こんにちは、京都でHappy kitchen storysを開催している伊藤佳世です。
「結婚して3年たちます」「5年たちます」でも妊娠しない、これって不妊症なのかな?
そんなモヤモヤを抱いてる人はいるのではないでしょうか?
不妊症かどうか検査するためにはどうすればいいのか?
そんな風に考えているのかもしれません。
残念ですが、答えは「検査などしなくても、1年、夫婦生活をしていて妊娠しない場合は不妊症です」
私も、長女を妊娠までは2年、
次男を妊娠するまでは8年、
これって間違いなく「不妊症」だったということになります。
一般に結婚を考える年齢で、避妊せず、通常の夫婦生活を送っていれば、だいたい結婚して半年で7割、1年で9割、2年で10割が妊娠するといわれています。
「避妊やめたらできちゃった」
「避妊していないとすぐ次の子ができて困っちゃった」
というのが自然なのです。
30年前には、「不妊外来」は無く、「避妊外来」があったそうです。
この不妊症が話題になるこの現代では考えられませんよね、
ところが、たった30年で子供を授かる環境は激変しました!
不妊症は病気ではなく、 症候群です。
"症候群"というのは、原因も何も関係なしに、理由は分からなくても、ある症状の人をいう言葉です。
つまり理由はどうあれ、子供できない人を「不妊症」というのです。
ご主人の側に原因がある場合もありますが、ともかく一般的には「避妊をせずに1年たっても子供ができなければ不妊症」と定義されています。
不妊症と病気の根本的な違い
一般の病気は頭が痛いとかお腹が痛いとか、どこか腫れているとか、何か症状があって、それに従って検査をし、原因が判明し、診断がつき、診断に従って治療をします。
しかし、不妊症は根本から違います。
痛みも不快感もなく、検査でわかることはあまりに少ないため、原因の特定が難しいのです。
精子も卵子も異常がないのに受精できない時もあるし、細胞分裂しないこともあります。排卵があっても、卵子が入っている袋(卵胞)の中の卵子がすでに変性していることもあります。
不妊症の原因に関しては、妊娠に至る過程の段階での何らかの障害があると想定します。それを排卵障害とかピックアップ障害、受精障害、卵管障害、着床障害といった呼び方をします。
また、卵自体の問題もあります。卵の質が落ちていて、赤ちゃんまでいけない卵、染色体異常がいっぱい発生する場合もあります。
不妊症に関しては、検査の結果は正常だったり、
仮に何か見つかっても、本当の原因までは特定できないことがほとんどです。
何かしらの原因があって、そのプロセスで障害が起きているのですが、今の医学ではまだ全部解明させていないのです。
妊娠できないのはなぜか、どこが悪いか、何が原因か、多くの方はそういうことを気にします。
そういう時、細胞の1個を考えて下さい。
細胞って何でできてますか?
細胞の材料って何でしょうか?
妊娠してから赤ちゃんが生まれるということは、
一つの細胞が細胞分裂を繰り返していくということです。
どんどん分裂していきます、それは天文学的な数値!
すごいエネルギーがいります。
もし、この時に、妊婦さんが便秘だったら?
貧血だったら?
この細胞は何を材料にどんな風に育つと思いますか?