは「素直さ」があるかどうかという点でした。この「素直さ」というのは、例え既卒採用であろうと当てはまるもので、実際に多くの先輩方が「素直さがあるかないかは接してみればすぐに分かること。そして素直さがある人は吸収力が違うから成長するスピードも速い。」と話していたことを思い出します。私がいたJALは、とりわけこの「素直さ」を面接の際にもポイントとしていたように感じます。「JALらしさ」を表現できるCA＝JALのCA という考え方があるので、例え既卒入社であっても一から素直に学び吸収しようとする気持ちがあるかどうか、既卒だからこそ少し背伸びし過ぎていないかどうか、そのあたりは面接でもしっかりチェックされていると思います。例えば既卒受験ならば、「今の職場の先輩に指導されたことはありますか？それはどのようなことですか？」という質問があったとします。そこでポイントとなるのは「先輩からのアドバイスをどう受取り、次に活かしてどのような行動をしたか」というところが大切なのです。どのような職場でもまずは「素直さ」を大切に、教えていただける環境に感謝しながら仕事を覚えていくことが必要です。既卒受験に向けて、今は異なる仕事だとしてもまずは「素直さ」=自分らしさ、と言えるくらいまで自分に染み込ませて行動出来るように意識していきましょう。
05Oct
- CAはなぜグルメが多いの？機内食の秘密について。
  CAになると「食に対する興味」が自然と湧いてきます。それはお客さまに提供する機内食にたくさんのこだわりと工夫が詰まっている、ということがひとつの理由に当てはまると思います。多くのエアラインでは、機内食を様々な料亭・レストランの一流シェフに監修をお願いして、より美味しく、そしてワクワクする時間を提供出来るように努力を重ねています。サービスするCAはその工夫やこだわり、シェフが込めた想いをきちんと理解し、お客さまに伝えることが大切です。例えば機内での盛り付けの仕方や、料理のポイント(香り、食感、彩りなどのこだわり)、お出しするタイミングまで細かく決められていることもあり、CAは各々が事前に勉強をしてスムーズにサービス出来るようにしています。メニューは路線やクラス(ビジネスクラス、ファーストクラス)、また季節によってももちろん異なるので、何通りもの盛り付けパターンをその都度覚える必要があり、準備がとても大切です。こうして様々なこだわりの機内食を提供していくうちに、お客さまにどう表現すれば美味しさが伝わるのか考えたり、実際に機内食を監修しているシェフのレストランを訪ねてみたり、ワインとのマリアージュを勉強してみたり…自然と「もっと知りたい・もっと伝えたい」という想いが高まって食に詳しくなるケースがとても多い＝グルメな方が多くなるのです。食は毎日関わるものなので詳しくなればなるほど日々の生活が豊かになり、心穏やかに過ごすことやいざというときに頑張れるエネルギーにもなってくれます。ぜひ一つひとつの食事を大切に、料理の彩りや盛り付け方、お皿の選び方や温度、お酒との相性、出すタイミングなど少し細かな部分にも注目してみて、その奥深さを感じるよう意識して過ごしてみましょう。
03Oct
- CAには決まった連休はないの？ CAのホリデーについて☆
  CAには夏休みや年末年始の休みのような決まっている「お休み期間」がありません。なぜなら365日飛行機は休みなく飛んでいますし、むしろまとまった連休には多くの方が移動をするのである意味「稼ぎ時」でもあります。普段、飛行機にあまり乗らないお客さまも増えるためサービスに時間を要したり、何かとトラブルの起こりやすい時期でもあります。例えば年末年始のフライトについて。私は約5年半のCA生活のなかで、日本で年末年始を過ごせたのはたったの1度だけ。その他の年は海外で、またある年には飛行機のなかで年越しを迎えたこともありました。ボーディングの際にお客さまへ「Happy New Year！」とご挨拶したり、時差の関係で年越しを2回迎えたような気持ちになるのは、なかなか出来ない経験だったのでとても新鮮で楽しかったことを思い出します。けれども同時に、今までは年越しに強い思い入れやこだわりはないつもりでいましたが、いざ周りの家族や友達が年末年始の「お休み期間」に突入すると、自分だけ「仕事モード」でいなくてはならないのが想像以上に寂しかった…というのも正直な気持ちです。