吹き心地が良い様にとアドバイスする事が少なく無いのだけど、もしその人が手応えのしっかりとした感じ~力が入って居て、吹いてる!って快感を優先させて居たらそれは実は力の入れ過ぎかも知れ無い。
(実際少なく無い様に思う)
楽器にマウスピースを付けて身体、アンブシュアの準備が出来て居たら唇の振動は自然に起こる。
準備は、これから出す音をくっきりとイメージ~自らが吹いてるイメージを持って、ゆっくりと深く、そしてストレス無く吐ける息を吸い、マウスピースを自らの唇にちゃんと乗せる。
その音が歌えてれば唇はいとも簡単に振動して楽器の中に流れる息は呆気なくそのまま音になり、その音は空間に浮かぶ。
吹き心地に踏ん張ってる様な手応えはデカイ音にも高い音にも無い。
音が空間に響く手応え~これは耳の感覚~は有るし、楽器の微妙な抵抗は感じ取れると思うけど、力を使いやり切った感がワンフレーズ毎に有るとその感覚は微妙かも知れ無い。
問題なのは人により感じ方が違うって事。
その人の元々有る感覚と本来の心地良い吹き心地が違うかも知れ無い事。
そして、その人の感じてる常識、感じ方や考え方のプロセスが実は新しい楽な方向への上書きを邪魔して居ることが有る。
時に一番伝えたい事を心の奥に届かせる事は難しい。