一番の目的はサイズアップに対応出来るか?現在使用中のバック社の2C(25年物)から1C相当への変更。
理由はオーダーするマウスピースのラインナップを現地で吹き比べた時に明らかに大きなサイズのサウンドの方が自分のテイストでありコントロールも思ったより楽だった事。
この10年程の間では同じバック社でサイズアップを試そうとは思わなった。(理由は敢えて書かない)30年程の間の数回、これだったらサイズアップした方が良いか?と思える出会いは有ったのだけど迷うのが嫌で思い切らなかった。
これにも理由が有って、学生時代にお気に入りを駄目にしてから随分と迷い沢山の時間を費やした時期が有る。その時間は勿体無いと思ったし体力もお金も勿体無いと思ってた。バロックのマウスピースを決める時も時間がかかった経験も有る。
今回、オーダーする事に決めたのは数年前にある事情で現地に招いて頂き、たまたま運が重なって数度訪れて、滞在中は毎日その作業を目にして、シリーズも全て試させてもらって居て、今のマウスピースから移行する時はオーダーをすると決めて居たから。実際、現在のマウスピースはシャンクも削れてしまい限界に近い。たまに、カツンとマウスパイプに当たり正確な楽器のジャッジが出来ないことも有り困り始めていた。
ただ、この数年はバロック楽器への投資が多くて資金難。。
実はバロックマウスピースの放出もこの為で、納得いくものをマイスターと相談して選び製作してもらい長く使う事を考えて居た。
バロックマウスピースの嫁ぎ先が決まり、タイミング的になんとか行けそうだったのでオーダー。
新しいオプションの事も有るし、サイズの事もあり数日の約束でお借りした。
メーカーが違うので大きさについては純粋には比べられないが、大きい方が全てにおいて楽だという結論に達した。音域も耐久力も。もちろん、低音域、操作性は楽だし、自分の欠点だと思っていた事が実はカップの大きさの窮屈さから来てることも発見した。
コントロールに若干の修正が必要だが世界が遥かに広がる事は確か。
そして、実はマウスピースのバランスやサウンド、操作性の良さがその移行を物凄く助けてくれている。この点は目の前で製作過程を見てるし、様々なタイプを試させてもらって居るのでもう判っていたのだが、数日でも音出しからばて切るまで様々なフレーズを試す事で再認識。
オプションの素晴らしさも確認出来て確信を持ってオーダー。このオプションが実は自分にとっては一番必欲しい音の要素を引き出すものかも知れない。(ほかも当然の事ながら素晴らしいしオプション前の状態が良くないと全く生きないと思う)
モデルタイプは僕の癖や個性を知ってるマイスターからの提案のモデル。吹いた瞬間からその通りですって音だった。(笑)オーダー時にサイズもを迷って居た時も、以前の吹き比べを聴いているマイスターからは大きい方の一択の提案だった。それでも、当てた時の大きさの違いははっきりするので、音の結果が良くてもサイズは最後まで悩んだ。しかし、この違和感も風邪が良くなって来た昨日には殆ど違和感無くなってしまった。
今朝送り返したのだが、既に喪失感が有り(笑)製品が到着するまでどうしてやろうか?
2Cも好きなんだけどね。
さて、映像はどちらが?笑