逆に言えば多くの人が仕事のとき、例えば平日のお買い物や美容院などはどこも空いているのでゆったりと贅沢な気持ちで満喫出来ます。もちろん、事前に申請をすればどのタイミングでも連休は取れるので、年末年始や夏休み・冬休みなどにまとまったお休みを取得することは可能です。（＊ですが、それも全員が一気に休みを申請をして休んでしまうと当然飛行機を飛ばせなくなってしまうので、そのあたりは調整が必要になり希望が必ず通るとは限らないのです。）CAの仕事は不規則ゆえに、仕事を続けるにあたって周りの人と休みが重ならないという現実的に起こるシチュエーションを想定しておくことも必要です。CAの働き方についても「実際そのあたりどうなの？」という不安なところ・デメリットなどについてもお伝えして行けたらと思います。
01Oct
- CAは「声」まで美人！機内アナウンスについて。
  飛行機といえば「機内アナウンス」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。「機内アナウンス」はお客さまに到着時間やサービス内容などをお伝えするだけでなく、突然の揺れや何かイレギュラーが発生したときに、的確に素早く情報をお客さまに伝える大切な役割があります。この「機内アナウンス」ですが、（＊会社によって様々だと思いますが）実は誰でもすぐに担当出来るわけではなく、社内のグレード資格を取らないとアサイン出来ない、というルールがありました。自分の声が周りにどのような印象を与えているのか、その声色やボリューム、スピード、発音、抑揚などあらゆるチェック項目をクリアし、「機内アナウンス」をするに相応しい状態になるまで練習を続ける必要があるのです。「機内アナウンス」は表情が見えないだけに、その「声」だけで人となりや気持ちを伝えることになります。早口になり過ぎてしまえば、お客さまには何を言っているのか聞こえないかもしれないですし、焦っている印象を与えてしまいます。機内はエンジンの音が常にする空間なのである程度の声のボリュームは必要ですが、あまり大きくなり過ぎると耳障りな印象を与えてしまい、お休みの方は突然のアナウンスに驚いてしまうかもしれません。私は「機内アナウンス」の練習をして初めて、自分の声の特徴や癖、周りに与える印象などを認識するようになりました。そして「声」もまた、自分らしさや人となりを構成する大切な一部なのだと感じたのです。自分が思っている以上に相手に与える印象が大きい「声」。「声」にも表情があるということをぜひ今から意識して、ひとつ一つの言葉を大切に伝えるよう心がけていきましょう。
30Sep
- CAに大切な「なんとかする」という心構え。
  CAの仕事を続けるなかで私自身が大切にしていたことのひとつに「なんとかする」というモットーがありました。機内は限られたスペース、限られた搭載アイテムしかない空間のため、サービス出来ることにもどうしても限度があります。そうしたなかでも出来るだけお客さまのリクエストに応えられるよう、常に「なんとかする」精神を持ち続けることが大切です。そして、限られているのはスペースや搭載アイテムの他に、「時間」も加わってきます。離陸してから着陸するまでのフライトタイムはほぼ決まっている上、揺れの状況によっては早めにベルトサインが点灯するため常に余裕を持ってサービスを計画し、どんどん前倒しに業務を進めていく必要があるのです。また、どんなに余裕を持ってサービスを計画していても、なかなかその通りに進むケースばかりではありません。・お客さまがコーヒーをこぼしてしまった。・入国書類を配るのを忘れていた。・免税品が思った以上に人気で、販売に時間がかかった。・ギャレー（キッチン）の片付けが思うように進まなかった。などなど…サービスは生ものなので、前回のフライトで出来たことが今回も同じように出来るとは限らないのです。イレギュラーが起こることがある意味普通の環境なので、何が起きても「なんとかする」という気持ちを持ってサービスする、その心構えが何より大切なのです。普段の生活のなかでも、そしてCA以外の仕事でももちろん、この「なんとかする」というモットーは役立ちます。私自身、この「なんとかする」精神を大事にしたいと思うようになったのは、CAになる前の秘書の仕事をしていた際、尊敬する先輩が大切にしていた考え方だったからでした。その先輩秘書の方は、会長さんがどんな無理を言っても、直前で気が変わってすでに決まっていた予定をキャンセルしたときも、嫌な顔ひとつせず「なんとかしよう！」と前向きに出来ることを探していた姿がとても印象的でした。そして当然、その前向きな姿勢は周りの人にも伝わり、彼女がいれば大丈夫、と皆が気持ちよく仕事が出来る空気が自然とつくられていったのです。「なんとかする」という心構えは、どのような場面・仕事においてもきっと大切な軸となる考え方のひとつだと思います。この心構えがあるかどうかはCA受験の際にもきっと面接官が知りたいことのひとつに当てはまります。ぜひ普段の生活から「なんとかする」という気持ちを意識して、前向きな姿勢をいつでも心がけて過ごすようにしましょう。
