5日の朝、チューリッヒから帰国しました。
ドイツに居た筈では?
1月2日から3泊チューリッヒに滞在してました。
前回の続きから。
一日OFFの後ワイマールへ戻り27日の朝は5時半に車でワイマールを出発。
600km弱を12時迄に移動します。
WOの1,3,6 なかなか良いプログラムです(笑)
今回はあまりにも移動が長かったので一番パートを若いドイツ人と二人で 1,3 と 6 に分けました。
厄介な方の 6 を選択。
残念ながら会場が多目的ホールだったので教会の様な響きは得られませんでしたが、ゲネ本でもなんとかなる様になった(笑)
彼方の方達は毎年何回も演って居るので余裕?この二年だけでも日本でこの曲を演った回数を遥かに超えました。
こういう経験は本当に大切。
渡航をする様になり無駄な緊張をしなくなった気がします。教会という響きの中で音楽をする雰囲気を覚えたことも有るし、見知らぬ言葉も通じない、自分より経験の豊かな演奏家とたった一回かその日のうちにリハーサルとコンサートをする事で集中力も高くなったかも知れない。開き直ると言うか、自分の身の丈以上の事はしない、願わない、欲を出さない。(欲が出無い)
その日は日本的に言えばホームステイをして翌日はズィルト島へ。
そのホストファミリーがとても素敵でした
。ラッパを趣味で吹く兄妹と先生をしてる面白いお父さん、明るいお母さん。翌朝に一緒に泊まったもう一人のラッパ吹きと御礼の意味も込めてナチュラル、バロックトランペットの話をしたら、別れ際に四人でコーラスをプレゼントしてくれました。
ズィルト島は鉄道でしか渡れ無い島です。車は置いて行く。40分ほどかけて。
このコンサートで最後。
唯一のモダン楽器。
このためにD管を持って行き、コルノダカッチャを借りて。
これもゲネ本。
二日続けてゲネ本、メンバー隣のラッパ以外は総入れ替え、パートも入れ換えなんて事は経験は無いです…。
個人的にはやっぱり古楽器オケでやる方が好きだと感じました。合唱の声も違って来る。誤解を招かない様にモダンオケのメンバーが物凄く上手かった事を書き加えておきます。あくまでもテイストの問題。
ある人が言った、言葉を話す様に、と、絵を描く様に、の違いの様な物を少し感じ取りました。数ある中で二日続けたからこそかも知れません。
本番後は鉄道と車を乗り継いで8時間かけて2時半にライプツィヒに到着。。
翌朝は友の子と3時間ほど二人っきり。
まだ、一歳と三ヶ月。
着替えさせ、オムツも換え、ご飯も食べさせて(笑)全く泣かず。楽しい3時間でした~
その後、日本人マイスターのNさんの工房に寄ってからワイマールへ移動。
翌日はオーケストラのリハを聴かせてもらい、日本人奏者と友と3人で昼食。
31日はケルンの韓国出身の友の家へ。
本当はインマーさんのコンサートに行くつもりでしたが、途中でドイツ鉄道が一時間強トンネル内でシステムダウン。電気ももちろん消えて、係員もいつ動くか判ら無い… こういう時のアナウンスはドイツ語だけになるので英語で確認しなくてはいけないし…
返金の用紙が配られて何事も無かった様に終了。電車が時刻通りなのは日本の凄いところです。
ケルンの駅で友と会いコンサートの話を聞くとどうもケルンから鉄道で二時間… メゲマシタ。
ごめんなさいをして、おとなしくケルンに留まる事に。
翌日、元旦は以前にさっと訪れた大聖堂の中をゆっくりと観光して来ました。
やっぱりでかい。
何回も観て分かって居ても大きい。
観光の後は友と楽器を吹き、韓国の方達の新年の食事に招待されました。
ソウルでも感じたのですが、彼等のもてなしは肩肘張らず自然でとっても温かい。
そして2日。
やはり朝は6時過ぎに友の家を後にして今度はスイスのバーゼルへ楽器の調整に迎いました。
駅でドイツで知り合った友が車で拾ってくれて二人でエッガーの工房へ。
楽器の調整の他に、幾つかのマウスピース、楽器を試しさせてもらいました。楽器の調整は少しのことなのですが、送ってやり取りをすると、送料や税金が何万となりバカになりません… また、この先必要になる物が出た時へのために色々な楽器とパーツのことを感覚で知りたかった。そして、オリジナルやオリジナルに近いナチュラルトランペットを幾つかの吹かせてもらう事で今の自分の力の確認もしたかった目的も有りました。
目的は翌日のアンサンブルを含めて達成。
今回は何も購入しませんでした。友は自分へのクリスマスプレゼントだとベルを買いましたが… (笑)
お店で二人の日本人の知り合いと落ち合いそのままバーゼルで呑み、一方のお家を目指しチューリッヒへ。
この日から二泊お世話になりました。
夜遅くまで語り合い、翌日は朝はゆっくりとして夕方から日本人四人でナチュラル、バロックラッパの会を少し離れた町で行いました。アンサンブル、楽しかった!
夜はパーティーとすっかりお世話になってしまいました 汗 Kさん、本当にありがとうございました。
そして、この日も夜遅くまで。
翌朝は少しチューリッヒを散歩。
昼を一緒に頂き彼はイタリアに仕事に向かい、僕はホテルへ。
午後も街中を散策。
マインツで観たシャガールが此処の教会には四色全部揃って居ました~個人的には青一色で圧倒されたマインツの方が印象的。
残念ながら写真は禁止。
他にもチューリッヒ湖や、街中を当ても無く散策。諦めていた奥様からのリクエストのお土産も見つけました~ただ、スイスは物価が日本の2.5倍ほどで… 泣
ホテルはスイスでは安価な方ですが、必要十分でした。気に入ったかも。笑
翌朝、トラム、スイス鉄道を乗り継いでチューリッヒ空港へ。
ヘルシンキ経由で帰国。
今回もとても中身の詰まった旅でした。
で、今は時差ボケ対策に失敗して真っ最中 & 余りにも中身が濃くて頭の回転や身体も動きがとても重い。
ゆっくりと元のペース、今回の経験をプラスしてそれ以上へ戻して行こうと思います。