29Sep
- CAに求められる「NOを言わない」という選択肢。
  航空会社には様々なカラーがありますが、日系（特にJAL）のサービスでは、「NOを言わない」という点を大切にしていると感じる場面が多くありました。通常とは異なるサービスをリクエストされたときや、ちょっと無理なお願いについてお客さまから質問されたとき、最初から「出来ません」と断るのではなく、「代替案を考える」という選択肢をまずは持ってくる、ということを大切にしているのです。YESとNOの境目をはっきりさせるのではなく、少しでも出来ることがないか、何か代わりの方法でお客さまを喜ばせることが出来ないか、そうした観点からサービスを組み立てていくのは日系ならではの特徴のひとつでもあり、それはごく自然と多くの日本人が求めている質の高いサービスに繋がるからでもあるのです。＊ただ、CAの仕事の大きなひとつ「保安要員」としての役割が求められたときは、躊躇なく「NO」と伝えなければなりません。→ここの差が曖昧になってしまうと、飛行機を安全に目的地まで運ぶ、という最も大切な任務が出来なくなってしまうのでそのあたりの違いは業務を通して学んでいきます。私はこの「NOを言わない」という考え方には、賛成の気持ちと反対の気持ちがちょうど半分半分、といった思いが正直なところでした。賛成の気持ちとしては、一見出来ないと思われることのなかにも探してみれば別の方法が見つかる、というケースは実は多く、お客さまにご提案するとこちらが思っていたより喜んでくださることがたくさんあったからでした。つまり、別の方法を探す努力をしない＝すぐにNOと伝えるという図式が当てはまるケースもあるため、最初から「NOを言わない」という考え方は大切だと思うのです。その反面、反対の気持ちとしては、出来ることと出来ないことの差が曖昧になってしまい、人によって対応が違ったり、不公平感が生まれやすい状況になってしまうという理由がありました。以前はOKだったのに、今回はダメと言われてしまった…あの人はOKなのに、なぜ自分はダメなんだろう…そうした不満に繋がる思いが出てきてしまったり、少数ではありますがお客さまによってはワガママな態度に繋がってしまったり、、、機内というバックグラウンドの異なる多くのお客さまが集まる空間だからこそ、その考え方・感じ方・受取り方は本当に人それぞれなのです。そのなかでいかに「NOを言わない」という考え方を基本に、どれだけ柔軟に対応出来るのか、またここからはさすがにNOとする線引きをどこでつけるのか、そのあたりのバランス力がCAに求められているのです。日常生活に当てはめてみても、様々な場面で「NO」の選択肢を選んだ方が面倒ではなく、楽なのでつい逃げてしまいがちですが、ここで「別の選択肢を考えてみる」という一歩が出来るかどうかが大きな分かれ道になっているのだと思います。少しでもプラスの可能性のある方へと物事を考えられる人はやはりその分だけポジティブな出来事に繋がり、エネルギーに溢れて周りの人まで明るくするオーラに包まれた人が多いのです。ぜひ、普段の生活からすぐに「NOを言わない」という点を意識して過ごし、別の選択肢を考える癖をつけるように頑張っていきましょう。
28Sep
- CAの食生活とは？体型コントロールの秘訣とは？
  今日はCAの食生活について。CAはとても不規則な生活で、文字通り朝早くから深夜までフライトする時間はバラバラです。そしてそれに伴い、食事をする時間が休みの日以外はほぼ毎日違います。特に国際線をフライトするようになるとその不規則さに最初は慣れず、お腹が空いたのかどうか、いつ食べればいいのか、自分でもよく分からない時期がありました。フライト中は基本的には機内食をいただきます。お客さまにサービスした後に、乗務員が交代しながら長くても10~15分くらいでパパッと食べる、というのがお決まりです。ただ機内食のメニューは、味覚が鈍感になる機内でも美味しく感じるよう味付けは濃いめにしっかりされているので、毎回食べ続けていたらカロリーも塩分も摂り過ぎてしまう…という点も少し心配です。そのためCAによっては、おにぎりなどちょっとしたお弁当を持参して機内食の代わりに食べている方もいました。また海外に到着してからは現地の時間に合わせて行動する方と、なるべく日本時間に合わせて行動する方に分かれます。CAの滞在時間は長くても2泊のパターンが多いので、時差ボケ解消前に帰国してしまうケースが多く、食事や睡眠のタイミングを自分でコントロールする必要があるのです。私自身も今振り返るともう少し食生活に気をつけていた方が良かったな…と反省する点が多々あります。・フライト前の食事は自炊が面倒で、コンビニのおにぎりやおかずで済ましてしまったこと。・機内食だけに頼るのではなく、お弁当などを持参してカロリーや塩分量の調整をすべきだったこと。食事を取る時間が不規則な点はどうにも変えられない部分なので、その他で自分が出来ることを積極的に取り入れてもう少し身体に気を使うべきだったと思います。また、CAになってから食生活のパターンを考える機会が増え、何を食べると太りやすい、いつ食べると疲れやすい、など自分なりの傾向が少しずつ分かるようになっていきました。いくら食べても太らない…という体質の方もなかにはいますが、多くの方は食べるときと食べないときのバランスや調整をきちんと行っているので、体型コントロールが出来ているのです。CAの制服を美しく着こなすことも大切ですが、何よりそうした自己管理が出来ているかどうか、という点も面接の際には問われているのだと思います。だからこそ、自分の食生活を今から見つめ直し、体重の増減があまりないよう自分でコントロール出来るようになりましょう。きっとCAになってからも、その土地ならではの美味しいものを満喫しつつ、体型コントロールの出来るCAになれると思います。
26Sep
- CAの仕事で大切なのは効率×丁寧のバランス力
  CAの仕事の特徴の一つに、「常に時間との勝負」というポイントがあるかと思います。飛行機が離陸してシートベルトサインがOFFになってから、着陸前に再度シートベルトサインがONになるまで。どのフライトもその時間内にサービスを完了させなければならないので、その日の揺れの状況などを考えながらフライトタイムを計算し、さらには逆算をしていつまでにどのサービスを終えて…といつも時計を気にしながら仕事をする必要があるのです。そこで大切になってくるのが、効率×丁寧のバランス力です。時間内にサービスを終えなければいけないので、いかに効率良く無駄なく仕事を進められるか、という点はとっても大事です。けれども効率の良さを重視するあまり、サービスに心がこもっていなかったり、流れ作業になってしまうと、お客さまに満足いただけるサービスを提供出来ません。＊そして効率だけを重視したサービスの仕方は、お客さまに心がこもっていないことが必ず伝わってしまいます。つまり「効率×丁寧」のバランス力が求められるのです。私自身、フライト1~2年目の頃は「丁寧さ」を重視するあまり「効率さ」がなかなか身に付かず、テキパキ無駄なく動けるCAを見ると「凄いなぁ…私も同じように動けるようにならないと！」と焦っていたことを思い出します。そして「効率さ」を身に付けるため、フライト前にまず飛行機に乗ったらこれを準備して…と段取りをシュミレーションしたり、必要なものを一旦全て紙に書き出して、それぞれの収納場所からどうピックアップすれば無駄のない動線になるか考えたり、、、毎回のフライトで本当に少しずつ一歩ずつ「効率さ」を身に付けていき、段々と「効率×丁寧」のバランスが取れてきたように思います。大切なのは自分が「効率」と「丁寧」のどちらが得意でどちらが苦手なのかを把握し、得意な方は強みとして伸ばしつつ、苦手な方は少しずつ改善するよう努力していく、ということだと思います。そのためにもまずは自分がどちらが得意なタイプなのか、自分自身をよく知ることが大切です。自分のタイプを知るのが難しい方は、周りの家族や友達を観察してみると分かりやすいかもしれません。自分以外の人となると、「〇〇ちゃんは何でも卒なくこなせちゃうタイプだなぁ…」とか、「〇〇ちゃんはおっとり穏やかな雰囲気だし、メールの返信も時間がかかってもいつも丁寧に返してくれるなぁ…」といったように案外「効率」「丁寧」どちらが得意なタイプなのかすんなり分かってくると思います。自分のタイプを把握し「効率×丁寧」のバランス力を普段の生活から意識してみると、自分の得意・苦手が分かったり、どんなCAになりたいか？という問いに対する答えにも繋がるヒントがたくさんあります。ぜひ「効率×丁寧」のバランス力について自分のタイプを意識するところから始めてみましょう。
24Sep
- CAになってからも必要な「行動力」とは？
  CAになるには「自分で動く＝行動力」が何より大切！と昨日お伝えしましたが、この「行動力」はCAになってからもとても大切な要素のひとつとなります。私がまだ新人だった頃、先輩方によくアドバイスを頂いたことのひとつに「もう一歩踏み込んだサービスをする」というものがありました。例えば笑顔ひとつにしても、自分ではちょっとやり過ぎかな？と思うくらい口角を上げないと、お客さまからは笑っているようには見えないもの。ただでさえ暗い機内のなかでは表情も見えづらく、少しオーバーなくらいの笑顔がないとムスっとして見えてしまうこともあるのです。＊CAのメイクが華やかなピンクやブルー、パープルのアイシャドウに、赤〜ピンクの発色の良いリップを着けているのは、機内が暗く表情までマイナスに見えてしまいがちな環境でも少しでも明るい表情に見えるよう実は工夫しているのです。また他には「お客さまへのお声がけをもう一言プラスする」ということも意識してサービスしていました。例えばコートやジャケットをお預かりする際、ただお客様から受け取るのではなく、ポケットのなかに貴重品や携帯電話がないかどうかこちらからお声がけをしたり、一緒にマフラーやストールなどクロークに入れておくものがないか伺ったり、ちょっとしたことですが「もう一言プラスする」ことでお客さまの受け取る印象やトラブルを防ぐことにも繋がるのです。そのためにはお客さまの様子をよく観察し、どのようなお声がけが必要なのか想像した上で、何かアクションを起こすこと＝「行動力」が大切となります。CAになってからも必要な「自分で動く＝行動力」今のうちから意識することで「観察力」や「想像力」を磨くことにも繋がるので、ぜひ日常の些細なことでも動く・何かアクションを起こすということをぜひ心がけてみてください。
- CAになるには「自分から動く＝行動力」が何より大切！
  CAになるために、そしてなってからも最も大切なこと、それは「自分から動く＝行動力」だと思います。CAになるという目標だけでなく様々なシチュエーションにおいても当てはまることだと思いますが、自分がやりたいこと・手に入れたいもののためにどれだけ動くことが出来たか、諦めずに行動する自分になれたのか、そこが夢を叶える人とそうでない人との差になっているのだと思います。私自身に当てはめて考えてみても…・中学受験→どうしても通いたい学校を見つけ必死で勉強し合格！・大学受験→行きたい大学がいまいち見つからず…そして頑張りが足らず何となく自分の行けそうなところで選んでしまう。・新卒時の就職活動→CAになる覚悟も出来ず、JALの採用もなかったためとりあえず自分の出来そうな仕事に就職する。・既卒時の転職活動→やっぱりCAになりたい!と覚悟を決め、CAスクールを探したり自分と向き合う作業を積み重ね、内定！・結婚→結婚したい気持ちに素直になって積極的に動くようになったところ、トントン拍子に結婚！…といったように「自分から動く＝行動力」がどれだけあったのか、そしてそれと比例する「思いの強さ」がどれだけあったのか、その差が結果にも反映されているように思えるのです。また、これは私自身に当てはまることで全員ではないかもしれませんが…「自分から動き出す→周りの物事が良い方向に一気に動き出す」という法則？のような流れがあって、自分自身がどんな場面でも「やるぞ！」と本当の覚悟を決め動き出した途端、それまでいくら願っても不満を重ねてもビクともしなかった状況が気付いたらすんなり良い方向に向かって動き出し、あっさり願いが叶ってしまった、、、ということがあるのです。「自分から動く＝行動力」はどんなに小さなステップでもいいのです。・CAスクールを調べて体験レッスンに参加してみる。・空港に足を運んで時刻表をチェックしたり、話せそうなタイミングがあればスタッフに声をかけてみる。・CAになりたいという夢を家族や友達に話してみる。・CA受験の情報を本やインターネットで調べ、すぐに出来そうなこと（英語の勉強・自己分析など）から始めてみる。・（今は状況的に難しいと思いますが、飛行機に乗る機会をあえてつくって実際のCAの仕事の様子を観察してみる。）…などなど、小さな行動を起こしてみることで「あれもやりたい」「これも調べてみたい」というようにさらに次の行動へと繋がる思いが生まれ、「自分から動く→夢が叶う」という道のりがきっと開けてくると思います。「自分から動く＝行動力」を大切に、毎日動ける自分でいるように心がけていきましょう。
22Sep
- CA受験のポイントは「自分を知る作業」の積み重ね。
  CA受験において私が何よりも大切かつ難しいと感じたことは、「自分を知る作業」でした。「自分を知る」ということは、自分の考え方や思いをより深堀りし、自分の言葉で伝えられるようにする、ということです。面接では、・なぜJALを志望するのか。・JALに入社して挑戦したいことは何か。・今までで最も力を注いできたことは？その理由は？・最近感動したことは？・先輩から注意や指摘をされたことはあるか？・理想のCA像は？・あなたは友達にどんな人と言われますか？などなど…自分に関わる質問をありとあらゆる角度から問われます。こうした質問に対応するには、日頃から「自分を知る作業」を積み重ね、どのような出来事に心が動くのか＝今の自分またどのような人柄になりたいのか＝理想の自分現在と未来のどちらの視点も踏まえて私自身を見つめて向き合う作業が必要となるのです。私の場合はJALの既卒募集がかかる2~3ヶ月ほど前からこうした「自分を知る作業」をスタートしたので、「ここまでやったなら大丈夫。」と思えるような準備をもっとしたかったのが受験前の正直な気持ちでした。＊特に既卒受験の場合はいつ募集がスタートされるか予測がつかないところがあるので、まだ大丈夫〜とのんびりしていたり、私のように「CAになるぞ!」という覚悟を決めるのに時間がかかってしまうと、準備する時間が十分に取れないまま受験、ということになりかねないのです。では、どうすれば「ここまでやったら大丈夫。」と思えるような準備が出来るのか。それはノートに日頃から感じたことをどんどん書いておく、という作業をオススメします。毎日の生活を送るなかで私たちは様々な感情に出会います。嬉しいな♪なんかイライラするな…疲れたな。。。すごくワクワクするな！ホッとするな〜羨ましいなぁ。悲しいな、、、もっと頑張りたいな☆などなど…たった1日のなかでも意識してみると上に書いたような感情全てを感じることもあると思うのです。ただ忙しい時間を過ごすなか、その一つひとつに向き合って感情を味わう、ということはなかなか難しい＆面倒なので、普通はそこまで自分の感情に向き合うことはないと思います。けれどもいざCA受験の際にたくさん飛んでくる質問はそのほぼ全てが「あなたはどう感じたか・あなたはどうしたいのか＝自分自身の心の動きや感情」に関連することばかりなので、急に言われると戸惑い答えられなくなってしまうのです。だからこそ準備をしておくことが大切です。そして日頃から自分が感じたことをノートに書いておこう！と意識すると、周りで起きている様々な出来事に自然と関心を持つようになります。自分はどういったことに感動するのか、なぜそう思ったのか、自分だったらどうするだろうか…身近な出来事に注意深く接し、自分の感情を意識して味わうことを続けてみると、面接でよく聞かれる代表的な質問への答え方もきっと変化していくと思います。・自己紹介を含めた自己PRをしてください。・これからの航空業界に必要なことは何だと思いますか？・友人が悩んでいるとき、あなたはどうしますか？・仕事でストレスを感じたり、失敗した時にはあなたはどのように発散していますか？・最近嬉しかったことと悲しかったことは？・好きな言葉は何ですか？上記のような航空業界だけに当てはまらない、様々な企業の面接の場面でもきっと応用出来る＝あなただけの答え方、が出来るようになっていくと思います。時間をかけて少しずつでも「自分を知る作業」を積み重ねていくと、どのような質問に答えるときも「私はこう思う！」という気持ちに迷いがなく自然と自信がついてきます。ぜひ今日から「自分を知る作業」をスタートし、本番を迎える時には「ここまでやったから大丈夫。」と思えるような準備をしていきましょう。

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